先週、木地山ダム方面の通行止めで登り損ねた祝瓶山だが、年に一回は登らねば気が済まないので五味沢方面の針生平から鈴振尾根を辿って山頂に立った。4パーティ程の登山者が山頂を目指していたが、紅葉最盛期の後で人影の少ない静かな山歩きでこれも悪くない。
今日は暑からず寒からずの好天で沢筋から吹き上げる爽やかな風は心地よく、汗かきの自分にとっては6月の梅雨の合間の好天と共に好きなシーズン。何時も木地山ダム側から登ることが多く、12年ぶりに訪れたコースは何か新鮮な感じがして気分も良い。
朝日連峰と飯豊連峰は今の山登りの中心をなすエリアだが、その中でも祝瓶山だけは特別な思いが有る山で、沢登り・釣り・山歩きで過去40回以上は訪れているだろう。生まれ育った土地からは最も近くてなじみが深く、東北の山では他には見られないピラミダルな山容は心惹かれるものが有り、毎年祝瓶山詣でを行うことが常になった。
しかし、残念ながら沢登りで最も手ごわいカクナラ沢と、美しいゴルジュが続く人気の金目沢を登り損ねてしまい、素晴らしい雪稜が山頂まで続くだろう冬の祝瓶山は手付かずだった事が心残りだ。やはり登りたい時に決断実行し、メンツと天候などのタイミングに恵まれないとこういう事になると今になって反省。
しかしまあ、山にはいろんな遊び方があるわけで、朝日連峰では山スキー・山歩き・沢登り・クライミング・トレランもどきなど、やってみれば結構楽しく遊ばせてもらったと感謝。他人にとって何の興味も価値がなくどうでも良い事も本人は真剣で、結局自己満足度の高さがモチベーションとなる。遊びだったらある時は馬鹿になるくらいが良いのではないでしょうか?
※ こんな事もやってました。
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