予告を観たときから気になっていた作品。
トム・クルーズ、キャメロン・ディアス共演のロマンチック・コメディ・アクションです。

ナイト&デイ KNIGHT&DAY
トム・クルーズの胡散臭い笑顔が満喫できる楽しい作品。
他のアクションスターだったら?とちょっと想像しながら観ていたのですが、他の人ではこの感じはやっぱり出ないよなーと思えます。
トム・クルーズのえくぼのあるさわやかーでまじめそーで、でもやっぱりどこか張り付いたようなうさんくさい笑顔が、「頭がイカレて逃げ出した」といわれているスパイにぴったり。
ほんとはそうじゃないんだけど、でも、そんなふうにもみえるし、ひょっとして?という感じが絶妙です。
そんなに笑顔って、ヘンだぞ、トム!
キャメロン・ディアスもキャーキャー言いながら逃げるところや、ぱっくり口が開いた笑顔がわざとらしすぎないコメディエンヌぶりでいい感じ。
キャメロン・ディアスをまともに観たのは初めてのような気がします。
ブライドメイドの黄色いドレスにブーツで走って逃げていくところなんかは、衣装の場違いさや必死さもふくめてとてもかわいくて可笑しい。
体も動くしねー。すごいねー。キャメロン・ディアス。
頭を使わず、肩も凝らずに楽しめるアクション・コメディ。
銃を撃って、弾が当たって、当たり所が悪ければ死んでしまうとかの当たり前のことをしばし忘れてしまいます。
眠らされている間に南の島からヨーロッパまで大移動!なんていう展開なので、そういうことは他の映画に任せておいて、という気分。
冒頭の飛行機の中でのシーンなどは作りこまれたアクションシーン。
トムと追手の乱闘の間、キャメロンのほうは化粧室でトムに迫る気まんまんで(この時点では)化粧を直していたりします。
うーん。素晴らしくコメディ的。
ある程度、ああ知ってるこの感じというところがあるので、安心感こみ、ぴたぴたはまる感じの楽しさも味わえます。
いままで、トム・クルーズにもキャメロン・ディアスにもさほど心ひかれもせずきましたが、この作品は観てよかった。
コメディでアクションでロマンス(でもエロくはない)ですから、てんこもり。
さくっと楽しんで、さくっと映画館を出てこられます。
それに、このふたり、もう若くないベテランさんたちですよね。
二人とも40代?
体を鍛えていて、もちろんオナカなんかもでてないし、腹筋なんかもうっすら割れているのですけれど、それでも全体的なスタイルのシャープさは、いくら彼らでも過去のもののようです。
安心するなぁ。
映画俳優でもキープできない部分があるんだから、何もしていない私がたるむのは当たり前だな。うん。
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