色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<20Sep2006>

2006-09-20 | Weblog

ブライスキャニオン (Phto By.ゴマ 北米在住)

アンテローベ  (Phto By.ゴマ)
ナウシカの腐敗の森のモデルになったアリゾナ州南端 ナバホ自治区内

どちらも地球上の、こんな場所があるのか、出来る事ならこの眼で一目見てみたい
歩いてみたい、触ってみたい、感じてみたいと思えるような景色です

今日の道東は台風も避けてくれて穏やかな晴天です
世界中、毎刻、いろいろな場所で様々な光景が広がっているんだなあと思います

宇宙物理の世界では世界は5%程度しか解明されていないそうです
それでもすごいと思いますが私達が生活しているミクロの世界でも全てはわからない
森に携わっている人は数十年から数百年単位の時間軸で物事を考え
土壌研究の人は数十年から数百年、火山地質で数万年、数十万年
宇宙物理学で何十億年単位、星の世界では何百万年、何百万光年
人類の文明は数千年単位、陽炎の命は数時間

私たちが生まれて死ぬまで見られる世界はせいぜい数年から数十年
そして世界のとても限られた一部分、しかも五感というフィルターを通しての世界
だけど世界は素晴らしく移り行き、その中であらゆる生命は精一杯に生きている
そして生態系、食物網の中で密接に繫がっている

森羅万象、すごい事だと思います
美瑛(Phto By.洋さん)

今朝の最低気温14度、昨日の最高気温14度


<19Sep2006>

2006-09-19 | 世界遺産 知床

フレペの滝

昨日、キャンプ解散後に行って来ました
一年を通して定期的に訪れないと禁断症状が出る大好きな場所のひとつです
世界遺産に登録される前は今時期はひっそりとしていたのですが
まだまだ観光バスでたくさんの人が訪れるのでちょっと複雑な気持ちです
ウトロの知人のところでバーベキューを囲いながら
五湖遊歩道で平気で歩きタバコを捨てる人がいると聞きました
釧路湿原にも大型ゴミが捨てられています

今朝の最低気温14度、昨日の最高気温18度


<18Sep2006>

2006-09-18 | 北の大地での生活

虹別 秋のわんぱくキャンプ 「サバイバル」 9月16日~18日
ボランティア・スタッフとして子供達とずっと一緒に過ごします
みんな楽しそうにしている団体写真のデータは持ってくるの忘れちゃいました
湧出池から程近い特別許可で入った立入禁止区域の川の上流では
魚やそのエサとなる水生昆虫が数多く見られましたが
ゴミも結構見つかったのに驚きました

一日目の夕食のメインディッシュはダッチオーブンでの煮込みハンバーグ
あと一晩以上かけて作った燻製チーズや昼間、お邪魔した酪農家から頂いた
絞りたて生牛乳で作った牛乳鍋や牛乳リゾット
時間をかけて皆で作ったのでどれもこれもとても美味しかったです
テント設営、炭の火起こし、料理、そのほとんど全ては子供主体でして
大人はほとんど手を出しません
可笑しかったのは子供達が肝試しが大好きで怖い話をねだるので
私は苦手なんだけど焚火を囲んで幾つか話しをしてあんまり怖がってないなぁ
と思っていたらめちゃめちゃ怖かったらしく
狭いテントで無理やり一緒に寝る羽目になった事(楽しかったけど)
シマフクロウの鳴き声を明け方まで聞きながらのキャンプ、星空観察会、
フルート・コンサート、盛りだくさんの3日間でした

正午頃、解散になったのでドライブがてら羅臼で魚介類を仕入れ
久し振りにウトロの友人を訪ねて温泉に行きました
実はキャンプの間、ヒマがなかったので風呂も○日ぶりでした(笑)


<15Sep2006>

2006-09-15 | 北の大地での生活

9月も半ばだと言うのに日中は山も暖かな日が続いていますが朝夕は秋めいています
釧路川のほとりに住んでいるのですが
今朝は川から水蒸気が立ち上っているのが見えたので冷え込んだのがわかります
気温が川の水温より冷たい時になる現象で
厳冬期にはその立ち上った水蒸気が木々にぶつかって幻想的な霧氷を作り出します
今日で職場で行われていた学生実習はひとまず終了ですが
明日からの3連休は虹別レンジャー隊 「サバイバル」 に参加してキャンプ生活
小学生高学年の子供達と川の探索(沢登)、星空観察、野外料理、酪農体験をします

今朝の最低気温8度、昨日の最高気温20度


<14Sep2006>

2006-09-14 | 野鳥

コサメビタキ スズメ目ヒタキ科 Muscicapa dauurica 小鮫鶲 L13cm
地味な鳥とよく言われますが繁殖の巣もよく木にカモフラージュされているそうです
目立たない巣と目立たない鳥というのは確かに外敵からは安全そうです
巣は木の横枝に木の皮やコケをクモの巣を使って皿状に作ります
前回見つけたのと大体同じような所にいました

私たちが見ている世界は五感を通じて入る情報で
ほんの数パーセントの過ぎないといいます
その数パーセントの狭い世界の中で精一杯、今を生きて死んでゆく生物が
たくさんいて、それら全ての事に意味があるような気がします

