東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

馬肉ラーメン かめや食堂 (山形県長井市)

2008年05月25日 | 蕎麦・ラーメン
先週、飯豊連峰の山スキーを楽しんだ帰路、一軒のラーメン屋に寄ってみた。

店舗は小国から113号線を下って今泉のT字路を左に長井方面に向かい、3~400m程先の信号を左に入ると間もなく看板がある。日曜日ではあったが4:30PMという中途半な時間帯にも関わらず、店内には10人くらいのお客さんがくつろいでいる雰囲気で、家族連れ・友達連れなど、年齢を問わず広い客層に見えた。

メニューは中華「大盛り¥700・普通¥600・小盛り¥570」の3品のみで馬肉ラーメンの専門店。注文してから20分も待たされたのには参ったが、出てきたその品は麺にメンマ・ネギ・馬肉チャーシュー、それとなぜか安っぽいペラペラな魚肉ソーセージが一枚載っている。見た目は実にシンプルだが黒い馬肉とスープが特徴で、いったいどんな味がするのか興味をそそる。

何か臭みが有りそうな先入観を持ってしまうがそうではなく、独特のスープと特注のモチモチした太麺がからみ、とくにアクも無く”ここにしかない味”を醸しだしている。昔、長野県の上田市でサクラ鍋「馬肉鍋」を食した時の肉の硬さは無く、意外とあっさりしたなんとも個性的な一品だ。

長井市近辺では以前から馬肉を食する習慣がある様だが、かつて草競馬場が有ったのがそのルーツと言われている。かつて店は今泉駅のすぐ傍に有ったらしいが、そういえば高校生の頃長井市への列車通学の途中、腹をすかしてこの食堂に飛び込んだ記憶がある。

どちらと言えば好き嫌いのでる店かもしれないが、シンプルメニューで55年間守り通した店の心意気を感じ、今の流行などとは無縁の我が道を行くスタイルには共感を覚えます。

「馬肉ラーメンのかめや食堂」

http://www.e-dcs.jp/kameya/menu.html



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする