ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

時の女神に愛された男

2005-10-30 23:08:11 | 漫画・映画・その他趣味
10月30日(日)、今日でサマータイムが終わりを告げた。
夜中、いつの間に時計の針は1時間戻っていたのか。その瞬間を見たかった。
これで日本との時差は5時間→6時間に。

それが原因という訳では全然無いが、今日は非常にグウタラに1日を過ごした。
きっと今週のロシア人との連戦で疲れたのだろう。
昼まで寝、夕方も寝、夜も漫画「沈黙の艦隊」を読んでゴロゴロ。
せっかくの日曜日にもったいないとお嘆きの方もいらっしゃるかもしれないが、
このゴロゴロは非常に至福のときでもあるのだ。
ラフマニノフのピアノ協奏曲をかけながら、眠くなったら横になる。
喉が渇いたらお茶を飲み、お腹がすいたらうどんでも作る。
たまにこういうのをやらないと、動き回ってばかりでもえらいからね。

ということで特筆すべきことは無いが、せっかくなので趣味の一端を少し書く。
このブログでバリバリ書いている通り、テニスは一番の趣味だが、
一応某スポーツマスコミ系で働いていたこともあり、スポーツ全般見るのは好き。
その時に見た競馬にも魅了され、知識は浅いながらも日本ではちょくちょく買っていた。
一応通算ではちょっとプラスか?(競馬だけなら)
他にものすごく好きなものに漫画がある。思えば最も長く趣味にしてる。
一番をあげるのは難しいが、中でも好きなものベスト5を下に羅列する。
・ジョジョの奇妙な冒険(ストーン・オーシャン、スティール・ボール・ラン含む)
・コータローまかりとおる!
・ONE PIECE
・H2
・風の谷のナウシカ
熱い漢達の物語が大好きだ。大体800冊近くあると思われるがその中では上5作品が抜群。
単行本を持ってないものでもスラムダンクとカメレオンは色んな意味で熱いから好き。

映画も一時期好きだった。トム・クルーズとアル・パチーノは最高。
・ミッション・インポッシブル
・フェイク(原題=Donnie Brasco)
・トラフィック
・ユージュアル・サスペクツ
・X-MEN(1&2)
他にもいっぱい挙げたいが何度見ても、という事なら間違いなくこれがベスト5。

後はジャンルを越えて人生の指針となるものとして『銀河英雄伝説』がある。
アニメは漫画を越えられないと勝手に思っていた俺の心を打ち砕いたアニメだ。
全編に散りばめられたクラシックが最高の演出をし、
舞台となる宇宙で漢達が各々の命を、いや矜持をかけてぶつかり合う。
銀英伝を見て実際にこの様な漢になりたいと思い、人生の選択をした者は他にもいるはず。
(いねえか?)
『ならばお前も、国を奪ってみよ』(分かる人だけ分かってくれぃ)
この精神で頑張って行きたい。
↑それなら一日中グウタラしとんな!という突っ込みは敢えて無しで。

永遠の夜の中で

2005-10-30 01:43:54 | モスクワ留学記
土曜日午後4時半、寮の前を通る大通りに迎えに来てくれた車に乗ってゴーシャの家へ。
車はフォード。家はユーゴ・ザーパットナヤ駅から車で10~15分程のところにあった。

このゴーシャと言う人はモスクワ大学でスペイン語を教えている人で、
10月4日(火)、同じクラスの女性陣が日本語で話しかけているところを見つけて、
走ってやってきたという日本大好きなロシア人。
実際日本語を習い始めて3ヶ月だというのに、かなりの日常会話も出来る。
年は30代後半くらいだろうか?頭は少し薄いが心は熱い。
奥さんは美貌のスペイン人で4ヶ国語出来る言語学者。これまた才女だ。

家は新興住宅地のマンションの1階。入ってみるととても綺麗な廊下。
台所は日本の新しい家と見まごうばかりのシステムキッチン。
書斎のような場所には勉強机に大画面(20インチ以上はあった)のパソコン。
お、お金持ちだ。

全員でサラダを用意、茹でてあったジャガイモや人参、玉子を混ぜてスメタナで味付け。
他にパン、チーズ、同期の女の子達が持参した焼き鳥風と牛肉ごぼう。
お酒はワイン、マティーニ、ポリャンカ(スペイン・バスクのお酒)。
すこし早めの夕食を囲みながら話が弾む。
スペインで撮ったという写真を見せてもらうと、幻想的な郊外の森や、
マドリッドの裏通りなど、CMの「プライスレス」で出てきそうな風景が。
写真が趣味で、かなり凝った撮り方をしていた。ちょっと羨ましい。
ゴーシャはやはり日本が好きらしく、お返しにこちらの写真を見せると色々聞いてきた。
長崎、広島、熊野、大阪、奈良、伊勢、東京で撮った写真を少しづつもって行ったのだが、
全てに行きたいといっていた。いや、日本人でも全て回るのは骨が折れますよ。
食事が一段落すると今度はゴーシャに日本の童謡講座。
「通りゃんせ」「赤蜻蛉」の歌詞の意味を教えて欲しいという。
だから誰だ!こんな難しい童謡をロシア人に教える奴は!
日本人でも子供時代に歌詞の意味を知らずに歌っているだけで、解釈は色々。
それを何故と聞かれても非常に答えに窮するのですよ。
例えば「いきはよいよい、帰りは怖い~」とかね。

次は居間に行ってゴーシャの趣味、楽器演奏。この人楽器を無数に持っている。
アコギ、フルート、バラバンカという太鼓、オカリナ、名も知らぬラテン系の無数の楽器。
無茶苦茶上手い!という訳ではないが、ロシア語やスペイン語の歌と併せると、
とてもよい雰囲気。特にラテン系の歌はノリがすごく良くて気に入った。
ロシアの歌より気に入ったというと、ゴーシャは笑っていた。

またキッチンに戻り、デザートのケーキやクルミを食べながら紅茶。
時間を忘れて話していたら12時を回っていた。
時間を忘れてこれだけ話が出来たのはとても素晴らしい。
日本語とロシア語の比率は日本語のが高かった気もするけど・・・
ゴーシャの人柄と話題の豊富さも寄与しているでしょう。
時間的にさすがにこちらからおいとまを告げなければ、と皿などの片付けに入る。
今日は奥さんがスペインに帰省していて1人らしく、ゴーシャは少し寂しそう。
でも何時までも居る訳にもいかんしね。
ラスト、メルアドを交換する。日本の童謡や昔話がもっと知りたいらしく、
テキスト形式で読めるものを教えて欲しいのだそうだ。
ゴーシャのパソコンでは日本語直接入力が出来ないので、帰って調べて送ると約束。
満足してくれるサイトが見つかるだろうか?

帰り、再びフォードで寮の前まで送ってもらって別れを告げる。
次回は水曜日の夜に訪問することになりそうだ。