色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<31.Oct2006>

2006-10-31 | 北の大地での生活

長節湖(ちょうぼしこ) ラムサール条約登録湿地 北海道豊頃町(撮影:21日)
太平洋に面した大津海岸沿いにあり長節川河口、湧洞川河口が沿岸流と
磯波によって砂州となり堰き止められて出来た汽水性の潟湖
春から秋には湖が何度か切れて湖の水が海に流れ出て水位が下がり
特産品となっているシジミ捕りで賑わうそうです
渡来地の使用状況としての頻度はそれほど高くないそうですが重要湿地です

冬鳥であるオオハクチョウも徐々に集まり出して来ました
今日も空高く鳴きながらオオハクチョウの群れが綺麗にV字の隊列を組んで
上空を通り過ぎて行きました

今朝の最低気温-5度、昨日の最高気温12度


<30.Oct2006>

2006-10-30 | 北の大地での生活

カラマツも随分、黄葉し葉を落とし始めています
 
左:最近の気候は読めなくなっているので日中は変に暖かく
羽はボロボロですがクジャクチョウもまだ姿を見せます
右:カケスが地面で何か昆虫を捕えました
別のもう一羽が追いかけて横取りを狙っていたようですが上手くかわしていました

今日の夕食   毎日、美味しい食事を頂ける事に感謝しています
食事が身体を作り、身体は心に影響を与えると考えています
仕事が忙しく毎日午前様の時でもお弁当は2食分(昼・夜)作って持って行ってました
食材は地産地消のものを中心に保存料や着色料の入っているものは買いません
1日30品目食べる事が身体に良いとされているようにたとえ微量であっても
1日数種類の化学薬品を複合的に身体に採り入れるのは良くないと考えています
いろいろな理由から肉は買わないし食べません (出されたものは頂きます)
ホッケ、アサリの味噌汁、ホウレン草のお浸し
あと写真にはありませんが常備している
十勝納豆+焼き海苔+生卵+キムチとデザートにココアを頂きました
今日は全体的にちょっと量が多かったので魚は明日の弁当用に少し残しました
ジャガイモ、大根、人参、カボチャ、玉葱などは
近所から頂いた自家菜園・無農薬のものを常備しています
もずく、めかぶ、梅干なども常備
ご飯は毎食食べるわけではありませんが玄米です
お酒は嫌いではありませんが普段はほとんど飲みません
市販されているパンにはほとんど保存料が入っているので
食べたい時は自分で焼きますが美味しくて食べ過ぎてしまうのであまり作りません
同じ理由で好きで飲みすぎてしまうので牛乳もたまにしか買いません
甘いものは好きで困ります
食卓はキャンプ用のテーブルにクロスをかけたものを使用しています
今日のホッケはお得用の1枚200円のもので油がのっていなくて味もいまひとつ
秋に採れた物ではなさそうな感じです
保存は生活の知恵ですができれば旬のものが良いですね

今朝の最低気温-4度、昨日の最高気温13度


<29.Oct2006>

2006-10-29 | 北の大地での生活

今朝の朝食は炭火で焼く手作りワイルド・パン
この週末は「虹別レンジャー隊」の今年を締め括るキャンプに参加して来ました
相変わらず子供達は深夜まで夢中におしゃべりを楽しんだにも関わらず
朝は非常に早起きで元気一杯です
昨夜は釣った魚の燻製などでバーベキューを楽しみ
今朝の朝食は写真のように拾ってきた枝の表面を削った串に
よくこねて発酵させたパン生地を巻きつけて炭火で焼き上げたものでした
簡単でとても美味しかったのですが食べるまでに時間がかかるのが難点
焼きあがる頃はお腹ペコペコです
虹別オートキャンプ場の厳冬季営業はまだ未定ですが
10月いっぱいでひとまず今年の営業は終了となります

羅臼岳
解散後は羅臼ではたまた魚介類をたくさん仕入れたり
途中で美味しいデザートを買い込んでウトロの知人を訪れたりしました
夏と冬はたくさんの観光客が訪れて毎日たくさんの人々をガイドしてきた友人も
今年の夏秋自然ツアーがひとまず無事に終えられてほっとしたと言っていました
いつも顔を覗かせに行く手作り木彫りの店のおじさんも
今日でひとまずほっこりと観光客相手のお仕事はひと休み言っていました
11月に入るとしばらく道東は雪の季節まで静かな時期を迎えます


<27.Oct2006>

2006-10-27 | 阿寒 国立公園

前田一歩園財団の美しき森
『物ごと万事に一歩が大切』 前田正名 (初代園主) 座右の銘
『自然は最高の師』 前田光子 (三代目園主)

乙女の滝
阿寒湖を取り囲む美しい針広混交林の森
経験から生まれた独自の天然林施行で阿寒の自然環境を守り育み育まれ
次世代へその豊かさを引き継ごうとしています
恵まれこの深い森を歩かせていただく機会を得
四季を通じて、また時間帯や見る者の心の状態によって様々に姿を変え
時に恐ろしく時に畏怖すら感じさせる美しさを見せてくれる山であると感じました
今日の森は晴れ渡る空と葉を落とし始めた木々がとても静かで
この見慣れない入山者の様子をじっと観察しているようでした
お忙しいところ1日中ガイドしてくれた財団の西田さんには感謝です

今朝の最低気温は-6.5度、昨日の最高気温は14度


<26.Oct2006>

2006-10-26 | 阿寒 国立公園

オンネトー 紅葉 (撮影:15日)

