デビス・カップ準決勝、ロシアvsアメリカ 2日目
(モスクワ、オリンピックスタジアム、クレー)
9月23日午後2時開始。
B.BRYAN & M.BRYAN (USA) 6 6 6
TURSUNOV & YOUZHNY (RUS) 3 4 2
初日を2連勝で終えたロシアだが、2日目のダブルスではトゥルスノフ&ユーズニーが、
今季GS2冠、世界ランク№1のブライアン兄弟にストレートで敗北。
ブライアン兄弟はさすがの強さ。トゥルスノフはサービス、リターン共に良く、
ユーズニーも前日の快勝の勢いもあり調子は悪くなさそうだったが、
1+1が2にならないところがダブルスの醍醐味か。
ロシアチームはネットでのミスが多く、逆にブライアン兄弟は積極的にネットをとって、
鋭角の深いボレーを素晴らしいタッチで決めていた。終わってみれば圧勝で、
決着は最終日まで持ち越された。(俺もそれを願っていた)
デビス・カップ準決勝、ロシアvsアメリカ 最終日
(モスクワ、オリンピックスタジアム、クレー)
9月24日午後1開始。
TURSUNOV (RUS) 6 6 5 3 17
RODDICK (USA) 3 4 7 6 15
試合開始から飛ばしまくるトゥルスノフは、ストロークが面白いようにラインを捉え、
ロディックはなす術なく立ち尽くすシーンが目立った。
ロディックは1stサービス確率70%、対するトゥルスノフは45%そこそこながら、
序盤2セットで相手を圧倒したのはこのストローク戦で完全に優位に立っていたから。
もちろん苦手なサーフェスに原因もあるかもしれないが、
ロディックはほとんどネットに出ることが出来ず、
逆にベースライン後方に押されっぱなしの苦しいプレーが続いた。
2セットダウンのロディックが、追い込まれた3rdセット終盤でようやくブレイク。
そこからカムバックを果たし試合が面白くなってきたところで4thセットも奪取。
サービスゲームも2ndセット第9ゲーム以降は相手にブレイクポイントも与えず、
完全に流れはロディックに傾いたかに見えた。
そして迎えたFinalセット第11ゲーム。多少ミスが多くなり始めたトゥルスノフを攻め、
ロディックが1ブレイクUP!試合は決まったかに思えた。
第12ゲームはロディックのサービングforマッチ。
ここまではある程度予想できないでもない展開。
頭の中では既に最終第5戦のサフィンを応援する気持ちで一杯だった。
しかし!
この後さらに20ゲームも試合が続くとは一体誰が予想しえたであろうか!?
デビス・カップはFinalセットはタイブレイクがない。
延々続くキープの応酬。
第12ゲーム以降、終了までの間にお互いの間にあったブレイクポイントは、
第24ゲームのロディックのサービスでの3つのみ。
15-40で2つ、デュース後の1つのマッチポイントをいずれもサービスウィナーで切り抜けると、
ピンチの後にはチャンスあり。続く第25ゲームのトゥルスノフ・サービスは、
40-0からデュースまで追い上げた。
思えばロディックにとっては此処が最後のチャンスだったのかもしれない。
その後は両者ともに多くのポイントがサービスウィナーで決まり、
(恐らく体力的にラリーを追うのがきつかったからだと思われるが)
相手のミスに付け込む隙を窺う状態。
その隙は第32ゲーム、サービスを打つロディック側に現れた。
最初のポイントをこの日2本目となるWフォルト(此処に至ってこの少なさ!)で落とすと、
次のポイントはサービス&ボレーで果敢に攻めるもボレーがアウト。
サービス力で30-30まで戻すも、次のポイントはトゥルスノフに。
通算4本目のマッチポイント。
最後、此処が決め所と踏んだトゥルスノフが渾身のフォアハンド、
ネットに寄せるロディックのフォアサイドを見事パッシングで抜き、
試合時間計4時間48分、Finalセットだけでも32ゲーム・2時間14分の
歴史に残る接戦にようやく終止符を打った。
ちなみに消化試合となったサフィンvsブレークの試合は、
お互い微妙なモチベーションの中7-5、7-6でブレイクが勝利した。
ロシアはこれで決勝進出、12月1~3日決勝の舞台で、アルゼンチンを迎え撃つことになる。
会場は同じオリンピックスタジアムだろうか?
