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不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Gli oggetti che mi attirano

2007-04-22 15:57:21 | まち歩き

興味を持つものって人それぞれ違う。

職人展に行って私が興味を持ったもの。

モッツァレラチーズ。
一口大の水牛のモッツァレッラは
一緒に行った友人のお薦め。
適度に塩味が聞いていて小腹を満たすのにもってこい。
Bufalina
ただ購入して帰っても絶対にだめにしてしまうので、
その場で一つだけ食べて、ぐっと我慢。

Brattino_peruviana
あちこちの物産展で見かけるペルーの小物。
キッチュな指人形。
つくりが粗雑で人形の表情が結構いびつなので
その辺りが素朴な感じで、なんとも懐かしかったり。
赤頭巾ちゃんなのに
ちびまるこちゃんみたいな引きつり笑い。
これも買ったところで家でどうしようもないので
毎回見て楽しむだけで買ったことはないんですけど。

Oggetti_africani
アフリカ系の人々がたくさん並べて売っていた木彫り。
背の高さが結構インパクト。
これに似た感じのもう少しがっちりしたタイプの木彫りを
脇において食事をしている人がいました。
まるで友達が脇に立っているようで
全然違和感がなかったのに笑いました。
こういった木彫り彫刻も
いっぱい並んでいるとかわいらしいけど、
一体だけ我が家にあっても居心地悪そうだから
絶対自分では買わないけど、
結構買って帰るイタリア人がいるので、驚き。

Pesca_aragosta
職人展らしい一幕。
Aragosta(イセエビ)をとるためのカゴを編んでいるおじさん。
口に咥えたツルがいい感じ。
でもおじさん、ちゃんとカメラ目線。
イセエビ取りに行く予定も無いので購入は控えます。

Spezie
スパイス売り場も結構好き。
いい香りがするし、時に変なスパイスも売っているので。
これは写真に撮るのが楽しいのであって
購入する気はさらさらない。
スパイスもあまり買って帰ったことがない私。

ということで職人展に行ってもあまりお金を使わずに
おいしいものをその場で食べているだけ。
これはこれで正しい楽しみ方だと思うけど、
お土産に何か買って来ればよかったなといつも後悔。


I LOVE ARTIGIANATO

2007-04-17 07:02:27 | まち歩き

Art07
今年で71回目。
イタリアはもちろんヨーロッパをはじめ世界各地の48カ国から
職人技のひかる作品や手作りの商品や食材を集めた「職人展」が
フィレンツェのFortezza da Bassoにて開催中。

手作業の伝統工芸が全国各地に残っているイタリアでも
特にそうした伝統工芸技術が根付いて受け継がれているフィレンツェ。
ここに暮らす人々は日常的にそうした良質の商品に触れ、
技術への理解度も高いので毎年人気の見本市となっています。

50000平方メートルの敷地内に設けられたパビリオンに
48カ国から参加している700の出展者たちのスタンドが並んでいます。

Art02
出展品目もアクセサリー、服飾品、インテリア、食材、家具など多岐にわたり
色々観て歩くだけでも楽しめます。
ここでしか買えない作品もあり、お土産や贈り物探しにも最適。
今年はトスカーナ地方の職人芸にスポットを当てて
実際に製作風景を見ることのできるパビリオンもあって、
家族連れでも一人でも色々楽しめるようになっています。

Art01
フィレンツェと姉妹都市に当たる教徒の伝統工芸品を集めたブースも用意され
日本の細かな手作業と豪華絢爛な着物や屏風は
イタリア人の注目を一気に集めています。
まったく異なる文化と伝統にも非常に興味を示すイタリア人を観察するのも
この見本市での楽しみかもしれません。

ART- Mostra Internazionale dell'Artigianato
I LOVE ARTIGIANATO
会場:Fortezza da Basso(フォルテッツァ・ダ・バッソ)フィレンツェ
会期:2007年4月14日から2007年4月22日まで
開館時間:10:00-21:30
入場料:5,00ユーロ(各種割引あり)
詳細インフォメーション


私は例によって食べ物のコーナーに釘付け。
Art04
好んで食べないけど魅力的なサラミ類。
Art06
あちこちで試食が楽しめるイタリア各地のチーズ。
Art05
めちゃくちゃ甘いけどやめられない「カンノーリ」。

そして、ご本人は現在日本で展開中の
三越各店での「イタリアン・フェア」に出展中で留守ですが
友人でもある帽子屋「Antonio Gatto」もこちらでブース出展。
Art03
春夏の軽めの帽子が魅力的。

職人展に行くとお財布が軽くなります(笑)。
今回の写真から新しいカメラ使用中(嬉)。

ご本人も職人として日々精進を続けるyossyの記事も参考に!


