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カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

075「跳」より ・ 韋駄天

2014-09-20 21:44:11 | 和モノ好きさんに100のお題
 徒競走やマラソンなど、人目がある場所でで走る時は、動かす手足が物凄く重く感じられて全く速度が出せない。だからいつもビリに近いのだが、本当に時々、特に夜の道で、何かが「外れた」感覚と共に凄く早く走れるときがある。
 そんなときに人間とすれ違うと、僕に背後から不意に追い越された相手が驚いたように周囲を見回し、もう一度前を向いた時には視界から消えているのだ。
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