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不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

I liquidi a bordo limitati

2006-11-06 16:57:23 | 日記・エッセイ・コラム

EU当局の要請で、11月6日からEU領域内と
スイス、ノルウェイ、アイスランドの各空港利用の際の
機内持ち込み手荷物の規制が厳しくなりました。

8月に未遂で終わったヒースロー空港でのテロ事件で
液体を使用した小型爆弾が利用されたのを受けて
特に液体の取締りが厳しくなります。

詳細はこちらも参照。

乗り継ぎで上記の空港を利用する場合でも
適応されるのでヨーロッパで乗り換えのある場合も要注意。
またセキュリティチェックを終えたあと
空港内で100ml以上の液体を購入したら
密封したままの状態でユーロ領域内を出なくてはいけないので
こちらも要注意。

早速6日の朝のニュースでは
フィウミチーノ空港のセキュリティチェックに
長蛇の列ができている様子を映していました。
早めにチェックインカウンターに行くほうがいいみたいです。
しばらく事態が落ち着くまでは。

100ml入りに密封ボトルに入った液体を一人10本まで
つまり総計で1リットル分までは手荷物として持ち込み可能ですが
それをすべて透明のこれまた開閉自由な袋に入れて
持ち歩かなくてはいけません。
不便この上ないと思うわけですが人類の安全のためなら仕方ない。
これで日本人だったらきっと空港近く(もしくは空港内)で
このための「便利なビニール袋」を売る業者がいたりするわけですが
イタリアではそういうところで商売する人があまりいないんだよねぇ。
売ったら絶対儲かると思うけど。

私はジッ○ロックでも購入して次のフライトに備えることにします。
化粧品を常用しない私は持ち込む液体といえば
コンタクトレンズ洗浄液と歯磨き粉(これも対象)くらいなんだけど。
化粧品や香水の所持が多い女性は大変ですねぇ。

もちろんチェックイン荷物に入れて預けてしまえばOK。
今回問題になっているのはあくまでも手荷物の規制ですから。

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L'alluvione e Vigili del Fuoco

2006-11-04 09:27:34 | まち歩き

身分証明書の更新で市役所に赴いたときに
消防車の展示を見かけました。

まず目に付いたのはヘリコプター。
おもちゃみたいでかわいい。

Vigili_del_fuoco_01
病み上がりでぜんぜん何も考えずに撮っている写真。
せっかくのヘリコプターが…。

40年前の洪水の際にも活躍したといわれる消防車たち。
クラシックな消防車は味わい深くていいよねぇ。

Vigili_del_fuoco_03
アルファ・ロメオだしね。さすがイタリア。
フィアット車もあったなぁ。
そしてコジモ一世の頭にはいつもハト。

Vigili_del_fuoco_02
水陸両用車。
こんなのがアルノ川洪水時には役に立ったのでしょうかねぇ。

Vigili_del_fuoco_04
運転席も簡単シンプルだけど、こういうのがいいな。
なんだかすごく懐かしい。

今日は1966年の洪水から40周年。
フィレンツェの街のあちこちで記念式典や展示が行われています。

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Il Rinnovo della Carta Identita

2006-11-03 21:15:00 | 日記・エッセイ・コラム

イタリアの「身分証明書」は有効期限5年。
私の身分証明も11月7日で期限切れになるので、そろそろ更新。

現行の身分証明書と写真を持って
フィレンツェの市役所に出向きその旨告げたら
「外国人?」と聞かれ
「外国人なら滞在許可証も必要だから」といわれ
一回家に引き返し念のためパスポートと滞在許可証を持って出直し。

5年前に身分証明書を作ったときには
まだ就学用の滞在許可証だったため
身分証明書にも肩書き「学生」と書かれていたのを思い出し
「仕事をしているので書き直しておいてください。」と窓口で依頼。

仏頂面のおじさんは返事もせず
ちらりと滞在許可証に目をやり、そのまま仕事を続行。

この身分証明書というのが実に情けないもので
未だにただの紙っぺらなのですよ。
山積みになっている身分証明書の形をした紙に
普通にプリンターで印刷していくだけ。
このご時勢、電子カード化するとか
せめてプラスティックカードにしてほしいよね。
(日本の免許証みたいに)

