色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<30Sep2006>

2006-09-30 | バイク

決死の覚悟で道路を横断するエゾリスを見ました
帰路、車に轢かれたであろうエゾシマリスの死骸を銜えたカラスがいました
見ていると慌てて地面に落としたので他の生き物の糧になるでしょう
 
実はゴーグルがおNEWです♪わからないって?以前のより改良されているようです
プラグもおNEW(笑)でエアーで周辺を吹くと鬼のように砂埃が舞いました
知人宅をはしごした後、ダートを走って帰るといつものタンチョウの番がいました
知床の海ではオオカミウオがそろそろパートナーを見つけて新居を構えている頃で
成り行きで明日はダイビングに行く事になりました
夕食は今日も近くの家庭菜園で採れた無農薬野菜
自炊は昔から完全に身に付いているのでいつも料理ネタを出そうと思いつつ
今日も美味しく戴いちゃいました、実りの秋にごちそー様♪


<29Sep2006>

2006-09-29 | 大雪山 国立公園

大雪山系の紅葉(Photo by Y.H 21日頃)
一昨夜の雨で空気中の塵が洗い流されたのか
今日も抜けるような青空と光り輝く夕日を見ました
美しき秋空です

今朝の最低気温4度、昨日の最高気温14度


<28Sep2006>

2006-09-28 | 植物

ハマナスの実が赤く熟していました
花は香水に、実はジャムになります
海岸の砂丘に多く自生し原生花園を彩る落葉低木のひとつで
実は食用になるので民家の近くにもよく植えられていました
熟した実はビタミンCを多く含みジュースにしても美味しいのですが
種子の周りの硬い毛を食べると肛門がかゆくなるそうです

ハマナス バラ科 浜茄子、浜梨(撮影:7月5日)

               潮かおる北の浜辺の砂山の
               かの浜薔薇(ハマナス)よ
               今年も咲けるや
                             石川 啄木

今朝の最低気温12度、昨日の最高気温17度

<27Sep2006>

2006-09-27 | Weblog

Grand Circle その1

Grand Circle その2

Grand Circle その3 (Phot by goma)
走ってみたい、行って見たい、見てみたい、はあ~(ため息)

今日は所要で早朝から釧路へ行ってました
久し振りに行くといろいろ町でしか購入できないものを買いだめするので
パタパタと懐が寒~くなってしまいます
持ち歩きようにスノーピークのマイ箸も一膳購入しました
灯油も釧路の方が安いので仕入れてきました
来月に入ったらそろそろ峠は雪模様・・・


<26Sep2006>

2006-09-26 | Weblog

アンテローベ・キャニオン アリゾナ州南端 ナバホ自治区 (Phto by.ゴマ)

以下、ゴマさんより
「光が入る時間を狙って、ブラケッティング(露光を少しずつ変えて、
光と色の具合を調整する)して。でもゆっくりやってると、
光はわずかな隙間から差し込んでいるからすぐにいなくなっちゃうので、
別の場所に移って・・・と、光を追いかけて撮りました。
リバーサルはラチチュードが狭いから半絞り変えただけでも、
写りはぜんぜん違います。おかげで、36枚撮りのプロビア一本のうち
まともなのはこれだけ。もう一台の一眼は構図がよくなかったので、
全部ボツ!というくらいに気合を入れたものです。」

だそうです。すっげぇ~綺麗です。行って見ようかな(笑)

今朝の最低気温0.2度、昨日の最高気温17.5度


<24Sep2006>

2006-09-24 | 阿寒 国立公園

屈斜路カルデラ 日本一のカルデラ湖

かつて屈斜路溶岩流に覆われた大地

昨日に引き続き火山・地質調査の補助
斜里岳登山→摩周岳登山→摩周湖カムイヌプリを見て屈斜路カルデラを見る
と気分次第で次々予定が変わりましたが
川湯エコミュージアムの友人を訪れ土壌標本を作る約束をし
オホーツク海を見たいと言い出した友人にその後の予定は変更して
夕日→(変更)→サケ・マスの遡上→海の幸→温泉→裏摩周→星空 と
素晴らしく充実した週末でした
大地を火山・地質の目で見て読み解くというのも面白いものです

