ちょっと体調を崩していた間は
家でおとなしくジャガイモとかジャガイモとか
ジャガイモばっかり食べていました(爆)。
まぁ、普段からジャガイモばっかり食べているので
あんまり違いはないわけですが。
ちょっと調子がよくなって
ここのところ立て続けに外食。
土曜日は友人がローマからやってきたので一緒にランチ。
ランチだから軽めにということで
私はプリモの「ボッタルガのスパゲッティ」と
付け合せの「ポテト・グリル」。
またジャガイモ食べているよ、と自分でも思いつつ(笑)。
イタリアのジャガイモは粘着質で甘くて
日本のほくほくポテトとは違った旨みがあるんですよ。
ほんとうは、albero4は
自慢の竪琴をたずさえ詩を唄いながら歩を進め冥界へのIの守りカロン(Caronte)を魅了してスティジェ川を渡り冥界の王ハーデス(Ade)の番犬であるケルベロス(Cerbero)をも魅了して黙らせついに冥界の懐に入り込みます。
っていってたの。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「JellyFish」が書きました。
日本へ行く前に無駄遣いはしたくない。
なぜなら!!
たまにしか行かない日本で無駄遣いする資金が減るから(爆)。
しかし、必要なものは(しかも期限付きだと)
やっぱり払うしかないわけです。
たとえそれが目が飛び出るほどの金額でも(笑)。
今回はマジで目が飛び出そうになりました。
つい1週間前に「会計士費用半年分」ってことで
900,00ユーロ近くを払ってお財布がすごく軽くなったのに
(その時も目が飛び出そうになったけど)
今回は「IVA(税金)」。
今年は確かに申告している所得が増えているので
税金も高くなって当然ですが、1030,00ユーロですよ。
15万円近くを税金で払いました。
有意義に使ってほしいものです。
で、IVA(税金)とは別にINPS(社会保障保険)も
支払期限が来週に迫っているので払っておくことに。
こちらが370,00ユーロちょっと。
これって何かいつか私のためになるんだよね??
あんまりわかってなくて払うだけ払っているけど…。
というわけで必要経費だったり
国民の(国民じゃないのに)義務だったりで
払うべきものは払いますが
すっかりお財布は軽くなり
紐をきゅっと締めたい気分になりました。
ぜんぜん貯金ができません(泣)。
働けど働けど貯まらず。
日本で無駄遣いできそうにないです(笑)。
お土産の数が足りなくても皆さん怒らないでね(爆)。
毎朝両親は欠かさずドリップでコーヒーをおとしていたし
一日中コーヒーのある家庭で育ちながら
そしてエスプレッソの国・イタリアに暮らしながら
私は昔からずっと今でもコーヒーが苦手。
普通のイタリア人家庭はもちろん、
イタリアで暮らす外国人のおうちにもある
エスプレッソ・コーヒーのマッキネッタさえ
我が家にはありません。
(エスプエッソ・コーヒー・マシンについてはこちら参照)
たまぁにバールで飲むとうまいなと思ったりもしますが
基本的に自分で淹れてみてうまかった試しはないので(笑)。
友人から「ここのコーヒーがうまいらしい。のみたぁい」
というリクエストがあり
今回の帰国のお土産候補となったコーヒー豆。
ようやく時間を見つけて豆買いに行ってまいりました。
近所ではないので、なかなか時間が見つけられず
それにできるだけ挽きたてに近い新鮮なものを
日本まで持っていってあげたいしね。
市内からは離れているので、地元の人で賑わっていて
とても良い雰囲気の落ち着いたきれいなカフェです。
もともとはコーヒー豆の焙煎から始まった会社。
Cafe Piansa
Viale Europa 126
Firenze
フィレンツェ市街地からは
サン・マルコ広場などから31・32・33バスに乗って
でかいCOOPの先の停留所で降りると目の前。
コーヒーについては薀蓄も何もない私は
お店の人に「一番おいしい豆を挽いてください」とお願いして
素直に勧められたBar 10+1という豆を購入。
