チョキで殴るぞ!

自分のことは棚に上げ、他人には一言つっこまずにはいられない、 わがまま“びっきい”によるツッコミ短歌ブログです。

じゃんけんで無敗を誇るチャンピオンに勝ってしまったオレの処遇は?

2007-09-18 05:54:40 | インポート
じゃんけんで一度も負けたことのない人が
この世の中にいるとするならば、
じゃんけんをやったことのない
0歳児くらいのもんでしょうね。
勝つこともあれば、負けることもある。
じゃんけんは人生の縮図じゃけんのう。
と、いきなり菅原文太さん登場! 

文太さんにはお引き取り願いまして、
流れをぶった切って続けたいと思います。
スポーツ選手にしろ、政治家にしろ、
負けを知らない人ってのはダメだね。
偶然勝ってるだけかもしれないのに、
おごり高ぶってる姿は実に見苦しい。
挫折や敗北を経験することで、
初めて弱者の気持ちが理解でき、
人間としてひと回り成長できるんですよ。

昨日、閉幕した柔道世界選手権。
理解に苦しむ判定もありましたし、
日本勢は苦戦を強いられましたね。
そんな厳しい状況で迎えた最終日。
女子48キロ級の谷亮子選手。
女子無差別級の塚田真希選手。
男子無差別級の棟田康幸選手。
3選手が見事に優勝を飾りました。
谷選手は出産のブランクを微塵も感じさせず、
公言通り「ママでも金」を勝ち取りましたが、
そのうち「ババでも金」とか言い出しそうだ。

先ごろ行われた国際柔道連盟の総会で、
山下泰裕氏が改選により理事の座を失うなど、
日本柔道界には逆風が吹きまくってます。
日本の国技である柔道はこの先、
ヨーロッパ主導のプロスポーツとして
変容を遂げるのかもしれません。
世界的な大きな流れには逆らえませんが、
棟田選手に代表されるような
相手への気づかいとお辞儀の仕方だけは、
どの国の選手にも見習ってほしいですね。
礼儀を重んじる柔道の本家として、
これだけは絶対に言わせてもらいたい。

しかし、こうした苦境を打破するためには、
やはり日本人選手がよりいっそう活躍して、
国際的にアピールしていくしかありません。
今大会2回戦で苦杯をなめた
井上康生選手と鈴木桂治選手。
彼らがこの悔しさをバネにして、
北京五輪で好成績を残してくれることに、
心の底から期待しています。
私も北京ではハンサム級での優勝を狙い、
顔面の乱取りに打ち込みたいと思いますよ。
ウリャリャリャリャーッ、ハイ、スマイル!