奄美市が最近、ホームページで
「このまま放っておくと大変なことになる」
「すでにレッドゾーンに入っている」
と題する財政悪化の“SOS宣言”を出している。
「赤信号5」では、このまま放っておくと、「2009年7月22日の皆既日食は本当に真っ暗になく(ママ)なってしまう。」と書かれている。
平成18.7月 奄美市財政課作成 出前講座資料
奄美市役所トップページ →行政情報→財政状況→財政課出前講座資料(PDFファイル/48KB)でごらんいただけます。
各地の自治体の財政悪化が相次ぐ中、HPで危機的状況を公開するのは異例のことだという。
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相撲ホー、ソーの途中ですが、
以下↓はフィクションです。随時連載のつづきです。
おい、トラ、お前、相撲、相撲もいいが、奄美市は財政が破たんしそうだってえじゃあねえか。
なんだい、とたんにむずかしい言葉つかっちゃって。ザイセイハタンって、あれだろ、ようするに金が、ほら、ニッチもさっちもいかなくなっちまったてんだろ。そんなことおいら、はなっからわっているさ、だから、はやく幕内あがって金星のひとつもとろうってんじゃねえか。
そうじゃないんだよ、トラさん。
なんだいイカ社長、お前んとこの、ろうどうしゃ諸君に給料払えなくなっちまったてえ話なのかい。えー。
なにおー、おいら、いっぺんだってそんなこと。・・・たとえ自分は食わなくたって・・・
そうだなイカ、それは認めてやるよ、そのナリ見リャわかるってもんだ。
あのなあ、トラさん、ほら、このあいだの、九州場所12日目、博多行ったときなあ、トラさん、島バナナを買うって、ハナさんのレジから2万、持っていったってえじゃねーか。
なにおー
そんで、あん時、ハナさん、商売やめっちまいたいって、跡取りが、いつまでたっても、あれじゃー、商売つづける気力がわかないって、そりぁー、大変だったんだぜ、ザイセイキキになりかねなかったんだぜ。
おい、イカ、テメー、聞き捨てならねえ。おらあなあ、あんときは、オメー福岡国際センターの前でなあ、バナナを売って、そんで旅費稼いで、ちゃーんと自分で稼いで、おばちゃんに返したんだぜ。そいでオメー、牛だって・・・。あのなあ、「銭っくわ貯めて、銀座で牛飼うだあ」ってえ、話とは違うんでえ。おれの場合はなあ、キンユウーってえやつだ。
それと奄美市のザイセイキキとかと何の関係があるってんだ。えー。
「もういいんだよ、トラちゃん。あたしゃねえ。商売つづけることになったけど、なんだか、かなしいねえ。
あたしゃねえ、なじぇ市のようになっちゃあいけない、なじぇ市のようでは、やていけないって、ずーと、コンニチまで、歯をくいしばって商売やってきたんだよ。みーんなそうなんだよ。あたしゃね、おとうちゃんは、どこへだって連れて行ってくれないし、雨の日も日照りの日も、台風のときだって、土日も休まず、働いてさ、テツヤのおかあちゃんだって、むすこが相撲ば見にいくちって、レジから金ばあ、持っていったあ、ち何度もいいながら、わしの目はフシアナじゃなかどーちいいながら、なんとか、やりくり算段のぐっくしながら、商売つづけているけど、・・・あたしゃ、テツヤのおかあちゃんには、あたまあがんないよ。
あたしはね、おまえが、国際センターでなにかやらかして、総合TVに映りはしないか、心配で心配で、入院までしちまったんよ。
それがどうだろうね、奄美市のほうが先にTVに出ちゃったじゃないか。あたしゃ、はずかしいよー。なんだかねえ。
まあ、こうなったのも、結局あたしらがわるいんかねえ。あたしゃあね、がっこうでもう少しミンシュシュギちゅうもんの勉強しとけばよかったって思っているよ。あたしらにゃ、わかんないけどさあ、だれかに、助けてほしいのはあたしらのほうだよね。
だからね、トラちゃん、あんた両国でも大阪でも名古屋でも福岡でもどこへでも行きなさい。あんたが、いなくなっても、おばちゃん、なーんもさびしいことなんか、ありゃしないよ。おまえはカガヤク奄美の公務員なんかなれっこないんだからね。公共料金があがっても、何とか相撲の受信料はらわないとね。ああ、あたしゃあね、今日という今日は、つくっづく!、商売が、
おっと、ハナさん、あ、いやウメさん、その先おー、いっちゃあいけねえよ。みんな、気持ちはいっしょなんだからさ、そ、それに、ほら、来年金星だって夢じゃあねえんだしさ。
おい、緋寒さくら、おいら、旅い、行ってくる。止めるじゃねえぞ。
お兄ちゃん、何度も言うようだけど、名瀬港にはね、ヨル8時になんないと船はこないのよ、沖縄行きは朝6時よ。それに空港までは車で50分。柴又まではね、2時間10分飛行機に乗って、モノレールで乗り換え、4万円以上かかるのよ(時間にゆとりの方は、各種割引をご検討ください)。お兄ちゃんがバナナを売って歩いても、ちょっと無理なんじゃないかしら。それに、どこからも出張旅費なんて出やしないだからね。
いいんだよ、緋寒さくら、心配しなくったて、おいらの旅は銭い、かかんねえだ。
フィクションおわり。
>だめかな、そんなことじゃ?
いけませんなあ。
まあ、今朝のワイドショーの特集で取り上げていましたね。
若い女性のレポーターが奄美市役所の応接室に入ると、二人の助役と市長がズラリとお出迎え。
市長が大真面目に答えていましたが、まあ、どこか、からかわれているいんしょうででしたなあ。
わが市のおえらがたをあんなにまで、せんばどうかいと、思ってみてしまいました。
こんどは年輩の男性職員の方が、役所内の節電の説明、
電灯や、エレベーターをなるべく使わない。
「コーヒーミル」が写しだされた時は、おじさんは、笑えなくなりましたなあ。職員も大変そうですな。
深刻といえば深刻なんです。
まあ、おじさんの知らない人でよかったです。
先日、役場の職員が「秘伝の雨乞いの儀式」をしたときも、からかい半分の報道に感じられました。考えれば、これも深刻といえば深刻です。
まあ、しかし、東京のスタジオのコメンテーターは、あらかじめ財政危機を市民にわかってもらうのは「これは、頭のいい方法ですね」とか言ってましたから、市側にもなにか深慮遠謀があってのことかもしれませんね。市民は何年も前から知っておったんですがね。まあ、東京と奄美は遠すぎるぜ、と思ったことであります。
もう、おじさんには、なにがなんだかわかりません。
「なんとかならぁ」と思うほかはありませんかな。
まあ、優秀な職員も大勢いると思いますからな。
ふーっ、つかれますなあ、こんな話題は。トラさんみ申し訳ないような。
だめかな、こんなことじゃ。
こんなところに現れているのでしょうか。
でも、正直、
おじさんのトラさんを読んでいると
「なんとかならぁ」
と笑ってしまう・・・。
だめかな、そんなことじゃ?