チョキで殴るぞ!

自分のことは棚に上げ、他人には一言つっこまずにはいられない、 わがまま“びっきい”によるツッコミ短歌ブログです。

はにかんだその表情はやめてくれ 思ってるほどイケてないから

2006-10-18 05:49:46 | インポート
本日はプチ・カミングアウトいたします。

私は小さいころから
視力が相当悪かったもので、
自分がいったいどんな顔をしてるのか、
鏡を見てもよくわからなかったんですよ。
そもそも自分自身に興味がなかったし。
したがって、周囲の目を気にすることも
ほとんどありませんでした。

ところが、中学生の時に
黒板の字が見えず勉強に支障があるからと、
やむなくメガネを買ってもらったのです。
初めてクリアに見えた世界。
そこは恐怖に満ちていました。
見えない恐怖ならぬ、見える恐怖。
そして、鏡に面と向かった時、
私は自分の風貌に失望しました。
今までこんなツラをさらしていたのかと…。

まあ、見慣れてしまったら
そんなに醜悪だということもないし、
少しは開き直ることができましたよ。
しかし、この当時の私は、
“イグアナの息子”状態だったワケですね。

容姿コンプレックスは現在も尾を引き、
鏡の前に立つと目をそらしたくなります。
なんかうっとうしいんですよ。
卑屈で疎ましい自分という存在が、
鏡へリアルに投影されてしまうみたいで。
公の場などで人の視線を感じると、
さげすまされてるような気分になりますし。

いっそ覆面レスラーとして
生きていくことも考えましたが、
コブラツイストの苦痛を想像すると
今の方がマシだと思い、今日に至りました。
最近は己の存在を“エア自分”と信じ込むことで、
空気のように生きていこうと思ってます。
あと、忘れちゃいけない。
ナルシストのツメの垢でも煎じて飲まなくちゃな。