不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Passeggiata fino a Piazza dei Poggi

2013-06-22 23:34:20 | 日記・エッセイ・コラム
特になにもない土曜日。
昨日までの体温越えの気温も落ち着いて
さわやかな風も吹く午前中、
レイラを連れてあてもなくお散歩に。

気持ちがいいので、アルノ川沿いを上流に向かってプラプラ。
途中大好きなTiglioの花吹雪の広場で
香りに包まれてひと休み。
レイラは勝手に一人で広場内の散策に出かけ、
時折不安になると私の所に駆けて戻ってくるという繰り返し。
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写真の真ん中辺りに小さいゴミみたいなレイラ(笑)。

Porta San Niccoloまで到着。
6月24日から、
今年も夏季限定でこの塔に登れるようになるけど、
今はまだ準備中。
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この広場には第二次世界大戦中の
イタリア芸術の007と呼ばれるSivieroの家があり
一応美術館として公開もされているけど、
いつもひっそりしている。
面白いんだよ、中に入ると。
私は実は好きなんだけど、今日はレイラが一緒なので、
入場不可。
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Casa di Siviero。

数年前に整備されたSpiaggia sull'Arno。
ぽつりぽつりと
日焼けに精を出しているイタリア人がいましたが、
さすがに月曜日の守護聖人の日まで3連休のフィレンツェ、
ほとんどの人は本当の海岸に出かけたのではないかと(笑)。
Spiaggiaの鬱蒼と草木の茂るパート。
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レイラもここまで太陽の下を必死で歩いてきたから
疲れたかねぇ。
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と思ったら、疲れてはいるけど、
向こうから来るゴールデンが気になって仕方ありません、
という顔。

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ゴールデン行っちゃったねぇ、という顔(笑)。

砂浜には降りず、その脇の広場へ。
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石垣のところに立っていた標識。
FORZA DI GRAVITA'
Non sfidarla,
vince sempre lei

このユーモアさと、
いけ好かない柵をつけたりしない大人な対応が好き。
でも実際酔っぱらって座って堕ちちゃう人もいそうだからさ、イタリアだと。
重力には逆らえませんからねぇ。
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木陰で涼んだあとは、帰路。
Ponte alle GrazieからPonte Vecchio。
下流に住んでいるので、
なかなかこっちまで来ないんだけど、たまにはね。
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と思ったら、橋脚に変なおっさん発見。
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グラツィエ橋からヴェッキオ橋に向かって
今にも歩き出そうとする人。

Uomo ComuneというCletの作品。
Cletはフィレンツェの街を中心に
道路標識に手を加えたアートを展開している
フランス人アーティスト。
フィレンツェ市は彼の「作品」を芸術とは認めず、
徹底的に取り払っているんだけれど、
どこまでを芸術とするかは難しい部分でもあるよね。
そんな彼と市の闘いは地味に続いていて
このたび、彼宛にフィレンツェ市から
以前のこの作品の設置が不法であったことを理由に
賠償金だか罰金の請求が届いたらしく、
それに反対の意を表して再び設置したらしい。
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どっちが正しいかは賛否両論だけれど、
これを見つけて写真撮っている観光客が多かったのも事実。

約2時間のぷらぷら散歩。
こんな時間も贅沢だわ。