芬陀院

2015-01-14 15:40:40 | 全京よもや話
全ちゃんが休むと言うことで男前のでんでん虫が一言書いてみょうと思う。

と言うことで私の大好きな東福寺へ案内しようと思います。

東福寺と言へばどなたでも知っておられると思いますが、

京都では名高い紅葉の名所地でございます。そこでですね、

華やかな紅葉の真っ最中に、

東福寺の塔頭の1つである芬陀院を覗いてみましょうか。

芬陀院は東福寺駅(JR、京阪電車)で下車して駅前の本町通りを約400m南へ行きますと小さな橋があります。

渡った所を左へ東福寺のほうへ進んでください。約100m右側に芬陀院の入り口があります。

入り口から玄関までの通路すなわちアプローチと申しましょうか。

右側に高さ3m以上もある椿の垣根が覆いかぶさっているように見える。

ほとんどの皆さんが銀閣寺へ行かれた事と思いますが、

銀閣寺にもアプローチに椿(樫の木もある)の木が覆いかぶさっています。

少しでもワイドに大きく見せようと演出しているのだろう。

椿は鎌倉時代の武家制度になって非常に嫌われたらしい。

椿は首からポタッと落ちるから嫌がれていたらしいが、

日本古来一番古い木でしかも春一番に咲くのが椿である(今は色々在るからそうではないらしい)。

ちなみに奈良二月堂では

わざわざ造花の椿を使って松明を作り火をつける。

さてアプローチから玄関へと入って行きます。

ここは桃園天皇の皇后である恭礼門院のお住まいを移転したものである。

従って何もかも御所風に出来ている。

車寄せ、菊の家紋、そして下り藤は一条家の家紋である。

白壁を強調した禅宗独特の作り方、

入ったところもやぐら建築で吹き抜けになっている。

中にあるたくさんの位牌はほとんど一条家のもので、

住職は昔一条家の方がなっていましたが、最近は民間の人がやっている。

ご本尊は釈迦如来です。

ここのお寺は別名雪舟寺とも呼ばれています。

雪舟日本の代表的な水墨画家である。

岡山生まれで藤原一族である。

当時は一族の中から一人でも出家するとこの家は安泰であると言われてた。

このような中で雪舟は岡山の宝福寺に出家する。

次回は少し雪舟のお話から鶴亀の庭園へ入って行きます。




ここで前回の全ちゃんのように問題を出します。

     ′芬陀利華(ふんだりけ)はどんな華でしょうか?

             
             答え(           )