Caf´eにて

2006-10-25 08:51:37 | 願い

  今日もまちぼうけ  

さわやかな日差しのなかで
エスニックな音楽がけだるく流れる
  空で小鳥が囁いている
 “誰を 待っているのかしら?”
 “決まっているさ 恋人さ”

仕方がないので 絵を描き始める
風の悪戯で 紙がめくれて飛んだ
  空の小鳥が舞い降りる
 “何を 描いているのかしら?”
 “決まっているさ 恋人さ”

店には甘いシナモンの薫りが漂い
髪が乱れるままに 風を目で追う
  イスの背で小鳥が囁く
 “何を 考えているのかしら?”
 “決まっているさ 恋人さ”

遠く見つめた目に 何か塵がはいる
首をもたげると そっとうつ伏した
  小鳥は即興の歌を歌う
 “心で泣いてしまったのかしら?”
 “分からないさ 恋人だろう”

今日もまちぼうけ 恋人は旅立った
目尻の涙を両の指先が そっとなぞる
  小鳥は絶句して歌をやめる
 “次の希望は見つかるのかしら?”
 “分からないさ 恋人だもの”

分からないさ僕たちには だが歌おう
今日もまちぼうけの みんなに !!
風に乗せ 遠くの恋人にまで 歌おう
幸せの歌を 傷ついた恋人達のために

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沈黙の誓い

2006-10-12 20:52:11 | 驚き

   ふたりの絆 指文字

唯一離す手段だった指文字それは

遠くスペインの修道女が生み出した

悲しくも沈黙の誓いの為のものでした 

1887年6歳のヘレンと20歳のサリヴァン

運命の出会いをしその後わずか半年で点字の

手紙を書くまでに成長しその後の活躍は

現代の我々もよく知るところとなるのです

 

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