子供のときに読んだ本って何ですか?
夏目漱石とか、江戸川乱歩とか?
はたまたリンドグレーンとかマークトゥエイン?
あたしは小さいころは本の虫でした。
もらったお年玉を引っつかんで岩波や講談社、新潮社などの本店まで行き本を買いあさってました。
残ると古本屋街で物色です。
リュックサックに買った本を詰め込んで、手には紙袋を提げて歩くんです。
今考えるとものすごい根性でした。
家に帰るとそのままソファーベッドに陣取り、うずたかく積みあがった本を片っ端から読みふけるのです。
時間があるって本当にいいわぁ。
今でも思い出すものに共通しているものがあります。
それは「食べ物」。
食い意地街道まっしぐらです。
ワイルダーの「大きな森の小さな家」のシリーズは次から次へとおいしそうなものが出てきます。
楓の木の樹液を煮詰めて作ったメープルシロップ。
さらに煮詰めてとろっとしたのをきれいな雪の上にたらしてできたメープルキャンディー。
おとうさんが豚を一匹さばいたときにもらえる尻尾の焼いたの。
熊の足の燻製、バター作りでできたバターミルク。
おかあさんが唯一遊んで食べてもいいって言ってくれるかぼちゃの料理。
ポップコーンや薄荷キャンディ、お肉にかけて食べるグレイビーソース。
うまそうなんです。
(あたしはこのシリーズの料理本まで持ってます。作ったことはないんですが・・・)
大石真氏の「チョコレート戦争」も忘れられません。
あたしはこの本で初めて「エクレール(エクレア)」を知ったんです。
友情をとるか?!クリーミーであまぁいエクレールをほおばるか?!
ケーキなんて特別なときにしか食べたことがなかったん。
エクレアを見ると思い出します。でも、ただのおいしい話ではなくって、
納得のいかないことに対して一生懸命ぶつかっていく子供の気持ちが気持ちのいいお話です。
グートルン・メブスの「日曜日のパパとママ」には甘い紅茶とサンドイッチが出てきます。
主人公の「わたし」は孤児で引き取ってくれるやさしいママを待っています。
やっと出会えたママ候補の家に遊びに行って出されるのがこの砂糖を入れた甘い紅茶。
「わたし」はそれを飲む事ができずじゅうたんに粗相をするのです。
愛されたい、嫌われたくない、独り占めしたいという「わたし」のココロの葛藤とママ候補の女性の自然な愛情表現が好きなお話です。
どうしてもこの本をもう一度読みたかったのですがタイトルがうろ覚え。
ほにゃ曜日のままとぱぱ?ぱぱとままとのほにゃ曜日?
必死にネットで探した挙句、内容を確かめるときに聞いたのがこの「甘い紅茶」のくだり。
再会出来てうれしかった1冊です。
宮沢賢治氏の「銀河鉄道の夜」。
おかあさんに角砂糖の入った牛乳を飲ませようとするんです。
そしておうちでたべるねぇさんが作ってくれたトマトでつくった料理。
でも、何よりも食べたいものは雁。
鳥を取る人が荷を解いてカムパネルラとジョバンニに足を折って食べさせてくれるあれです。
男が平べったくなってくっついている雁の黄色い足を引っ張るとすっとはがれるんです。
チョコレートよりももっとおいしいけれどというんです。
鷺を食べるには時間がかかるらしいんです。
天の川の水あかりに十日つるすか砂に三四日埋めるらしい。
水銀を蒸発さしてからたべるん。
ね、興味ありません?
まだまだありますよぅ。
「もりのへなそうる」のサンドイッチ、「チョコレート工場の秘密」のチョコバー、「おだんごぱん」のパン、「からすのぱんやさん」に出てくるいろんな種類のパン。
「たのしい川べ」のコールドチキン、「霧のむこうのふしぎな町」のお菓子、「クレヨン王国」のキューピーの御者が食べたチーズ・・・
あとねぇ、本じゃないんですけどね。
食べたくありません?がぶっと。
マンモーの肉・・・
夏目漱石とか、江戸川乱歩とか?
はたまたリンドグレーンとかマークトゥエイン?
あたしは小さいころは本の虫でした。
もらったお年玉を引っつかんで岩波や講談社、新潮社などの本店まで行き本を買いあさってました。
残ると古本屋街で物色です。
リュックサックに買った本を詰め込んで、手には紙袋を提げて歩くんです。
今考えるとものすごい根性でした。
家に帰るとそのままソファーベッドに陣取り、うずたかく積みあがった本を片っ端から読みふけるのです。
時間があるって本当にいいわぁ。
今でも思い出すものに共通しているものがあります。
それは「食べ物」。
食い意地街道まっしぐらです。
ワイルダーの「大きな森の小さな家」のシリーズは次から次へとおいしそうなものが出てきます。
楓の木の樹液を煮詰めて作ったメープルシロップ。
さらに煮詰めてとろっとしたのをきれいな雪の上にたらしてできたメープルキャンディー。
おとうさんが豚を一匹さばいたときにもらえる尻尾の焼いたの。
熊の足の燻製、バター作りでできたバターミルク。
おかあさんが唯一遊んで食べてもいいって言ってくれるかぼちゃの料理。
ポップコーンや薄荷キャンディ、お肉にかけて食べるグレイビーソース。
うまそうなんです。
(あたしはこのシリーズの料理本まで持ってます。作ったことはないんですが・・・)
大石真氏の「チョコレート戦争」も忘れられません。
あたしはこの本で初めて「エクレール(エクレア)」を知ったんです。
友情をとるか?!クリーミーであまぁいエクレールをほおばるか?!
ケーキなんて特別なときにしか食べたことがなかったん。
エクレアを見ると思い出します。でも、ただのおいしい話ではなくって、
納得のいかないことに対して一生懸命ぶつかっていく子供の気持ちが気持ちのいいお話です。
グートルン・メブスの「日曜日のパパとママ」には甘い紅茶とサンドイッチが出てきます。
主人公の「わたし」は孤児で引き取ってくれるやさしいママを待っています。
やっと出会えたママ候補の家に遊びに行って出されるのがこの砂糖を入れた甘い紅茶。
「わたし」はそれを飲む事ができずじゅうたんに粗相をするのです。
愛されたい、嫌われたくない、独り占めしたいという「わたし」のココロの葛藤とママ候補の女性の自然な愛情表現が好きなお話です。
どうしてもこの本をもう一度読みたかったのですがタイトルがうろ覚え。
ほにゃ曜日のままとぱぱ?ぱぱとままとのほにゃ曜日?
必死にネットで探した挙句、内容を確かめるときに聞いたのがこの「甘い紅茶」のくだり。
再会出来てうれしかった1冊です。
宮沢賢治氏の「銀河鉄道の夜」。
おかあさんに角砂糖の入った牛乳を飲ませようとするんです。
そしておうちでたべるねぇさんが作ってくれたトマトでつくった料理。
でも、何よりも食べたいものは雁。
鳥を取る人が荷を解いてカムパネルラとジョバンニに足を折って食べさせてくれるあれです。
男が平べったくなってくっついている雁の黄色い足を引っ張るとすっとはがれるんです。
チョコレートよりももっとおいしいけれどというんです。
鷺を食べるには時間がかかるらしいんです。
天の川の水あかりに十日つるすか砂に三四日埋めるらしい。
水銀を蒸発さしてからたべるん。
ね、興味ありません?
まだまだありますよぅ。
「もりのへなそうる」のサンドイッチ、「チョコレート工場の秘密」のチョコバー、「おだんごぱん」のパン、「からすのぱんやさん」に出てくるいろんな種類のパン。
「たのしい川べ」のコールドチキン、「霧のむこうのふしぎな町」のお菓子、「クレヨン王国」のキューピーの御者が食べたチーズ・・・
あとねぇ、本じゃないんですけどね。
食べたくありません?がぶっと。
マンモーの肉・・・
中学の頃読んだ「罪と罰」でラスコーリニコフが食べようとしていた(確か)黒パンと野菜スープに憧れたなー。何かいかにもロシアの貧乏学生の食事でさー、んでその中に、ある種のナルシスティックなかっこよさを見出しちゃって(笑)
しばらくマイブームでした。ハイ
おかげで、かならずエクレアを所望する人間になりました
あれよんでそうならないヒトなんているんでしょうか・・・
こんばんもまたよろしゅうです
眠れない女・Hらら
「罪と罰」ですかぁ。
さすがはLOVINさんっぽい選出だわぁ。
切り詰めた中にある価値観と美しさがありますよねぇ。
さすがにうっすい味噌汁のなかにシジミを2粒発見して喜んでつまもうとしたら自分の目が映っていただけって言うのはあんまり美しさはないっすねぇ。
> Hららさん
今のあなたにはもうエクレアだろうがシュークリームだろうが望むものをすべて差し上げたい・・・
そこまでなぜにご自分を追い込むのか!
はたまた追い込まれてしまったのか!
右手の具合はいかがでしょうか。
すべてが終わったら「眠らせない女」になって飲み明かしましょうね!
本は自分も中毒です。
小学校の低学年の頃、「ホームズ」が読みたくて、図書館の本だけでは飽き足らず、ついには、文庫本を買ってきてもらって、親に漢和辞典と国語辞典の引き方を教わって、1冊一ヵ月位かけて読んでました。いまでも枕もとにはうず高く本の山が・・・。習慣の力は恐ろしいですね。
本にも「食事物」のジャンルは確かにありますね。
漫画でも「中華一番」・「味っ子」。「美味しんぼ」とか1大ジャンルですし、村上春樹氏なども良く小説の中で作って食べてますし。
小説の中でとてもおいしそ~と思ったのは、「シマロン・ローズ」等を著した「ジェームズ・リー・パーク」氏の一連の小説です。やたら、外で食べるシーンが出てきますが、これが全部外の空気と一緒になって、とてもうまそうなのです。
おいしそうに書く作者は、絶対くいしんぼです。
自分はそう確信してます。
激務だったんですね。お体は大丈夫ですか?
ホームズ好きな小学生、かっこいいなぁ。
ドイルは結構読みましたが怖くてなかなか読めなかった記憶が。
そうですねぇ、食いしん坊だと思います!
村上氏も開高健氏も池波正太郎氏も森茉莉氏も嵐山光三郎氏も・・・
みんなおいしそうですよねぇ。
海外の小説の中で大抵のものに出てくる「レモネード」。
あれも気になる一品でした。
シマロン・ローズ。読んでみますー!