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不知火アスカの"きのむくままに"

その時やっている事や思っている事…が今や模型製作記に。時々悪乗り。
(スローペースでも私らしくいきますようー☆)

第87回 下地作り ~筆塗りで(後編)~

2007年07月21日 10時24分54秒 | プラモデル関連の話題

さて、後編です。

前回言ったか言わなかったか、筆塗りでサフを吹く(塗る、かな)のでもちろん使うのはビン入りサーフェイサーです。

このビン入りサーフェイサーは、エアブラシでも吹けるそうです。ただ、粒子なんかが塗料と違うので、もしエアブラシでサフを吹く場合には、十分に手入れをする必要があるそうです。わりと詰まりやすいらしいですから。



さて、前回は1度全体にサフを塗り、表面のキズやヘコミを消すために表面を水研ぎし、再度全体にサフを塗りました。


そしてそれが乾燥したら、この後編にはいりましょ~。






まだ今の時点では結構荒い目のペーパーを使っています。

表面にヘコミやキズはなくなったようですが、ちょっと地が見えている部分もあります。






こちらもヘコミなんかはなくなりましたが、後ろの方がかなり地が見えてしまっています。




目が粗い番目のペーパーのため、表面をならしただけでカドがハゲました。




さて、また表面に地が見えてしまったので、もう一度サフを塗りつけます。


地が見えたら必ず再度サフを塗りましょう。

めんどくさい!な人は、使うペーパーを1000番以上にして、ゆっくりペーパーがけすると良いです。それでも大きなヘコミがあれば2回ぐらいは普通ですけどね。





というわけで再度塗装します。ベタベタと塗っても構いません。干渉なんかがありそうなら厚さは加減が必要ですけど。




そして、さっき段階でほぼキズはなくなっていますよね?

なので、次のペーパーがけは「仕上げ」となります。


何が違うって?使うペーパーの番目を細かいものにします。


私は今回すぐ手元にあったので、1500番を使いました。



最初のころは400~600番、仕上げは1000番以上の目で行うと楽かもしれません。




さて、完全に乾燥したら仕上げに入りましょう。


そして下地作り完成!

表面を丹念になでる感じでやるときれいになると思います。


この時点で地が見えたり、まだヘコミが残っているなら再度サフを塗りましょう。





ここまでが下地作りとなります。


今回使ったのは、すべてがほぼ平面で、作業するにはかなり簡単な部類に入ります。しかし、カーモデルのように細かなミゾがあるような場合、サフの段階でそのミゾが消えてしまう可能性もあります。

そういった時は、サフが乾燥するたび、もしくはサフ塗りの何度かに1回はそのミゾを自分で彫り直す必要があります。

こういった細かなミゾがあるような場合には、やはりスプレーやエアブラシのような方法で少しでもサフを薄く吹く必要があります。


筆塗りでも出来ますが、精度という点ではスプレー式には負けます。

しかし、ピンポイントで塗ったり、特定の部分を厚く塗る、といったことは筆のほうが良いと思います。






実際にやってみるも良し、参考にはするけど真似しないも良し、まぁ筆塗りでも下地作りは出来ます。

作業工程だけはどんな場合にも共通だと思うので、ゼヒとも参考にどうぞ~。



最後になりますが、長々3回にもわたる内容を読んでいただきありがとうございます。まだ見てない人はぜひ見てきてくださいね~☆



次の筆塗り練習シリーズ思いつかないなぁ…。。。。。


次回より作業の更新に戻ります~。
今日はタグ埋めめんどいや

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第86回 下地作り ~筆塗りで(前編)~

2007年07月20日 10時35分20秒 | プラモデル関連の話題

さて、前回のキズ埋めはどうでしたか?私の場合はあまりうまくないので、どれだけ丁寧にスクラッチしてもキズは残ります。それを消さないと表面はきれいになりませんからね~。



そして、今回は下地を実際に作ります。が、2回にわけてお送りします。


下地を作る時に使うのが、「サーフェイサー」です。「下地剤」とも言えるでしょうか。

注・「サーフェイサー」は略して「サフ」と呼ばれるのが一般的です。また、サフは普通缶スプレーなので、「サフを吹く」と言うと、つまり表面をサフでコーティングした状態とも言えます。


この「下地を作る」ことをするとどんな得があるのでしょうか。

もっとも得すること、それは「塗料の食いつきがよくなる」ことだと思います。いくら模型用だと言っても、完璧に塗料がのるわけではないんですよね、残念ながら。
そこで表面にサフの層を作ります。サフは、キット表面にもしっかり食いつき、塗料との相性も良い、というわけです。

