東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

雪囲い

2007年12月02日 | 田舎の話

毎年のこの時期、避けて通れない実家の雪囲い作業がある。山形の中山間地の農家には、雪下ろしした雪を投げ込む池があり、その周りを伽羅木等の坪木で景観を整えている家が多い。池はかつて残飯を餌にした鯉が育てられ、正月になると大切なご馳走として頂くのが習わし。その他、池は鍋釜洗いはもちろん洗濯や農機具洗いなどに供され、果ては防火用水としての役目もあった。農家にとっては無くてはならない大事な池だった。

しかしこの池の周りの坪木は毎年雪囲いを行い、春先にはまた解体しなければならないので結構手が掛かる。何しろこの地は標高440mに有り、飯豊連邦の温見平(400m)よりも高い為、里山と言えども積雪は1.0~1.5mも有り、生半可な雪囲いではすまない事情がある。屋根の雪下ろし&雪投げも同じだがこれが結構な土方作業で、積雪の無い今の仙台はまるで天国と言う事になる。

しかし忘年会や山スキーなどと遊び呆けている間に、体力仕事を除いて年寄り仕事で殆ど片付いてしまい、最後の高所作業を行うとほぼ終了した。なにもこんなに堅固にやらなくても良さそうなものだが、冬の庭の景観を楽しみたい年寄りの意地と楽しみもある様だ。

 

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