一番高い値段がついていたけどね。
(それでもここで買ったら日本の豆に比べたら安いです。)
これと同じ豆を使ったコーヒーを
店内でももちろん飲むことができるので試しに一杯。
私は常にカフェ・マッキァート。
一口飲んでうまいと思いました。
他のお店で飲むコーヒーよりもずっとずっとまろやかなの。
柔らかな口当たりと喉ごし。
さすが有名な焙煎&カフェだなぁと納得する味です。
今回の私の帰国で
このコーヒー豆のお土産に当たる方幸せですよ(笑)。
ギリシャ神話の登場人物・オルフェウス(Orfeo)は
アポロ(Apollo)とカリオペ(Calliope)の子で
半分人間半分神の吟遊詩人。
父親譲りの竪琴の腕前はすばらしく、
その調べは自然をも魅了したといわれます。
彼が生まれたとされる地はトラキア。
ヘロドトスの時代まで、遠く謎めいた土地と伝えられた土地。
かの地ではその昔、
音楽を使ってトランス状態に持ち込み、
自然界に力を及ぼす不思議な力を備えた
シャーマンが存在したともいわれ
オルフェウスも多かれ少なかれ
そうした力を備えていたと伝える説もあります。
有名なのはオルフェウスを巻き込んだ悲劇。
彼の最愛の女性エウリュディケ(Euridice)は
アポロの息子の一人であるアリステウス(Aristeo)の
執拗な求愛に辟易し
ある日、アリステウスから逃れようとして、
誤って毒蛇を踏みつけてしまい
その毒蛇に噛まれ、その毒により命を落とします。
オルフェウスは最愛の妻を失った悲しみに明け暮れ、
ついに冥界まで彼女を迎えに行きます。
自慢の竪琴をたずさえ詩を唄いながら歩を進め
冥界への渡し舟の守りカロン(Caronte)を魅了してスティジェ川を渡り
冥界の王ハーデス(Ade)の番犬である
ケルベロス(Cerbero)をも魅了して黙らせ
ついに冥界の懐に入り込みます。
そこで再び竪琴を弾き、
ハーデスの妻ペルセフォネ(Persefone)の心も動かし、
ハーデスと契約を結ぶことに成功します。
冥界の王が提示した契約の内容は、
オルフェウスがエウリュディケを先導し
地上に上がるまで一度も後ろを振り向かないと約束するのなら
彼女を地上に戻そうというもの。
オルフェウスは喜んでこの申し出を受け入れ
最愛の女性を先導して地上に向けて歩き始めます。
しかし、あと少しで出口というところで不安に駆られ
つい後ろを振り返り彼女の姿を確認してしまいます。
約束を守ることができなかったため
そこで見た彼女の姿を最後に
彼女は再び冥界の果てに連れ去られ
二人は永遠に離れ離れになってしまいました。
この悲劇のあと、オルフェウスは女性を愛することを絶ち
同性愛の傾向を強めたともいわれています。
まさにこれを理由に、後にトラキアの女性たちの反感を買い
酒神バッカスの祭りの際に、
取り巻きの女性たちに八つ裂きにされたと伝えられています。
このテーマから、バッチョ・バンディネッリによって作製されたのが
かつてはヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)におかれており、
現在はメディチ・リッカルディ宮殿(Palazo Medici Riccardi)の
中庭にあるオルフェウスとケルベロス(Orfeo e Cerbero)。
非常に繊細なオルフェウスの肉体に
秘められた弱さと愛を感じる作品。
後期ルネッサンスからマニエリスム期の彫刻家として
ミケランジェロの影響を強く受けたバンディネッリの
代表作である「エルコレとカークス」に比べると
非常に線の細い優雅さを感じる作品。
冥界の王の番犬を魅了させて従え
愛する人を求めて先へ進もうとする姿が
痛々しく感じられる作品ですが
後ろから見ると特に
その瞬間の先急ぐ愛する気持ちが感じられるような気がします。
愛する人を追いかけて黄泉の国まで行ったイザナギが
イザナミの変わり果てた姿を見て逃げて帰るのとは大違い。
なんかこのあたりに日本とヨーロッパの
もしくは東洋と西洋の女性に対する感情の違いを感じます。