これは一応確認しておかないとね、と観に行きました。
宇宙兄弟
監督:森義隆
出演:小栗旬/岡田将生/麻生久美子/濱田岳/新井浩文
堤真一/吹越満
野口総一/バズ・オルドリン
確認しないとね、と思っているくらいですから、決してハードルは高く設定していなかったと思うのですよ。
期待値も0です、当然。
それでも、原作『宇宙兄弟』の映画化だと思うとやっぱりがっかりです。
一緒に行ったるいちゃんの開口一番のぶったぎりようをみると、全然ダメくらいの勢いです。
るいちゃん、ご立腹。
それもそうかなと思います。
何がダメって、シャロンの存在を抜いちゃダメよ。
でも、私、けっこう楽しんで観てきてしまいました。
いい感じに、原作の詳細を忘れていたからかも。
目新しくはないのですけれど、最初の宇宙開発の歴史高速ダイジェスト、ガガーリンとか、ケネディの会見シーンとか、アポロとか、1969年月面着陸とかが画面を流れていくだけで、なんだかもう楽しくなってしまうんですよ。
打ち上げシーンの轟音だけでもうれしい。
やっぱり上昇していくロケットをみると、「行けーっ」って思っちゃうし。
原作を離れればOKなんです。
JAXAもNASAもたっぷり協力してくれてるなぁと実感できます。
月面も、私には十分月面っぽかったし。
権田原さんの1票の場面とか、なんといっても、オルドリンの場面は宇宙を目指すことのプロモーション映画として、わかりやすくて好きです。
バズ・オルドリンのおじいちゃんっぷりをみるたび、もともと12人しかいないMoon Walkerたちは、もう80代、70代で、月を歩いた人たちはそのうち誰もいなくなってしまうんだと、猛烈にさびしくなります。
あの後、だれも行ってないってことは、月にはアメリカの旗以外は立ったことがないのですよね。
最後の月面に日の丸。ちょっとドキドキしましたわ。蛇足だろ、とは思いつつ。
国際宇宙ステーション建設のほうが有意義なのはわかるんですけどね。うん。
というわけで、宇宙への思いMAX、兄ムッちゃんの弟への思いもMAXの場面(あのアップの時の背景は、なんですかね。ウソくさいほどの青空でしたが、あれは、なんでしょう。)としてもピークの打ち上げシーン。
実は、作品の盛り上がりのピークだったみたいで、ほんとなら、ここまでは小手調べ、こっからよ、というところだと思うのですけれども、後はぐずぐずと。
月での事故のエピソードなんて、原作であんなに泣いたのに涙はどこへ行った?!というくらいでしたからねぇ。
たっぷり人のつながりのエピソードを含んだ原作と違って、月の事故のエピソードも、試験のエピソードも、どうにもコクもないものになってしまったなぁと思わずにはいられません。
映画は時間が短いですから仕方ないのはわかるんですけど、映画をきっかけにこれから原作を読む人がうらやましくして仕方ないです。
きっと、うんと楽しめる。
これでも、原作と映画は別物とは常々自分に言い聞かせてはいるのです。
でもねぇ、キャストも…。
主演二人もどうかと思いますが、ケンジとか、溝口さんとか、正直、どちらさま?って感じなのではないでしょうか。
えっ、ケンジなの?って感じ。
井上くんがミュージカル界の王子様なのだと、いくら私が力説しようとも、蚊ほどの威力もないわけです。
いったいどういう経緯でケンジに井上くん?
言い始めたら、どの役もそうで、堀内敬子さんだけ妙に違和感ないなーと思ったら、原作にはいないし。
というわけで。
作ってる人たちもあの「宇宙兄弟」をつくろうと思ったわけじゃなくて、別の「宇宙兄弟」を作ろうとしたんだ、くらいに考えるほうがいいんだろうとと思います。
薄いエピソードもキャストも仕方がないんです。2時間しかないんだもん。
宇宙をめざす兄弟の話。
ざくっと、それだけを思うならいけます。
そう思って観る映画なんです、きっと。
参加しています。地味に…。
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なんなんだよ~ふざけんなよぉ~(泣)全てにおいて雑すぎなんだよ。
良かったのはオープニングだけ。日々人の英語の下手さにガッカリ。お母さんが森下愛子のところで完全に観る気なくした。
シャロンがいなきゃダメじゃん!!UFOにばっかりこだわってたけど、別に二人が宇宙飛行士目指したのはUFOのせいだけじゃないからな!?
グリーンカードだってあれじゃ全然意味わかんないし、やっさんなんか性格悪いちっちゃい関西人で終わりじゃんかー!誰ひとり魅力的に描けてなくて台無し。
日々人の事故もムッちゃんがいたから助かったのに、月に向かって走らせて転ばせて叫ばせて終わりかよ。日々人が自力で帰還かよ。
極めつけはラストだ!!なに勝手なことしてくれちゃってんの!?あ~もう悲しい。
ごめんね、きしちゃん。書きすぎたよ…でもこんなんじゃ足りないんだよ…
だよね?!
>日々人が自力で帰還かよ。
だよねぇ。
もっと書いてもいいのに(笑)
お母さんが森下愛子のところで…って、最初も最初だ。
るいちゃん、2時間お疲れさま。