色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<21.Mar2007>

2007-03-21 | 阿寒 国立公園

摩周湖
今となっては世界一ほどの透明度はありませんが
屈斜路湖と並んでとても透明度の高い湖です

先日、友人に送ったメールより(抜粋)

弟子屈町で今年の6月、摩周湖を見に行く道路を閉鎖して
バス運行のみにする試みがあります。
環境保全のためとしていますが、実際はそれは言い訳
(もちろん多少の影響はあるはずですが)で
実際はほとんどは観光協会の非常に自分勝手な企てです。
バス運行のみにして自家用車やレンタカーで素通りの観光客を
摩周の町のホテルに引き止めるためです。
それも、中心街の一部の人が決定して、摩周湖へ向かう道筋にある
食堂やホテルには事後通知のみでした。ありえない・・・。
自分達の店や宿に客が来れなくなってしまう、どうなるんだ、
ってぼやいています。
摩周の町の観光関係の人はいつも何か間違っています。
昔からの地名を捨てて客を呼ぶための地名に変えようとしたり、
駅名を変えてしまったり
収入がないからを理由に税金を払わないような観光協会です。
魅力ある町づくりができていなくて従業員の意識改革も出来ていません。
どうすればお客さんを呼べるか、客に気持ちよく帰ってもらうかという事に
とても不勉強でいまだに殿様商売をしているところがあるように思います。
残念なことですね。人が変わらない限り意識改革も進まないようです。

「美しい日本」なんて実際はほおっておいては実現できないと思います。
地域がその土地の文化や自然を大切にして、その文化に誇りを持つ事で
他地域の人たちが差異を感じ、その事で自分自身を振り返り、
目新しい刺激に魅力を感じないといけないと思います。

北海道は内地とは気候風土が違うので観光地としての下地はあると思います。
ただ、観光だけで生きていくのは無理でしょうし、魅力ある地域づくりは
観光だけではなく地元産業も必要だと思いますが。
観光だけでやっていけるほど豊かな自然を守るのも大変な努力が必要ですし。
言うは易し、それができないから困っているんですけど。

<18.Mar2007>

2007-03-18 | 阿寒 国立公園

ペンケトー、パンケトー (撮影:17日)

オンネトー
スノーシューを履かなかったので少しツボ足気味でした

新噴火口 勢いが弱まったのか風向きか噴気の音は静かでした
ちょうど昨年の今頃、3月21日に水蒸気爆発を起した火口です
今更ですがこの雪化粧を施した美しい雌阿寒岳に登りたいですね

沼の周囲はダケカンバやアカエゾマツの針葉樹林帯

硫黄山
阿寒国立公園は九州に次ぐ大カルデラ地帯であり今なお活動する火山帯です
美しい森と湖を持つ世界に誇れる国立公園です


<17.Mar2007>

2007-03-17 | 阿寒 国立公園

釧路川源流
轟音とともに強風に煽られた氷が釧路川に勢いよく流れ込んで来ます

今年はとうとう氷結しなかった屈斜路湖ですが凍てつく地域である事を再認識します

時折、流れに立ち上がった鏡面の氷が太陽の光を反射して
魚の背鰭のようにキラリと輝きます

屈斜路湖を源流とする釧路川は数十キロの旅をして太平洋へとそそぎます
美しい北の大地です

こちらは屈斜路湖のオオハクチョウさん
波が大きいときは陸地に避難します

川湯で買った地元産の材料を使った美味しいケーキを手土産に
ヒッコリーウィンドの安藤さんを訪ねました
日も暮れた時間帯だったのですが来週からアラスカへ行くと言っていたので
その前に一度会っておこうと思って訪ねて早々に引き上げるつもりだったのですが
話が楽しくてついつい長居してしまいました


<10.Feb2007>

2007-02-10 | 阿寒 国立公園

屈斜路湖
いつもの甘酒を飲みながら売店の人と話をしていたのですが
この時期になってもまだ氷が張っていないのは初めてです
山を見てもとても雪が少ないです
5年前まで山スキーを履いて中島まで実習で歩いて行ったのが嘘のようです

今日は職場の人や友人と近くにある玉川大学寒冷地環境生物生産研究施設・
森林生態系研究施設の知人を訪れ、施設見学をさせてもらいました
牛、馬、ダチョウ、羊などを飼い、釧路川の湿地帯もあり、施設も充実していて
3月に行われる実習は毎年、学生にとても人気があり参加は抽選になるそうです
昨日電話して今日、急に押しかけたのですが
Kさんの釧路川上流から中流域の水質調査の結果や今後の課題など
いろいろと面白い話もたくさん聞けて行って良かったです

その後は屈斜路湖畔で甘酒を飲み、川湯エコミュージアムセンターの友人と合流して
コーヒーブレイクの後、居酒屋、温泉と楽しい一日でした
夜の9時過ぎでも冷え込みは緩く-6.5度程度でしたが
夜のショーではわずかながら人工ダイヤモンドダストを見る事ができたそうです


<07.Feb2007>

2007-02-07 | 阿寒 国立公園

神秘の湖 (撮影:06年7月23日)
美しい摩周ブルーの水をたたえたカルデラ湖
今日は弟子屈町の居酒屋を借り切って
古い摩周の調査の様子や周辺の自然、文化などを
3時間40分にわたって編集した映像を見て来ました
あまりにもの美しさに息を呑み、時折ナレーションに突っ込みながら(笑)
あっという間に時は過ぎ、人との縁も広がり仲間との会話もはずみ
とても有意義な時間を過ごしました