勿論たとえ開催地がペテルブルクだろうと、3日間すべて観戦に行くだろう。
誰だってそうする、俺だってそうする。
今回は最高の試合が観れた。最高の結果が訪れた。
感動を与えてくれた2国の選手に、マラッツィ。
(モスクワ、オリンピックスタジアム、クレー)
9月23日午後2時開始。
B.BRYAN & M.BRYAN (USA) 6 6 6
TURSUNOV & YOUZHNY (RUS) 3 4 2
初日を2連勝で終えたロシアだが、2日目のダブルスではトゥルスノフ&ユーズニーが、
今季GS2冠、世界ランク№1のブライアン兄弟にストレートで敗北。
ブライアン兄弟はさすがの強さ。トゥルスノフはサービス、リターン共に良く、
ユーズニーも前日の快勝の勢いもあり調子は悪くなさそうだったが、
1+1が2にならないところがダブルスの醍醐味か。
ロシアチームはネットでのミスが多く、逆にブライアン兄弟は積極的にネットをとって、
鋭角の深いボレーを素晴らしいタッチで決めていた。終わってみれば圧勝で、
決着は最終日まで持ち越された。(俺もそれを願っていた)
デビス・カップ準決勝、ロシアvsアメリカ 最終日
(モスクワ、オリンピックスタジアム、クレー)
9月24日午後1開始。
TURSUNOV (RUS) 6 6 5 3 17
RODDICK (USA) 3 4 7 6 15
試合開始から飛ばしまくるトゥルスノフは、ストロークが面白いようにラインを捉え、
ロディックはなす術なく立ち尽くすシーンが目立った。
ロディックは1stサービス確率70%、対するトゥルスノフは45%そこそこながら、
序盤2セットで相手を圧倒したのはこのストローク戦で完全に優位に立っていたから。
もちろん苦手なサーフェスに原因もあるかもしれないが、
ロディックはほとんどネットに出ることが出来ず、
逆にベースライン後方に押されっぱなしの苦しいプレーが続いた。
2セットダウンのロディックが、追い込まれた3rdセット終盤でようやくブレイク。
そこからカムバックを果たし試合が面白くなってきたところで4thセットも奪取。
サービスゲームも2ndセット第9ゲーム以降は相手にブレイクポイントも与えず、
完全に流れはロディックに傾いたかに見えた。
そして迎えたFinalセット第11ゲーム。多少ミスが多くなり始めたトゥルスノフを攻め、
ロディックが1ブレイクUP!試合は決まったかに思えた。
第12ゲームはロディックのサービングforマッチ。
ここまではある程度予想できないでもない展開。
頭の中では既に最終第5戦のサフィンを応援する気持ちで一杯だった。
しかし!
この後さらに20ゲームも試合が続くとは一体誰が予想しえたであろうか!?
デビス・カップはFinalセットはタイブレイクがない。
延々続くキープの応酬。
第12ゲーム以降、終了までの間にお互いの間にあったブレイクポイントは、
第24ゲームのロディックのサービスでの3つのみ。
15-40で2つ、デュース後の1つのマッチポイントをいずれもサービスウィナーで切り抜けると、
ピンチの後にはチャンスあり。続く第25ゲームのトゥルスノフ・サービスは、
40-0からデュースまで追い上げた。
思えばロディックにとっては此処が最後のチャンスだったのかもしれない。
その後は両者ともに多くのポイントがサービスウィナーで決まり、
(恐らく体力的にラリーを追うのがきつかったからだと思われるが)
相手のミスに付け込む隙を窺う状態。
その隙は第32ゲーム、サービスを打つロディック側に現れた。
最初のポイントをこの日2本目となるWフォルト(此処に至ってこの少なさ!)で落とすと、
次のポイントはサービス&ボレーで果敢に攻めるもボレーがアウト。
サービス力で30-30まで戻すも、次のポイントはトゥルスノフに。
通算4本目のマッチポイント。
最後、此処が決め所と踏んだトゥルスノフが渾身のフォアハンド、
ネットに寄せるロディックのフォアサイドを見事パッシングで抜き、
試合時間計4時間48分、Finalセットだけでも32ゲーム・2時間14分の
歴史に残る接戦にようやく終止符を打った。
ちなみに消化試合となったサフィンvsブレークの試合は、
お互い微妙なモチベーションの中7-5、7-6でブレイクが勝利した。
ロシアはこれで決勝進出、12月1~3日決勝の舞台で、アルゼンチンを迎え撃つことになる。
会場は同じオリンピックスタジアムだろうか?
勿論たとえ開催地がペテルブルクだろうと、3日間すべて観戦に行くだろう。
誰だってそうする、俺だってそうする。
今回は最高の試合が観れた。最高の結果が訪れた。
感動を与えてくれた2国の選手に、マラッツィ。