印刷が完了する前に5,45ユーロを支払わされ
出てきた身分証明書には相変わらず「学生」と印刷されていたので
サインする前に「さっきも言ったけど、ここ書き換えてください」というと
「もう印刷したからだめ。なんで先に言わないんだ。」と逆切れされ
「先に言ったし、そのために滞在許可証も見せたのに。」
「俺は外国人じゃないから滞在許可証の見方なんか知らない。」と。
いやぁ、外国人じゃないからという問題ではなく、
あなたの脳みそがどうかしているよ!
だって全部イタリア語で書いてあるわけだし
なにかといえば「滞在許可証」というくせに!

怒るどころか呆れてしまい
「とにかく学生ではないので、
身分証明のための書類なのできちんと書き換えてください」と
改めて依頼すると
「俺の勤務時間はもう終了になるからだめだ。
さっさとサインして帰れ。」
「じゃぁ他の担当者に頼むからいいです。」
「もう印刷して金も受け取ったし
俺はサインしてあるから変更はできない。」
「でも内容に間違いがあるんですけど。」
「じゃぁ、もう一回改めて作り直しだからもう一度5,45ユーロ払え。」
「間違えたのは私じゃないのに、なんでもう一回払う必要があるの?」
「じゃぁそのままもって帰れ。5年後に書き換えろ。」
といって上着を着て立ち上がり、無言でサインしろと要請。

まぁね、この身分証明書に学生と書いてあったからといって
何か問題があるわけではないだろうし
体調崩していてもともと元気ないので闘うのは諦め、
後日別の人に相談しようと思ってサインして引き揚げ。

なんだよ、こんな紙っぺらの身分証明書なのに。
と思ってよくよく見ると
以前持っていた身分証明書と番号が違っている。
普通身分証明書(いわゆるIDカード)って
その人が死ぬまで一生同じ番号じゃないの?
ちょっと疑問に思ったんだけど。

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La forte nausea

2006-11-02 23:11:00 | 日記・エッセイ・コラム

メールマガジンを書いて、
その抜粋記事をブログに反映させている間にも
徐々にひどい吐き気が襲ってきて
ブログに書き込んだら
直ちにPCをたたんでベッドにもぐりこみ
ビリーとチッチーノに囲まれて眠ったのが月曜日の夜中。

それからずっと吐き気と熱でうなされておりました。
仕事は溜まっているのにベッドと洗面所の往復しかできず
その合間に水分補給して、ビリーとチッチーノにご飯上げて。
いつもは一日二回のビリーの散歩もビリーはじっと我慢の子で
一日一回で何とか…。
それでもふらふらの飼い主を気遣って
いつもより短めコースで妥協してくれました。
ビリーはよい子に育ったな。

木曜日の朝、何とか起き上がりりんごを食べて
ベッドから抜け出すまでになり
と思ったら朝からひっきりなしに仕事の電話。
今は私にとっても忙しい時期なので、休んでばかりもいられない。

しかし、食べた端から吐き気に襲われるのはなんだろうねぇ。
数年前まではすごく胃腸の調子が悪くて
嘔吐も日常茶飯事だったけれど
ここ数年特に一人で暮らし始めて
自分の好きなものしか食べなくなってからは
嘔吐とも決別していたのだけど。

ここの所食べなれないものを食べて胃が疲れたのか、
それともみんなが言うように、
インフルエンザのようなウィルスが蔓延しているのか。
皆様もお気をつけください。

今回あまり調子が悪いので友人に電話する気力もなく
とりあえず母にだけは電話してみた。
一言「レバーなんて小さい頃から食べ慣れないもの食べるからよ」
その通りでございます。
消化できないのはわかっていたのにねぇ。

しかし、好き嫌いが多くて、
いわゆる世の中の「おいしいもの」を食べられないばかりか
たとえそういう「おいしいもの」を食べても
消化できずに苦しむのもそりゃぁ不幸だと思いますよ。

ということで相変わらず調子が悪いながらも
何とか動き始めました。

心配していただいた皆様、ありがとうございます。