道東には阿寒国立公園、釧路湿原国立公園、知床世界遺産、
その他の道立自然公園や国定公園などたくさんの自然が残りますが
それぞれがそれぞれに独特で他に類を見ない強い個性があり
どれもこれもかけがえのない、未来に繋げて行きたい地球の遺産です

今朝の最低気温-7度、昨日の最高気温2度


<04.Fwb2007>

2007-02-04 | 阿寒 国立公園

オンネトー(撮影:11月23日)
今日は縄文会の定例会だったのですが、友人が2名遊びに来たので
オンネトー雪中トレッキングに行く事になり、急遽欠席させてもらいました
快晴の青空の下、木漏れ日の樹海を超えて白銀の雌阿寒岳と阿寒富士を望みながら
氷結した湖の上で暖かいお茶にする・・・・・・・、予定だったのですが
風速60mの地吹雪の中、頑張って阿寒横断道路を越えても
天気予報は全くはずれて昼を過ぎても雪は降り止まず、というか強くなって
仕方がないので3人揃って阿寒湖でワカサギ釣りをしました

↑ こうなるはずが(イメージ図)・・・、 ↑↑↑
                      ↓ こうなった。。。 ↓↓↓

2時間ほど釣りを楽しみましたが、結構入れ食い?大漁で、いや美味しかったです
温泉はもちろん!予定どおり、オンネトー野中温泉でした

帰りの阿寒横断道路はしっかり除雪がはいり
暖冬とはいえさすがに気温も-10度以下だったので比較的楽に走れたのですが
山を降りてからの地吹雪はなかなか、半端じゃありませんでした


<03.Feb2007>

2007-02-03 | 阿寒 国立公園

神の子池
片道30分ほどの雪中トレッキングです
どの季節に行っても神の子池はいつも同じ姿で迎えてくれます
太陽の光が上から射している時間帯だと水面反射が抑えられて
池の水の色はより美しい摩周ブルーになります
往路で愛用しているZIPPOのハンディウォーマーを雪の中に落としてしまったのですが
見事、雪の中から掘り当てました。落としていたのが歩きき出してすぐのところで
良かったのですが、それにしてもよく見つかったもんだと思います

斜里岳
姿を見たくて駐車場から斜里岳の見える温泉にしました
いつ見ても絵になる山ですが雪の季節がより近寄りがたくて神々しいです

赤い月
温泉からあがるとちょうど山の端から赤い月が昇り始めました


<01.Feb2007>

2007-02-01 | 阿寒 国立公園

摩周湖 (撮影:27日)
一部、氷結が始まりました
ここ最近(数年)のあまりにもの暖かさや異常気象にお天気がよめません
気候変動によって弱いものからふるいにかけられるように絶滅していって
生物多様性が失われた時、目に見えないけれど確実に生態系や環境に
与えていた影響が失われたり均衡が崩れた時に何が起きるのかが問題です

知床
白銀の山なみは綺麗で、四季のある暮らしが気に入っています
豊かな栄養をオホーツク海にもたらし地球規模の海流を生み出す
恵みの流氷は今日もまだ着岸していません

関係ないけど、3年以上に亘って続いた我が町の橋の架け替え工事は終了しまして
昨日は仮橋の走り治め、今日は新橋の走り初めをしました
物事が移り行くのは当然ですが少しづつでも良いと思える方向に進むといいですね

今朝の最低気温-5度、昨日の最高気温-1度


<28.Jan2007>

2007-01-28 | 阿寒 国立公園

今日は昨日に引き続き友人を連れて藻琴山登山へ行ってきました
スキーシューを履いて往路は森林樹海(キャンプ場)コース
復路は小清水ハイランド登山口へ下りました

森の中を山頂目指して歩きます
途中、テレマーク、山スキーを履いたバックカントリーの人たちに会いました

森林が開けてくると白銀の斜里岳が見えます
網走の向こうのオホーツク海には流氷も見えました

スキーシューでは急勾配が上れないので斜めに斜面を登りながら尾根に取り付きます

山頂で昼食、手元の温度計で-10度
この時期だと屈斜路湖は氷結して真っ白のはずなのですが表面が凍り始めたところです
今年は雪もとても少なく樹氷も小さく風景が違って見えました
普段、積雪で屋根しか見えない小屋が全て出ていて驚きました

下り尾根筋、右に屈斜路湖を望みます
手元の温度計で下りの尾根-15度、日も傾きかけた登山口-18度でした
オホーツク温泉に入り、網走に友人を送っていって帰ってきました
なかなか楽しい週末でした


<26.Jan2007>

2007-01-26 | 阿寒 国立公園

摩周湖 (撮影:21日)
表面に少し薄氷が張っています
周囲の雪はとても少ないです
摩周湖は最大水深が211.5m、平均水深が137.5mと非常に深いため
毎年、全面結氷するわけではありません
同じカルデラ湖である西向かいの屈斜路湖は水深が117.5m、平均水深28.4mと浅く
毎年、ほぼ結氷し日本一御身渡りができる湖として有名ですが
今年はほとんど結氷せず日曜日に予定していたアイスダイビングが中止になりました

宣伝。(一応) 縄文会に所属していまして
とても面白い講演なので興味のある方は是非、聴きに来てください

今朝の最低気温-11度、昨日の最高気温-7度