心ならずも前回の更新からひどく時が経ってしまった。こんなに間があいてしまったのはブログを開設してからなかったことである。
その理由を書こうか書くまいか、非常に悩んだ。単にスマホに換えてアナログ人間の私は使いこなせなかったとだけ書いて再開しても支障はないのだけれどやはり私の胸だけにしまっておくには大きすぎる…
前回の更新のすぐ後、私は飛び降り自殺の現場を見てしまった。打合せに向かって歩いていて「ドスン」という大きく、鈍い音を聞いて振り向いたらそれまできれいだった歩道にガラスが散らばり、血に染まっていたのである。
大きな病院の近くだったので直ぐに救急車が来たが、その間、私は何もできず、というか、呆けたように何も考えられず立ち尽くしてしまったのだ。
誰かが「即死らしい」と言うのを聞いて初めて我にかえったように思う。ショックやら無力感やら無常感やらがごちゃ混ぜになって一遍に襲ってきた。
それから何日も悪夢にうなされた。よく眠れない日が続き、病院に行こうかと思っていた時、今度は目の前で自転車がトラックに跳ねられるのを見た。その時、私は仕事である音楽家と一緒だったのだが、彼女が「確か隣のビルにはAEDがあるはず…」とテキパキ周りに指示を出すのを横目にまたもや私は呆然自失で何もできなかった。
救急隊員が着いて「どうやら助かりそうよ」と彼女が言うのを聞き、自分の弱さや情けなさが許せなくなった。
それからだいぶ経つが、未だに頭の中が整理できずにいる
その理由を書こうか書くまいか、非常に悩んだ。単にスマホに換えてアナログ人間の私は使いこなせなかったとだけ書いて再開しても支障はないのだけれどやはり私の胸だけにしまっておくには大きすぎる…
前回の更新のすぐ後、私は飛び降り自殺の現場を見てしまった。打合せに向かって歩いていて「ドスン」という大きく、鈍い音を聞いて振り向いたらそれまできれいだった歩道にガラスが散らばり、血に染まっていたのである。
大きな病院の近くだったので直ぐに救急車が来たが、その間、私は何もできず、というか、呆けたように何も考えられず立ち尽くしてしまったのだ。
誰かが「即死らしい」と言うのを聞いて初めて我にかえったように思う。ショックやら無力感やら無常感やらがごちゃ混ぜになって一遍に襲ってきた。
それから何日も悪夢にうなされた。よく眠れない日が続き、病院に行こうかと思っていた時、今度は目の前で自転車がトラックに跳ねられるのを見た。その時、私は仕事である音楽家と一緒だったのだが、彼女が「確か隣のビルにはAEDがあるはず…」とテキパキ周りに指示を出すのを横目にまたもや私は呆然自失で何もできなかった。
救急隊員が着いて「どうやら助かりそうよ」と彼女が言うのを聞き、自分の弱さや情けなさが許せなくなった。
それからだいぶ経つが、未だに頭の中が整理できずにいる