スペインサラマンカ・あるばの日々

スペイン語留学の街、サラマンカより、地元情報とスペイン文化、歴史に関する笑えてためになるコラムをお届けしています。

そもそもなんでサラマンカ?という方に

2016-08-12 23:26:24 | サラマンカ・観光まめちしき


スペイン語習得者には「スペイン語留学のメッカ」として有名なのにもかかわらず、

ふつー日本ではまったくと言っていいほど知名度のないこの街、サラマンカ。



ちなみに私の実家をはじめ、日本の友人にはいまだに「結局どこだっけ?」
「さまーなんとか?」などと言われる始末の私、現地滞在20年越え(涙)。

フラメンコも、ガウディも、エルブジも、有名なサッカーチームも無い!
…なんかごめんね…(誰に謝る?自分)

こんだけ日本では地味な街、なのにシーズンになると世界各地からの
観光客、留学生で溢れかえる…なぜ?!
ここにとりあず書いてみるわ。

①世界最古の3大学のうちの1つがここにある。



1218年創立。といえば日本で言えば鎌倉中期、北条政子の時代となる。

フランスのソルボンヌ大学、イタリアのボローニャ大学と並んでローマ教皇に
認められた、現存する世界最古の大学の一つ。

16世紀には内外より1万人近くの学生が集まり、“ヨーロッパの知の集結地”
と言わしめた。

②スペインで最も美しいといわれるマヨール広場がここにある。



江戸時代中期に作られた、街のヘソとなる場所。正統バロック様式。
この国あちこちのマヨール広場を見た後にここを訪れ、皆納得。
特にライトアップされた姿は、ハッとするほど美しい。

③という感じで、中世の雰囲気をそっくり残した旧市街はユネスコ世界遺産。


歴史ある大学を中心に、古い街並が広がる様子は正に「スペインの京都」。
教会、修道院がやたら多いのも似てるかも。

④スペイン生ハム三大名産地がここ。



スペイン生ハム三大名産地とは…
テルウェル(アラゴン)
ハブーゴ(ウエルバ)
そしてサラマンカ!
中心地には生ハムショップ、バル、レストランなど数多し。
産地直送の新鮮な生ハムを心ゆくまで、ちょっとお得価格で味わえる。

番外…学生相手のバル、飲み屋が多く、マドリッドなど他の都市より断然安く飲めるらしい。



てことで週末バカ騒ぎ目的で来る訪問客多し。なんでも「スペインナンパし易い都市トップ5」
に入るとか?

そう、世界遺産の古い街並を散策し、生ハムを堪能、ついでにナイトライフも楽しめる、
首都マドリッドから気軽にこれる観光スポット、という感じなのか。

「期待しないで行ったら意外とよかった!」度の高い場所ともいえるかも。