阿寒国立公園
昭和9年に大雪山とともに北海道ではじめて国立公園の指定を受けました
面積は約9万ha、屈斜路湖、摩周湖、阿寒湖と趣の違う美しい3つの湖を中心とした
火山と湖と森林の国立公園です
オンネトーや神の子池、硫黄山、白藤の滝など小さくとも素晴らしい景勝地も多く
温泉も豊かで四季を通じて地球の美しい姿を見る事ができる素晴らしい地です

明日は 「多くの人々が、自然の恵みを将来にわたって享受できるように、
すぐれた自然環境の保全とその適正な利用の促進を図る」 事を事業の目的として
阿寒湖周辺の森林作りを行っている前田一歩園財団を見学して来ます

今朝の最低気温7度、昨日の最高気温13度


<25.Oct2006>

2006-10-25 | 北の大地での生活

行き止まりは海
ポジ・フィルムは高くて数打てないし1回づつ確認できないので失敗も多いけど
光と影の表現に深みがあって階調の豊かさを感じられるところが好きです
とはいっても最近のラボはフィルムのプリントもデジタル処理・機械任せなので
スピードプリントはこれで金を取るのかと思うくらいひどい仕上げでがっくりきます

釧路にあったフジフィルム現像所が廃止になって従業員は全員解雇という事ですから
メーカーそのものが力を入れてないから仕方ないとも言えますが
コスト激減や360枚撮り途中現像OK(笑)みたいなところで頑張って欲しいものです

と言いつつ来春に出る(予定の)CANON 5D後継機(?)がとっても楽しみです
デジカメの技術開発を頑張ってポジ並の階調の豊かさと低価格を実現して欲しい
失敗してもデータ消去で済むとなるとちょっと物足りないような気もしますが
求めるところはきりがないのは人間ですね

この2枚の写真はポジ・フィルムから直接スキャナーで読み込んで
デジタル処理しています
1枚目は左側がうまく読み込めず少し切れてしまいました
2枚目はちょっと明る目に補正しています
たまにはNikonのフィルムカメラも良いなあと思うのですがコストがね・・・

今朝の最低気温3度、昨日の最高気温8.5度


<24.Oct2006>

2006-10-24 | 野生動物

エゾアカネズミが巣に持ち帰って食べたオニグルミの食痕
周辺にはオニグルミの実を食べる代表者としてエゾリス、エゾヤチネズミ、アカゲラ、
人間などが生息していますが、このように穴を開けて食べたのはエゾアカネズミです
久し振りに巣の入り口付近を見てみると9つのオニグルミの食痕が見つかりました
数年前から掘られている巣ですがネズミの寿命が1年ほどである事から考えると
何世代かにわたって同じ巣が使用されているようです
地中にトンネルを掘り、巣穴、エサの貯蔵室、トイレなどを作ります
参加できなかったのですが先週末にネズミの種子散布について学ぶ自然教室があり
行っていればもっと面白い話ができたかもしれません
先日、新しく地面に掘られて今も横穴が増えている巣もネズミの可能性はあります
日中は活動しないので奥の方でお休みしているかもしれません
ちなみに北海道に生息する5種のトガリネズミ(モグラ目トガリネズミ科)の仲間は
ネズミの仲間ではなくモグラに近い動物ですが
いわゆるモグラやヒミズは北海道には生息していません

今朝の最低気温-4.5度、昨日の最高気温6.5度


<23.Oct2006>

2006-10-23 | 北の大地での生活

余った牛乳の廃棄問題が起きてからほどなくして立てかけられた看板
よく通る道で交通量も比較的多い主要国道の交差点の目立つ場所にあります~

遠くからでもよく見える丘の斜面にも・・・!
酪農家も決してヒマではないはずなのですが~
久し振りの看板ネタでした

今朝の最低気温-5度、昨日の最高気温15度


<22.Oct2006>

2006-10-22 | 北の大地での生活

昨夜のお宿 夢の民の住む村の手作りログハウス
周囲はサラブレッドのいる牧場です

夜の峠は雪がちらちらと舞い降りていました
キタキツネは出て来るエゾジカも出て来る、戦車を載せたトラックは走るわで
路面は一部凍結していて軽くブレーキを踏むとズルッ、ゆるいカーブではススッ
4駆なので夏タイヤでも注意さえしていれば問題ありませんが
途中で抜いた2駆らしき車は苦労していたようです
日付が変わる前の早めの時間に帰ってきて正解です

寿司屋を経営している叔父が赤ワインとカニを一杯、先に帰る私に持たせてくれて
普段は胃がもたれるので夜遅くに食事はとらないのですが
あまりに美味しかったので夜食に平らげちゃいました
幼い頃、登別の祖父の家に行くと朝に漁師が置いていった
新鮮採れたて茹でたての毛蟹や特注寿司をご馳走してくれたのを思い出しました
正直、小学生に毛蟹のありがたみは今ほどわかりませんでしたけど(笑)


<21.Oct2006>

2006-10-21 | ダイビング

(撮影:1日ウトロ)
今日から (といってもこれから準備して眠って起きてから)南の海へ向かいます
南の海といっても、実は襟裳岬か天馬海道経由で親戚の家に行くだけです
法事で行くのであってもちろんダイビングしに行くわけではありません~

海は地球の表面積の3分の2を占め我々地球上のの生命体にとっても
極めて重大な意味を持ちますが18世紀半ばに始まった産業革命以前と比べて
既にPHで0.1も酸性度があがっているそうです
言い換えると酸性度が30%も上昇しているのです
また温暖化による海氷の融解で極地の生き物たち
海の中の生き物たちにも影響が出始めています

記事にあげたいと思っているとても大切な話のひとつなので
帰って来てから海の写真と一緒に改めて紹介したいと思っています