「塗料の食いつき」とは、まぁ簡単に言うと、塗った塗料のはがれにくさを言います。「しっかり食いつく」「食いつきが良い」というのは、塗料がはがれにくいことを言います。



もうひとつはキットに手を加える人にとって重要なことです。

例えばキットが黒で、そこに白色のパテを盛ったとします。
もし、この上から黄色を塗ったらどうなるでしょうか。

もちろん、普通の塗料であれば、黒の上と白の上では黄色の発色が違います。

サフは隠ぺい力(下の色を見えなくする力)が強いので、下地の色を均一にし、完成度を高めます。



他の利点は…まぁいいや(苦笑)



重要な欠点は、「塗膜が厚くなること」です。干渉には注意が必要です。






そろそろ話が長くて嫌になると思うので、写真入でいきます~。





今回使うのは、クレオスのMr.サーフェイサー1000です。
メーカー名が違う? グンゼ産業→GSIクレオスです。
1000って何? 粒の細かさです。

あとは500もあります。両方あると便利かも。




まず、前面にサフを塗装します。この時、多少分厚めでもかまいません。

いくらラッカー系とは言っても、念のため乾燥には1日はあけましょう。



ここからは部分ずつ見ていきます。




パテとプラ板の間にきれいにスジのヘコミが見えてます。




そこで、その部分を水研ぎ(水をつけて耐水ペーパーで磨くこと)します。

表面が現れたらそこでひとまずストップします。




こちらも下のほうに隙間とキズが見えてます。



同様に水研ぎします。表面が見え出すと、キズの部分にサフが残っています。

これなら成功です。





ヘコミがかなり目立ちます。



同様に水研ぎしましょう。



もちろん、キズ部分だけではなくて、全体もしっかり表面を水研ぎしましょう。
表面を均一にすることも重要な要素です。




さて、サフはしっかり出来て、表面も磨いたし完成!


ではなくて、下地が見えたので、もう一度サフを塗ります。



そこそこたっぷり塗っても大丈夫です。







お疲れ様です。前編はこれで終了です。


あ、今回使ったペーパーは、確か280番です。

ちょっと荒いです。出来れば400~600ぐらいのものを使ってください。


次回、後編も見てくださいね~☆
筆塗り サーフェイサー サフ ビン入りサフ 下地 塗装 スクラッチ

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第85回 下地作り ~そのまえに キズ埋め~

2007年07月19日 10時51分39秒 | プラモデル関連の話題

さてさて、以前の「筆塗りによる研ぎ出し」に続いて、今回は「下地作り」をテーマにして、筆塗りで完成させたいと思います。

まず、最初にちょっとしたお話と、あとは写真入実践に入ります。出来れば最初の文章も(長いですが)読んでください。


最近ではエアブラシの高性能化とそこそこの値段のせいもあって、初心者でも簡単にエアブラシ塗装が出来るようになって来ました。エアブラシは筆塗りと違い、ムラ無く厚さも均一に、しかも薄い塗装面になるので、完成時のデキは、筆塗り<エアブラシというのが現状です。

しかし、エアブラシですべて塗装というのは、実は正解ではありませんね。より高い完成度を目指すのであれば、筆塗りもそれなりに出来ないといけません。

それがもっとも極端に現れるところは、奥まった小さなモールドなどでしょうか。

こういったところは、エアブラシやスプレーの粒子が付きにくい、届きにくいことがあります。そこで、事前に小さなモールドを少しだけ筆で塗っておくと精度が増します。
(ちょっと文章では伝わりにくいでしょうか)

他にもありますね。スミ入れです。最近はスミ入れマーカーも登場し、難易度は下がっています。しかし、より高い完成度を目指すならば、エナメル塗料のスミ入れがよく使われています。


つまり、エアブラシ(スプレーなど)にも筆塗りにも長所と短所があるわけです。

なので、その長所をうまく使えるように、どちらの特徴も知っておく必要がある、という話です。


注:私はスプレー缶こそ使ったことがあるものの、エアブラシは高くて買えません(苦笑)ので、知識面でしかエアブラシはわかりません。欲しいんですけどね;;;;