今朝の最低気温10度、昨日の最高気温22度

<13Sep2006>

2006-09-13 | 野鳥

カッコウ 幼鳥 カッコウ目カッコウ科 Cuculus canorus 郭公 L35cm 
あまり幼鳥についてのデータがなくツツドリと迷いましたがカッコウのようです
決め手は後頭部の白班、これはカッコウの幼鳥のもののようです
羽も虹彩も黒いですが嘴の形とお腹の模様、足の色はカッコウ科のものですし
初列風切羽と尾の模様は赤色に見えますが
ツツドリと違い赤色型は幼鳥だけに見られるそうです
それにしても背中側は真っ黒です。。。
昨日、近くの民家で窓ガラスにあたって倒れていたそうです

眠っていますが外傷もなさそうですので
甘えてないで早く元気になって自然に帰りなさい!
と思うのですが、何も食べないし飲まないのが気になるところです

ツツドリ 幼鳥 カッコウ目カッコウ科 Cuculus saturatus 筒鳥 L33cm 
(トムラウシ登山道にて撮影:2005年7月24日)
こちらは昨年、トムラウシの下山中に見つけた幼鳥です
立ち止まって見ていると、じーっとしていたところがゆっくりと振り向き
写真を撮ったら大慌てで飛んで逃げました
あまり飛べないと思っていたのでこっちがびっくりしたぐらい
様子からして育ての親から巣立って孤独を感じてじっとしていたら
初めての人間の大接近に生まれて初めての恐怖を感じた!?
ってところでしょうか(笑) 知らないけど
この時にこの子は親鳥の顔を見ないで育つツツドリの幼鳥だろうと判断したのですが
実際はどうなのでしょうね、あっていますか?

今朝の最低気温10度、昨日の最高気温23度


<12Sep2006>

2006-09-12 | 星空

オーロラ温泉星景
家から12Km(うちダート2.5km)ほどのところにある
オーロラ温泉(Ph9.2の超ヌルヌル温泉)露天風呂に浸かりながらの景色です
温泉に入りながら湯船のヘリにカメラを置いてレリーズ無しで撮りました
だからほとんど目で見たままの生景色です
当然シャワーもカランもなく私が行く時間帯はほとんど貸切状態になる
お気に入りの温泉のひとつです

月のない夜も良いものです

今朝の最低気温14度、昨日の最高気温20度

<11Sep2006>

2006-09-11 | 野鳥

アカゲラ ♀ キツツキ目キツツキ科 Picoides major 赤啄木鳥 L24cm
一生懸命、打診して彫る場所を探していたようです
まだ樹々の葉は付いていますが常連さん達が姿を見せやすい季節になりました
カラ類は結構、草むらに入ってたので昆虫でも採っているのかもしれません
昨年は松の実が豊作でしたが今年はどうなのでしょう?
オニグルミはイマイチなのでエゾリスは期待できません
カケスの大好物のドングリは豊作だと言われていますが
構内で見る限りそうでもなさそう
森の恵果の豊凶は森で生きる生命体にとって日々のお天気より重要な事項です

冬の間はずっと海鷲に片思いで会いに行っても春にはふられちゃうのですが(涙)
と言いつつ今年は夏にオオワシの亜成鳥を見たりオジロの巣立ちの日に
夕日に照らされる親鳥を見たりと多少、気持ちは通じているようですが、
アカゲラやカラ類をはじめとするいつもの常連さんや
毎年、近所に立ち寄ってくれる旅鳥(海鷲もだけど)や、タンチョウたちには
とても気持ちが和まされます

ちょっと気が早いけど【冬の道東の人気者】も改訂版を作りました
興味ある方はHPの方にPDFファイルを置いてあるので見てください
でも重いので注意

今朝の最低気温18度、昨日の最高気温20度


<10Sep2006>

2006-09-10 | バイク

釧路のバイク屋に頼んでいた部品を昨日、仕事の帰りに取りに行きました
プロスキルのアンダーガード、スプレーグリス、
オイルフィルター、オーリング、プラグ、エアエレメント
全部定価販売なのでしめて23000円程、田舎だから仕方ないとはいえ高いです(泣)
ホーマックでさらに必要品を追加購入
今日はお昼休みにアンダーガードとエアエレメント交換
サハリンで雨の中、Fタイヤのパンク修理をしているので
仕事を終えてからアクスルシャフトのグリスアップをしました
雨の日の夜でも作業可能なこの環境は本当にありがたいです
※ 普段はちゃんと外でするんですよ~



<09Sep2006>

2006-09-09 | 北の大地での生活

エゾシカネット(白糠町)
苗畑で樹を育てる際エゾシカだらけの道東では
あっという間に美味しい新芽の部分は食べられてしまいます
それを防ぐため幼樹のうちからネットで周辺を囲います
これぐらいの高さだとその気になれば飛び越えられるでしょうが
エゾシカは中に入らずに樹は育っています
植樹祭で山に苗木を植えると広葉樹はあっという間に食べられて
エゾシカにエサをやっているもんだ、と怒られる事もあります