映画「雨月物語」 ～喰わず嫌いはよくない?

先日、サブスクでの提供映画はこの「雨月物語」が
出ていました。
無料ですので、この際に見たいのですが「雨月」の
題名が重いし、一寸気がすすみませんでした。

原作は上田秋成～なんたって古い、、後で江戸後期
というのがわかりました、ついでに「雨月」とは、
>雨がやんで月がおぼろに見える夜に～雨もやいの
お月様がある頃に? 編成・出筆もされたとか。。
何か「怪異」な現象でも現れそうです。
中学か高校の時に本は手にとってあきらめた経緯も
あります。

今回、映画ポスターは京マチ子さんのやはり何か怪
しい様のポスターでした。
しかし、せっかくですので視聴することにしました。
びっくりしました、最近もよく見るわれらが郷里の
田中絹代さんも主演だし、あのポスターの男優は
何と森雅之さん　(「浮き雲」「恋文」「風船」など
見る) ではないですか。。もちろん主演。

映画鑑賞後の感想です。溝口健二という監督はすば
らしい、あの時分にあんな大掛かりで、どうして
撮影したのかと思わせるほどです。(人を何百何千
人エキストラ?いくらの出役? ～下世話ですが)
戦争は大きくても小さくても平民にああいうかたち
で人権もなく襲うのかと如実に?にわかる映画です。
京マチ子さん演ずる状況、あれはけっしてバケ物
(きれいでした)ではないと思いましたね。(後で
焼け跡がありましたし。。)

や～われらが郷里の田中絹代さんはここでも矍しゃく
とした人格が必要な位置を占められる女優さんでした。
　よかったぁ　(^_^.)