さて、実践に入りましょう。


まずは、下地作りについてですが、目的は「塗装する面にサーフェイサーで下地を作る」ことです。

ですが、下地を作る前に、やらなければならないことがあります。

そう、傷埋めです。


実際に普通の市販キットでこれをするのは、例えばランナーから切り離す際にパーツをえぐってしまった時とかですかね~。


まぁ、覚えていて損は無い技術だと思います。





まずはコチラを見てください。かなり深い穴と、ちょっとしたヘコミがあります。これらをサンプルにやっていこうと思います。

あまりに大きかったり深い場合には、エポパテやポリパテで埋めましょう。

今回はそれとは違うパテを使います。


タミヤパテです。これは、「ラッカーパテ」と呼ばれるもので、Mr.カラーのシンナーに溶ける、溶剤系のパテです。なので、いわゆるシンナー臭もあります。

これの使用方法は、「溶かして溶きパテとして使う」のがまさに主となります。



まずは塗料皿に少し出します。見た目は、かなりドロっとしていて、ツヤがないグレーの物体です。




そして、そこにラッカーシンナー(Mr.カラーシンナーです:Mr.カラーはラッカー系塗料です)を少し加え、溶かします。

この時、傷が深ければ深いほど、シンナーは少なくした方がいいです。傷埋めのときは基本的にあまり溶かしません。

塗料の時と同じ要領で溶かしてはいけませんよ~。




そして、少し溶いたパテを筆で傷やヘコミに塗ります。

正確には、「塗る」というよりも「盛る」ということをしてください。

これは実際にやってみるとわかります。
逆に、ここで盛ることが出来る程度に薄める必要があります。







1日経過







?????

傷部分だけへこんでいます。前の写真と見比べるとはっきりわかりますよね。

「なんで?しっかり盛ったのに?????」

その疑問に答えましょう。


今回使ったのはラッカーパテ、つまりラッカーシンナーで溶いたラッカーパテです。
このラッカー系というものの特長として、

乾燥・硬化とともにヒケがすごく起こる

という点があります。
簡単に言えば、ヘコミがあると乾燥・硬化する時に同じようにヘコむ!
ということです。まぁ写真みたいになると覚えてください。

(ヒケ:硬化する際に、混ざっていた揮発性物質が揮発する、もしくは物質のもつ収縮率の影響などで最終的に収縮してしまうこと。キットの接続ピンの表側がうっすらへこんでいるのが典型)


要は、あれだけ盛ってもへこんでしまうので、「パテはあまり溶かずにしっかりと盛る」のが重要です。




あとは、表面を水をつけながらペーパーがけして完成です。

この時、まだ極端に埋まっていなければ(へこんでいれば)再度溶きパテを盛って傷を埋めましょう。
ほんの少しであれば、次回以降のサフの時にカバーできます。




いやー、お疲れ様でした。

下地作りの前に傷を埋めておかないと、後で苦労しますよ~。



簡単にまとめておきましょう。

1.下地を作る前に大きな傷をチェック
2.溶きパテ(粘度は高め)をしっかり盛る
3.表面をならす

これらが下地作りの最初の一歩となります。




次回は「下地作り ~筆塗りでサーフェイサーを使う~」

正直なところ、サーフェイサーはスプレー式の方が良いと思います(苦笑)


エアブラシ買えない人の戯言だと思ってください;;;;;


勝手にタグを埋め込んでみる
ガンプラ ガンダム スクラッチ キズ埋め 傷埋め タミヤパテ ラッカーパテ 溶きパテ 筆塗り ヒケ

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第16回 研ぎ出しに挑戦してみる(後半)

2007年04月13日 23時30分23秒 | プラモデル関連の話題
はろはろ~アスカです。今日、京都には中国首相が来るということで厳戒態勢プラス大渋滞となったわけです。大阪や奈良にも行ったそうですが…ほんっとにこんなに渋滞させてまでご機嫌とるってのは一般市民にはわからない話です。裏で何があるのか…


すいません、研ぎ出しの続きでしたよね。ではでは、前回をさらっとまとめますと。

色を塗る→研ぐ→色を塗る→シールを貼る→クリアー塗る

とここまでしました。さ、この先をはじめますよ~☆彡
ここで、中研ぎと言われることを行います。具体的にゆーと、クリアーを塗ったところでは、まだシールと土台の段差が残っています(前回参照)。そこで、この先の作業をよりよくするために、今の状態で一度ペーパーがけを行います。ここで使用するのは1500番の耐水ペーパーです。水研ぎならば表面に深い傷もつきにくいのです。ここでは軽く段差をなくすようにやさしくやさしく表面を研ぎましょう。


これは普通のシールです。段差はごくわずか残っているようです。ですが大体表面はまっすぐのようです。


そしてインレタ。ほとんどシールによる表面の段差は見当たりません。



最後に水転写。表面がまだでこぼこしてます。もう少しペーパーがけしておきましょう;;;



