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東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

昨年末の湿った大雪の爪痕 2015.06.17

2015年06月17日 | 林業
毎年、この時期なると避けて通れないないのが作業道の道開け。の共有の作業道の先に自分の山林と作業道があるため、どうしてもここを退かさないと山林と作業道の手入れができない。

久しぶりに回すチェーソーも研いだばかりの刃の切れ味は良く、まるで豆腐を切るように刻んでは枝を払う。樹齢60年ほどの木は枝も太くて硬く、退かすだけでも結構手手間の掛かる地味な肉体労働。

しかし、よく間伐された杉の林は明るく風も良く通って清々しく、小鳥のさえずりを聞きながら一時を過ごすと森林の静寂が身に沁みる。ひどい汗かきの自分だが、この時期は湿度も気温も低く流す汗も何か心地良い。すっかり退かした後はスッキリして気分が良い。

しかし、昨年12月の風のない湿った雪は3日間休むこと無く降りけ、冬に備えて乾燥が身を固くして守るはずの杉は準備ができず、枝に掛かる重みに耐えかねて上半分から次々に折れてゆく。その時の悲鳴は大きくて谷中に響き渡るそうだ。

作業道を先代があちらこちらに切った為この作業は毎年延々と続き、今年は年内に全部終わるのか解らない。財産を残してもらったはずが管理だけが残り、余り生産的な事もできない所が悔しいが、何時かは再び評価される時が来ることを信じてコツコツやるだけ。まあ、暫く金にならない仕事だが、週一のストレス解消の趣味と思えば良い。
















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