色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<30Jun2006>

2006-06-30 | 昆虫

フタスジチョウ Neptis rivularis insularum FRUHSTORFER タテハチョウ科
北海道では各地で普通に見られ白斑、白帯が発達した亜種aino
中部地方の長野、山梨各県の山地に多く分布する

光の具合によって黒に見えますが焦げ茶色です
食草は環境省レッドデータブック 絶滅危惧II類(VU)に指定されている
ホザキシモツケなどでこの周辺でも7~8月頃にたくさん開花します
蝶は発生地をあまり離れることがないので食草と運命をともにする事があり
もし何らかの理由で食草が激減したらこのチョウもあまり見れなくなるのでしょう

今日は北海道の夏らしく爽やかな朝です

今朝の最低気温15度、昨日の最高気温26度


<29Jun2006>

2006-06-29 | 昆虫

ミヤマカラスアゲハ 右:♀、左:♂
晴天で暖かくたくさんのチョウが乱舞しています

シロオビヒメヒカゲ ジャノメチョウ科 Coenonympha hero neopersis FRUHSTORFER
北海道のみに生息する特産種で道東のものは白帯の発達がよく亜種 Latifasciata
山地性ですが写真の場所は平地です

大きくて綺麗なミヤマカラスアゲハについつい目が行きます

今朝の最低気温18度、昨日の最高気温21度


<28Jun2006>

2006-06-28 | 植物

レンゲツツジ ツツジ科ツツジ属 Rhododendron japonicum(A.Gray)Suringar 蓮華躑躅
曇り日の柔らかい光がシックな色合いを出しています
デザインの勉強をするのなら自然の色、
特に南国の海の中の色を参考にすれば良いと言っていた知人を思い出しました
あと一人、お腹が減ったあまりにツツジの花を食べて
大変な思いをしたかなりサバイバルな知人がいた事も思い出しました

昨日の夕方から今日の午前中まで雨がたくさん降りました
こんなに雨が降った後でもシロオビアワフキ(白帯泡吹虫)
通称アワムシの泡はたくさん木についていました
今朝の最低気温18度、昨日の最高気温21度


<27Jun2006>

2006-06-27 | 北の大地での生活

ロールベールサイレージ 牧草ロール
以前はサイロで牛の飼料などを保管したり発酵させたりしていましたが
サイロは建設費がとても高いうえに発酵中に酸素が不足して危険だという事で
最近では機械を使いこのように手軽にロールにして置いておくようになりました
北海道ではお馴染みの景色ですが地域によって事情が違います
気温の低い道東では畑作や農作に向いていないので酪農家が多くありますが
牧草の生育も温暖な地域に比べると悪く
比較的暖かい道南地方が年に2~3回、時に4回牧草を刈り取れるのに対し
道東地方では特別暖かい年を除き1~2度程度しか牧草が刈り取れません
広大な土地を持っていても生産性が悪いのです
先週末にようやく晴れたので近くの牧場では大急ぎで牧草ロールを作り
今日にはすっかり白いラップで包み終えていました
また雨の予報だったので降り出す前に酪農家も大急ぎで仕事を済ませたようです
ラップの色は白、黒、緑、レインボーカラー(!)と何種類かありますが
色で発酵調整したり、いつ作ったものかを見分けたり見た目を楽しんだりしています
賞味期限は3週間で食べ頃、それから2年ぐらいは飼料として使えます
たまに裸のままで置いているものも見かけますがそれは牧草ではなく
麦の穂を採ったあとに作る麦旱(ばっかん)ロールで牛の寝床などになります
で、牛さんも意外とグルメ(?)で生の牧草(伸びすぎて硬くなったのは嫌い)、
牧草ロール、発酵が進んだ牧草ロール、その他、と食事のメニューを変えます
同じものを与え続けていると飽きて食べなくなるそうで
そうなると元気もなくなるしお乳の出にも影響するので
酪農家もいろいろと工夫しているのです

今朝の最低気温18度、昨日の最高気温24度


<26Jun2006>

2006-06-26 | 植物

ベニバナヤマシャクヤク ボタン科 Paeonia obovata 絶滅危惧種(絶滅危惧ⅠB類)
手元にある少し古い図鑑ではボタン属キンポウゲ科となっているのですが
現在の定説ではさらに原始的なボタン科として独立しています
知人の好意で花が散る前にと急遽、案内してもらいました
何とも魅力的な色です

今朝の最低気温15度

<24Jun2006>

2006-06-24 | 富良野・美瑛

富良野サイエンス塾 平成18年度のテーマは「台所の科学」
今日は朝一番で職場の人と一緒に富良野へ向かいました
これは身近にある粉を使って爆発実験をはじめる様子です
台所にあるものとは小麦粉、片栗粉、アルミ粉、砂糖など、何でも試してみます
炭鉱で起きる炭塵爆発が有名ですが、粉塵爆発を身近なもので再現してみました
この後、とっても面白い事になるのです

アルミ粉の爆発の瞬間、すごい明るさです

粉塵がこんな爆発を引き起こすなんて驚きです
密閉された空間、かつて炭鉱内でも何気ないタバコの火が大災害をもたらしました

息を吹きかけて舞い散った粉にローソクの炎に引火した瞬間
 
この日の夜は富良野の森ナイトウォッチングの予定でしたが宴会になっちゃいました
富良野 知人宅に泊


<23Jun2006>

2006-06-23 | 野鳥

カワラヒワ スズメ目アトリ科 sinica minor L14.5cm
羽の黄色が目立ちキロコロロという鈴のような鳴き声を出します
目立ったところに停まる事が多く野付半島でも見かけることが多いです

今朝の最低気温16度、昨日の最高気温18度


<22Jun2006>

2006-06-22 | Weblog

北米のゴマさんより
コロラド州ロッキーマウンテンにほど近いのトレッキングルートだそうです
コヨーテ、シカ、ブラックベアー、マウンテンライオンなどが生息しているそうです

ピックアップトラックは北海道では結構必需品の人も多いのですが
全国では需要が少ないらしくとうとう国内生産中止になりましたね

3000m級の峠でも自転車で超えている人がいるそうです
大陸と島とでは規模が違いますね

今朝の最低気温16度、昨日の最高気温18度


<21Jun2006>

2006-06-21 | 北の大地での生活

斜里川でのサクラマスの遡上 硬骨魚綱 サケ目 サケ科 桜鱒
斜里川は日本一サクラマスの遡上の多い川といわれ
落差3mほどの滝を3~50cmの魚体を躍らせ昇って行く様子が見られます
川幅は約20mあり落下水が表層へ向かう力を利用して少し離れたところから
ジャンプするのですがなかなか滝を超える事はできず
滝の下に待機する2000尾から3000尾もの親魚が何度も何度も挑戦します

渓流の女王ヤマメはサクラマスのうち海に下らず川に残ったもので
北海道から東北地方では降海して大きく育ったサクラマスが生まれた河川に遡上し
道東では6月いっぱい頃がピークで釧路川でも釣人の姿をたくさん見かけます
遡上を始めたサクラマスは消化するための機能が低下し餌をとらず
食べても消化・吸収できないそうです
産卵は秋で河口から50Km程の上流で行いサクラマスの名前の由来は
婚姻色がサクラ色になるからとも桜の時期に川を遡上するからとも言われています

実習用に特別に許可を得て9月に別寒辺牛川で採ったサクラマスを食べましたが
産卵のため身はスカスカになっていました
今朝の最低気温15.5度、昨日の最高気温24.5度