さあ、ここまでくれば先はもう少しとなりますよぉ♪ただしここで重要な点があります。実はこの状態で表面にトップコート光沢を吹けばその時点で終了になります。ですのでめんどくさいという方は、前半・後半ともクリアーを塗るところをすべてトップコートに変更してもかまいません。でぇすぅがぁ、筆塗りに執拗に固執していきますので(笑)この先も筆でやりますよ~。。。


さ、先ほど中研ぎした面に、クリアーを塗ります。表面はある程度平面にするように意識しながら塗りましょー。多少厚くなってもかまいません。出来れば二度塗りしておくと良いのでは?と思います。

クリアーを塗りました。ここではアップ写真はありません~。今、多少厚くなってきたクリアー層が出来ています。ここからは研ぎ出しの仕上げにかかります★
簡単に言うと、先ほどと同じようにペーパーがけを行います。ここで使用したのは2000番の耐水ペーパーです。さっきと同様水研ぎしましょーね。


普通のシールです。中研ぎと同様に行いますが、しっかりクリアー層が出来ていると表面がまっすぐになっていると思います。他のはどうでしょか。。。


こちらはインレタ。こちらも表面がまっすぐになるように、ということを意識しながら表面をしっかり水研ぎしましょう。

水転写です。ま、上の二つと同様平面になるようにしっかり水研ぎします。表面はたいらですね。


ここからはもうクリアーは使いません。ここから使用するのはコンパウンドです。こちらは私が使用しているやつです。これで先ほど水研ぎした面をひたすらに磨きます。ただ、コンパウンドと言っても、多くのメーカーさんが多くの種類を出しているので、これよりも細かい目のものがあればそれを使ったほうがいいですよ。普通のペーパーがけと一緒で、コンパウンドでも粗い目のものから細かい目のものへとするのが普通です。今回は手抜きですね;;;;


シールの完成版です。表面は筆塗りでぼったりと塗らないとかなりシール自身に厚みがあります。シールの上からしっかりクリアーを塗っても表面には影響はないので、それなりに厚みが出ますが、結論から言えば研ぎ出しは可能です!ただし、ごらんの通り、切り出した枠が残っています。もし普通のシールで研ぎ出しを行うのであれば、かならず自分で気にならないようになるぐらいに余白をしっかり切り取りましょう。そうすれば普通のつや消しタイプのシールでも十分に表面はピカピカになるでしょう。



インスタントレタリング形式デカール完成版です。インレタって実は思ったよりも厚みがありました;;;ですが筆塗りにかかれば厚さなんて気になりません(笑)でっぷり塗っちゃいましょー。結論は、インレタは研ぎ出ししても問題はありません。ですが、決して厚さを侮らないこと。思ったよりも厚いので表面を研ぐときには十分に注意しておく必要はあるかもしれません。ですが完成すればかなり表面はきれいになりますよ☆


そして水転写式デカール完成版となります。カーモデルやバイクモデルでもっともこれが多く、一番難しい作業といえるかもしれません。結論としては、もちろん研ぎ出しは有効なものとなります。しかし、水転写式デカールが曲者となります。今回、貼った時点で右下に失敗がありました。そのため、クリアー塗装によってよく見るとデカール右下が伸びています。そして、実はデカール表面が大変細かく波打っています。そのため、少しデカール面がしわがあるように見えてしまっています。ここでもうひとつの結論は、水転写式デカールがちゃんと貼れていなければなりません。当たり前ですが、ここをいい加減にしてしまったようです;;;;;;;;;;;;




はぁ~疲れたツカレタ。研ぎ出し講座後半が終了いたしましたー
ワーパチパチ

私としては、改めてシールというものの奥深さがわかって、かつ筆塗りによる研ぎ出しに少し知識と技術が身についた気がします☆これが少しでもやってみようと思っている方に参考になることを祈りたいです(^人^)


長々と前半・後半とお付き合いいただきましてありがとうございます。実は結構これに手間がかかっておりあんまりガンダム進んでません;;;;;;しかも本業に納期というか、日にちの決まった仕事がありまして…はぁぁ~.........
いやいや、やることもやりつつしっかりと趣味にも時間は費やしますよ(笑)

どもども、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。お相手はアスカと読者の皆さんでしたぁv(^ ^)v
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第15回 研ぎ出しに挑戦してみる(前半)

2007年04月12日 15時36分31秒 | プラモデル関連の話題
はっい~アスカですっ♪いや、特にテンション高いとかではないのですが…そう、とうとう研ぎ出しを私自身の練習も含めてお送りしてしまう企画で~す☆ほらほら、そこのアナタ、笑顔がたりないよ(何



…でははじめましょー。今回は簡単に言うと、最終的に塗装面をぴっかぴかにしてやろうということナノダ!ですが、ただ単に表面をキレイにするだけでなく、ガンプラ中心の考え方でやろうと思います。具体的に言うと、「ガンプラについている、シールインスタントレタリング形式のデカール水転写式のデカール」それぞれを貼った面について挑戦します!!

