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大相撲 7月場所(2019年) 9日目 奄美力士星取表(十両以上)詳細図説 横綱鶴竜(9勝0敗) 寄り切り ●明生(0勝3敗)

2019年07月15日 | 大相撲
 
 
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳 7/24生
7月 東前4 ******O%*     2勝7敗
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO*O 10勝5敗 
3月 西前11*OO***OOOOOOO** 9勝6敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
 
横綱鶴竜(9勝0敗) 寄り切り ●明生(0勝3敗)
 
 
奄美力士の横綱戦は、いつ以来のことだろう。それも結び。
前の一番で逸ノ城が白鵬、相撲を取らさず圧勝して土をつけた。
三日目に明生(0勝3敗)○逸ノ城を土俵際まで追い詰める善戦をみせた。
生放送、もしやの期待に緑茶をのんで、見入った。が、完敗。
横綱の強さと巧さに明生も舌をまいたハズだ。
横綱の強さって本当だろうか?と子どものころから、いつしか思うように
なって、このブログを書くまで相撲から遠ざかってN十年。
やはり横綱は強かった。
 
横綱は、動かない。手捌きなどしない、どうでも受けてたつ気合だ。
 
立った瞬間に、前まわしを取った。横綱の方が頭も腰も低い。
この瞬間、勝負あったという一枚だ。
 
横綱右で引きつけ、のど輪で前に出る。
しかし、ここで明生、自分の形にして、しかも横綱を押し返す。↓
 
 
↑ 横綱を押し返した特筆すべき一枚だ。しかし明生体がのび、横綱の姿のほうに余裕が見える。
 
ここからの横綱の足さばきがすごい。以下、4,5回は見られた。
強い引きつけで明生は、胸を合わされ上体は動きがとれず、
足はのびきり、つま先立ちなほど、でもはやもがくことすらままならない。
その状態での横綱のヒザを使ったりの、みごとな足の動き。
上半身も下半身も密着され、明生のつきいるスキは全くない。
 
ひざをつかって寄る。
3回目の足技。翻弄され続ける明生。
 
強い引きつけで上体は反り気味、明生の右足は伸び切り、左もつま先立ち。
そこへも横綱のヒザが。
 
 
横綱の足技は最後の瞬間まで、さりげなくだが続いた。
これだけの技をさりげなく展開するのが鶴竜のすごさだ。
 
 
 明生が、十両にあがる前、負けた晩に一人隠れて悔し涙を流していたのを師匠の立浪親方は知っている。
それだけ勝負に対する気持ちは人一倍強い明生。
が、きょうの明生の表情はすがすがしい。強い横綱に、一度は押し返して動きを止め自分の形に
もっていったことは自信になったはずだが、それよりも横綱の強さに感服し大いに得ることがあったのだろう。
 
 
「横綱は右四つで、僕は左四つが得意。“そこの勝負かな”と思ったら、左四つで来た」と引き出しの多さに舌を巻く。「マイナスのことは何もないです。もっと稽古して、何度でも挑戦したい」
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
7月 東十8 *OO*OOO*O    6勝3敗
5月 西十3 O***O**O*OO**** 5勝10敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗


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