摩周湖


<23Sep2006>

2006-09-23 | 阿寒 国立公園

阿寒国立公園 ポンマチネシリの赤沼(北西の火口)

雌阿寒岳 1499m ピークから見る 中マチネシリ火口

ポンマチネシリの青沼(南西の火口)と第四火口からの噴煙

ポンマチネシリの青沼(南西の火口)、第四火口からの噴煙と阿寒富士を望む
地質・火山調査の補助で朝、オンネトーを見たあと久し振りに雌阿寒岳に登りました
朝の雲も風に流され上にあがり素晴らしい火山の姿を見せてくれました
阿蘇に匹敵する火山活動地帯、素晴らしい山です

今朝の最低気温6度、昨日の最高気温21度


<22Sep2006>

2006-09-22 | 野鳥

ビンズイ スズメ目セキレイ科 Anthus hodgsoni 便追・木鷚 L16cm
スッとした姿に警戒する時は枝に止まって尾をゆっくりふりふり
「ヅィー」という地鳴きをよく耳にします
タヒバリ類の多くは大陸の山岳地帯やツンドラで繁殖しますが
ビンズイだけは日本でも繁殖します

今日は友人と来訪者を連れて森の望楼へ行きましたが
午後には山に雲がかかっていました
夜はオーロラ温泉、明日、明後日は登山です
気の会う友人と共に過ごす時間は楽しいものです

だんだん定連さんの姿も目にしやすくなりました
モズ、ノビタキ、アオジ、キビタキ、カラ類

今朝の最低気温5.5度、昨日の最高気温23.5度


<21Sep2006>

2006-09-21 | 昆虫

キアゲハ Papilio machaon hippocrates C.et R.FELDER アゲハチョウ科(2日西別岳)
アゲハとともに極めて日本に広く分布するが生息地は異にし
キアゲハは山地や北部寒冷地に多く10月に到るまで見られます
内地とは反対にこの辺ではアゲハを見た事はほとんどありません
亜種名はギリシアの科学者ヒポクラテスの名に因んでいます

最近は平地でシロチョウ科のエゾシロチョウが飛んでいるのをまだまだ見かけますし
時折ジャノメチョウ科のものやタテハチョウ科のウラギンヒョウモンなども見かけます
しかしアゲハチョウ科のものはほとんど姿を見せなくなりました
春、真っ先に美しい姿を見せるタテハチョウ科のエルタテハや
金属的な翅の青い光沢が美しいミヤマカラスアゲハは見ていると夢中になるのですが
秋も深まり、そろそろ寒くなって来たのでその生涯を閉じる頃なのでしょう

越冬するチョウはエゾシロチョウなど耐凍性に優れたものがあり
モンシロチョウなども耐凍性が高く-20度でも生きる事ができます
美しい黄色のチョウのキアゲハは春と夏に成虫が羽化して
夏のチョウが産んだ卵から育った幼虫が秋になると蛹となり
体内に耐凍性の高いグリセリンを多量に蓄えて休眠します
その間はグリコーゲンからグリセリンへの変換という特別な代謝が行われ
それによって耐凍性が高まります
休眠蛹は-22度まで凍らず、万が一体が凍ってしまっても細胞内凍結は起こらず
グリセリンなどの耐凍性物質により-30度以下の温度まで耐える事ができます
おかげで春にはまた美しい姿を私たちは目にする事ができるのです

ダケカンバなど植物の耐寒戦略にも驚くものがありますが
(関連:2004年4月27http://www12.plala.or.jp/alpinestars/framepage2.html)
生物に秘められた不思議な力は生き抜くために獲得した当然の能力とも言えて
人の感覚で世界は周ってはいないのだなあと、ここかしこで感心します

今朝の最低気温5度、昨日の最高気温25度