この機械をご存知の方は少ないと思いますが、果樹農家などでは畑の草刈に使用さている草刈機です。椅子の下には1m位のプロペラの様な物が付いていて、その先にはスェーデン鋼で出来た10cm位のハンマーナイフが付いている。
やや大型でエンジンの大きいこのマシンはパワー抜群で、3cm位の潅木などバリバリなぎ倒し、狭くて急な作業道でも登攀力抜群の頼もしい相棒。小さな岩なら火花を散らしながら砕いて行く。全て刈払い機でやったら1週間は掛かるだろうが、これだと2日のあれば楽勝でしかも乗用タイプ。
幅が4mほどの作業道は3~4年すると潅木で覆われ、やがて軽トラの通行も出来ない荒れた道となる。4WD2トン車の通行を確保する為にも草刈は必須で、毎年この時期になると登場する頼もしい奴。しかし林業は産業として成り立たなく立った様な業界で、今時こんな事をやってる人も少数派だろう。現状では残された山林の保守・管理だけで手が一杯で、これだって何時まで続くかか解らないが・・・。
しかし下刈り・間伐でも同様だが、刈り払った道を省みると気分はすっきりして満足感があり、登山とはまた違ったストレス発散の場でも有るのです。