Pinocchio a Palazzo Pitti

2007-01-11 23:46:00 | まち歩き

私は子供の頃に親から絵本や童話を読んでもらった
という記憶がほとんどありません。
我が家は自営業で、両親が夜には
家にいないことが多かったせいもあるのでしょうけど。
小学校の図書館で自分で本を借りるようになって
自分で読んだ本の記憶はあっても
それよりも以前の本やお話の記憶はまったくなし。

そしてチャンスを逃したまま
読んでいない「名作」は数知れぬほど。
その中のひとつが「ピノキオ」。
本や絵本で読んでいないどころか、
ディズニーのピノキオも知らないし、
数年前にRoberto Begniniが監督主演した映画も観ていない。
(50歳のベニーニがピノキオという設定に抵抗があったので)

実際、ピノキオの話を知らないのです。

そんなこともあって、
ちょっと気になっていた展覧会に行ってきました。
フィレンツェのピッティ宮殿内にある「近代美術館」での特別展。
ピノキオの原作者は1826年11月26日・フィレンツェ生まれで
その生誕から180年を記念した展覧会。
1883年以降のイタリアを中心に世界各国の
さまざまな時代の「ピノキオ本」の挿絵を中心に展示。
有名な場面は何点かわかるのだけれど、
知らないシーンもいくつもありました。やはり。
挿絵のほかにはピノキオを扱ったおもちゃや
ピノキオが書かれた同時代の
社会的背景を物語る絵画作品も展示されていて
フィレンツェを中心に活躍したマッキアイオーリ派の
巨匠の絵画も紹介されていて面白かったです。
その当時のイタリアののどかさと
ピノキオが生まれてくる背景に思いを馳せているうちに
やっぱりピノキオを原作で読まなくちゃと思いました。

というのはディズニーが脚色したピノキオは
原作とはずいぶんイメージが違うのではないか
という感じがちょっとしたから。
まったくの子供向けじゃない、
ちょっと残酷で寂しげなエピソードがカットされていない
原作を読んでみたら、
1800年代のイタリアの一部が垣間見られるかも。

ということで2007年中にピノキオ原作読むことにします。

展示には日本で1920年代に発行された
「ピノキオ」も出展されていましたが
旧仮名遣いでお話が書かれていて
しかもタイトルは「ピノチヨ」でした。
確かにイタリア語表記のPinocchioはそう読めないこともない。
「ピノチヨ」はかわいい感じがするけど、別物のイメージ。
でもこれも今回の展示の目玉なのだそうです。

Pinocchio

展覧会は2007年3月25日まで。

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L'Organo che suona in via

2007-01-03 14:15:21 | まち歩き

街歩いていて見かけた「道端のオルガン弾き」。
共和国広場の脇、Zaraの向かい。

北の国の人かなぁ、東欧の人かなぁという感じの夫妻。
小さい屋台のオルガンは
鍵盤がついている普通のオルガンではなくて
穴あきの譜面を差し込んで
脇のハンドルをぐるぐる回すタイプ。

Organo_in_via

ぐるぐる回すとメロディーが流れ出す。

オルガン独特の風の鳴るような音と
物憂げな音階がいかにも冬の街にぴったり。
動画はこちら

オルガン屋台にくくりつけられた操り人形。
奥さんが奏でて旦那さんが操り人形で寸劇でもするのかな?

操り人形は裸んぼう。
よく見ると
「ゼッペット爺さんにジャケット買うために!
寸志をお願いします」と手書きの札。

なんとなく心がほっこりしてきて
嬉しくなって寸志置いてきました。
よい一年になりますように。(なんかお賽銭みたいだ)

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Illuminazione 2006

2006-12-20 01:45:39 | まち歩き

2006年も残り10日ほどになりました。
今年も地味なイルミネーションで
クリスマスを迎えようとしているフィレンツェです。

Albero4_natale_2006
この共和国広場のクリスマスツリー。
今年はイタリア全土にチェーン展開する
Starhotelsグループが出資しています。
ニューヨークのロックフェラー・センターの
有名なクリスマスツリーと同じポーションだというのですが
なんとも貧相に見えるのは
ここがフィレンツェの共和国広場だから??
高さ15メートルで電飾の数は16000個。

とりあえず、雰囲気だけでも冬のフィレンツェということで
最近撮影したイルミネーションのフィレンツェの街。
アルバム「logo_albero4 banner_01