色即是空 ~ 行く川の流れは絶えずして ~

北の大地での生活

All is vanity
We llives in endless journey

<30Nov2005>

2005-11-30 | 野鳥

コゲラ キツツキ目キツツキ科 Picoides kizuki L15cm 亜種エゾコゲラ

珍しくちょこんと木の枝に止まってますが
キツツキなので普段は幹にへばりついてそっぽを向いている場合が多いです
キツツキの中では一番チビで、春のドラミング音もアカゲラなどと比べ
“コロコロコロ”と可愛い音を出します
普段は「ギィ」とドアの軋む様な鳴き声を出します
もともとは山地性の鳥でしたが近年は市街地にも住むようになって
テレビアンテナをコンコン突っつく事も珍しくないとか

今朝の最低気温-2.5度、昨日の最高気温6度


<29.Nov2005>

2005-11-29 | 野生動物

         エゾリス♂?                  エゾリス ♀?
 
この2匹は仲良し夫婦で、繁殖期はまだ数ヶ月先ですが
繁殖期に見られる追いかけっこもするし、たいてい近くにいます。
が、エサを掘り起こすのも食べるのもそれぞれが
好きな場所で好きなようにやっているように見えます。

オスを発見して見ていたら
何気なく振り向いた後ろにメスが近づいて来ていて互いにびっくりしました。
メスはオスよりたくさん食べて子育てに向けてたっぷりと脂肪をたくわえます。
エゾリスの子育てはお母さん一匹で行います。
肝っ玉母ちゃんだったりして

今朝の最低気温-9度、昨日の最高気温4.5度

<28Nov2005>

2005-11-28 | 北の大地での生活

雪が少なく、その分冷え込みが激しい亜寒帯に位置するわが町ですが
昨日の午後から降り出した雪でちょっとした雪景色になりました

エゾリスの番が顔を雪で真っ白にしながらオニグルミを掘り出しては食べています
今の時期、エゾリスはオスとメスの違いがよくわかり
お嫁さんはエサをたくさん食べて脂肪をたっぷりたくわえて丸々と可愛らしいです

昼にはカラマツ林でキクイタダキ、コゲラ、キバシリ、ヒガラ、ハシブトガラ、
シジュウカラ、シロハラゴジュウカラなどがせわしなくエサを採っていました
カラマツの幹で、上からはシロハラゴジュウカラが下からはキバシリが、
ご対面の前に道を譲ったのはキバシリの方でした

今朝の最低気温-8度、昨日の最高気温4度

<27Nov2005>

2005-11-27 | 野鳥

春国岱のオオハクチョウ


屈斜路湖のオオハクチョウ

干潟は野鳥だけではなく貝やカニ類など小さな生物の宝庫です
干潟に開いている巣穴が潮の干満により海水中に酸素を供給し
海水を新鮮な状態に保っています
また干潟には鳥のエサの残骸を分解するバクテリア
バクテリアを餌とするけい藻類、それらを食べる貝やカニ、小魚がいます
目には見えないけど大切な生命の循環が干潟にはあります


<25Nov2005>

2005-11-25 | 野鳥

ヒガラ スズメ目シジュウカラ科 Parus ater L11cm
針葉樹が大好きでアカエゾマツの松ぼっくりの種を銜えています
カラ類の中では一番ちびで、よく枝先の細い部分にぶら下がっています
あまり人を怖がらず、着ているセーターの毛玉を
巣の材料に引っ張って持って行った事もあるとか
アカゲラ、ヒガラ、ヒヨドリ、ミヤマカケス、シメ・・・
たくさんの鳥が群れで構内を賑わしています

今朝の最低気温-8.5度、昨日の最高気温9度

<24Nov2005>

2005-11-24 | 野鳥

カケス スズメ目カラス科 北海道の亜種ミヤマカケス L33cm
カラスの仲間でドングリが大好き
今年は道東のドングリの実生りが良くなかったので大変だったかも
頭が良く他の動物の鳴真似が得意で
“にゃあにゃあ”と猫の鳴き声が樹上からするので見上げるとコイツだったとか
つい先日は昼間の構内で「ピーッ」鹿の鳴き声がして
「ん?」と思ったら、続いて「ジェージェー」という鳴き声がして
みんなで「お前かぁ」と言ったのでした

今朝の最低気温-4度、昨日の最高気温7度

<23Nov2005>

2005-11-23 | 阿寒 国立公園

オンネトー アイヌ語で“年老いた湖”



好きで何度も訪れる場所のひとつですが
“五色沼”の異名を持つように
季節、時間帯によって湖の色が面白いほどに変わります
http://www12.plala.or.jp/alpinestars/framepage1.html

<22Nov2005>

2005-11-22 | 世界遺産 知床


知床は野生生物との出会いはもちろん
時折、目を見張るほどの美しい風景に出会う事もあり
四季折々、時間帯によっても見せる表情が変わるので
何度でも訪れる場所のひとつです
ウトロ在住の知人と過ごす時間もとても楽しく
いつまでも変わらず、そして今以上の豊かな生態系が
未来へと受け継がれて行けば素晴らしいです



世界遺産に登録され、例年の何倍もの観光客がこの夏の間に訪れ
踏み広げた遊歩道、これまでよりもさらに人を見慣れてしまった野生生物
残念な事に鋭利な刃物で文字を刻まれてしまった樹などが見られます
82年にすでに「漁業開発、森林伐採、道路開削が急テンポで進むにつれ、
もはや(野生の)楽園ではあり得なくなっている」
と記された本がありますが、現状はさらに深刻です
地元の人々の生活も考えなくてはならず
単なる自然の状態が残る場所というだけでは保護するのは難しいですし
世界遺産というブランドがついても
それに伴う様々な価値観を持つ人の受け入れに対応するのは大変な事です



今後は、身近な名もない野や山に愛おしさや畏敬の念を感じ
大切にしていこうという気持ちがよりたくさんの人の心に
自然と芽生えるようになればいいなあと思います
そのきっかけの一つが、各地にある国立公園や大学演習(研究)林
世界遺産の中で見つけられればと思います