まずこれを使用します。

ホームセンターで売ってましたスチレンボードを使います。特性は地球に優しく…ではなくて、プラ板よりも少しやわらかめで加工がしやすいという特徴があります。実際プラスチックに塗るのと大きく変わらないので練習には安くて使いやすいものを。



今回は3つのシール(冒頭参照)を予定しているので3枚切り出し、裏はテープで止めてます。
まず、表面を塗装がしやすいようにペーパーで少しならしておきました。そして今回はMr.カラーより、半光沢のキャラクターブルーを使用しています。適度に薄めて2~3度程度乾いては塗り…をします。





そして、通常の筆塗りフィニッシュに向かうために、乾いた塗装面をペーパーでやさしく削ります。使用したのは1500番。そして最後にもう一度塗るのですが.........


やはり筆塗り、多少がんばっても表面にうっすら筆あとが残ってしまうんですよね。一応トップコートを吹けば目立たなくなりますが、あくまでも筆塗りに執拗にこだわりたいと思います(汗)あ、まわりの青いのはヤスリで削ったらなります。実際にはもっとやさしく行いましょう;;;



ではでは、シールを貼ります。右下にいつも余っているかわいそうなバンダイマークを使用しました。え~っと、

左:いわゆる普通のシール
中央:インスタントレタリング(こすり付けて貼るやつ)
右:水転写式デカール(車やバイクで使うやつ)

~です。表面がどうなっているかみてみましょ。


普通のシールです。やはりはっきりつや消しとなり、どこまでがシールなのか丸わかりですね;;;

インレタです。やはりレタリングされている部分はつや消しですがなじんでいるように見えます。


そして水転写。若干右下失敗しましたが;;;これもどこが端なのかがわかってしまう結果です。


今回の研ぎ出しの最大の目標は表面をツライチ(表面を平らにすること)にして、つやを出すことです。しかし、シールにはもちろん厚みがあり、シールも塗装面とは材質が違うので、結果段差が出来ます。これをなくそうとするのです。もちろん自己満足の世界ですが、やはりコレができると憧れるものです。

ではでは続きを~。もちろん今回使うのはこれ!!!!

クリアーです!他にもすーぱーくりあーIIとかあるんですけど、割とエアブラシ向きだったりするので普通のクリアーでLet's Challenge!!


念のため…
 ここから先ほどシールを貼った面にクリアーを筆塗りしますが、私の今回やってみた手順を紹介します。もちろん、もっと上手な方法もあると思いますので、参考程度にお願いします。また、同様の手順で行っても、塗装した環境等で違いが出る可能性も考えられるので、私はそれについて起こったいかなる損害にたいしても責任は負いません。自分の技術向上のためです、自己責任でお願いします。


まず、一番の注意点ですが、水転写式デカールは、十分に乾燥していることを確認してください。そして、表面の汚れやごみはしっかり取り除きましょ~。
まず、クリアーを筆塗りします。ただし今回はまったく薄めてません。ヘタに溶剤で薄めてしまうと、溶剤成分の揮発でシールに影響が出るのでは?と推測したからです。そこで、あまりベッタリならない程度に表面にクリアーを塗ります。

普通のシール。やや周囲のフチが見えています。

こちらはインレタ。特に表面に段差は見当たりません。
(白いのはゴミっぽい、泣)

そして水転写。うっすらとフチが見えてます。

これらが乾燥したら、今度は少しだけクリアーを薄めてもう一度この上から重ね塗りします。その結果は以下です。。。



乾燥途中です。シールのやつですが、はっきりと周囲にフチが見えているようです。シールはかなり分厚いことがわかります。


これはインレタ。表面少し波打ってるものの、特に段差が目立った様子はありません。インレタの厚さがもっとも薄いようです。


そして水転写。これもわりとしかりフチがわかるようです。しかし、シールほどではないようなのですが;;;

とりあえず、この状態で完全に乾燥するまでしばしお待ちを。





さあ、長々お話しましたが「筆塗りモデラーのための研ぎ出し講座」どうだったでしょうか。講座とは言うものの完全に私の実験につき合わせているだけでしたが;;;正直自己満足的にやりましたが…後半に続きます。

もし参考にしようというアナタ!疑問質問もありましたらお待ちしてまっす☆
なぜかテンション高い部分があったりなかったりのアスカでしたぁ
v(^-^)vvvvv

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