不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

A castiglioncello

2007-08-04 16:43:25 | 日記・エッセイ・コラム

A castiglioncello
夏の思い出。

Castiglioncello_02
思いのほか水が冷たかったので
海水浴もせず、足だけ浜辺でちゃぷちゃぷ。
後は磯場でヤドカリ眺めておりました。
Castiglioncello_03

小さい頃から母に
「海や川の石ころは拾って帰っちゃ駄目。」と
いわれましたが、今回は拾って帰ってきちゃった。
なんだか、ほら、夏の思い出みたいで。

A castiglioncello
カスティリオンチェッロの海。
感動する美しさではないけれど、
フィレンツェから2時間で行けるので、
週末の数時間を過ごすにはオススメ。

Castiglioncello_01
有料の海水浴場もいっぱい立ち並んでいるけれど、
そうした施設の合間にある小さな無料の浜。
Spiaggia Libera。
無料なので、バールもトイレも、もちろんシャワーも
そういう設備はないし
もちろんビーチパラソルの貸し出しもなし。
トイレやバールは近所の海水浴場に借りに行けばよいし
シャワーは浴びずにそのまま帰っちゃえるくらいの
いい加減さがないといけません。

イタリア人の友人二人とそんなフリービーチに
タオルを広げでごろごろとしながら
おしゃべりして
たまにヤドカリ発見に磯場に行ったり。
彼女たちが泳ぐのを磯場から眺めていたり。
もっていった本を読み始めては
1ページも読まないうちに眠くなり、
うつらうつらとしては暑さで目が覚めたり。
生あたたかくなったモモやぶどうをつまんで
なんてことはないのに笑いあったり。

特に何もしない一日。
太陽と海の香りをいっぱい吸収するだけの休日。
こういう一日が今の私には必要だったんだねぇと実感。

Castiglioncello_04