スペインサラマンカ・あるばの日々

スペイン語留学の街、サラマンカより、地元情報とスペイン文化、歴史に関する笑えてためになるコラムをお届けしています。

ダメパスタを食す~その歴史

2016-08-29 22:37:09 | スペインだめメシ部

この国には、「パスタなんぞ、子供のタベモノである」という強い偏見がある。

小さい子供のいる家庭、学生の友人の家などでお昼にでてくるのが

「茹で過ぎたスパゲティに市販のトマトソースをぶっかけたもの」

である確立が高い。
「あら♪ シンプルでおいしそー!」と一瞬思ったあなたは、もう騙されてるのよ。

この市販のトマトソース=トマテ・フリートなるもの。単なるトマトピューレではない。
トマトソースの基本製作過程、
“にんにく、たまねぎをオリーブオイルで炒め、皮を剥いたトマトざく切りを入れて煮詰める”
をやってくれた上に、砂糖とか時々増粘料とか保存料とかごにょごにょを(メーカーによる)入れてパックにしたもの↓



これを、茹で過ぎて箸でも切れる状になったスパゲティの上にドプドプかける。
混ぜる。食す。………顔を上げると、前に座ってた先輩(空想)に「いいから黙って喰えっ!」
といわれるレベルの味だ。 すごくまずいわけじゃない、食べれる。お手軽。子供から皆好き。。
というわけで、国民的お手軽な一品、私としてはスペインだめメシの堂々たる一品と思っている。
このせいで、前出の“パスタ=子供が好きなお手軽ごはんにすぎない”の偏見が生まれたともおもう。

「イタリアすぐ隣だから、パスタ美味しいんじゃないの?」という貴方。
この国自身は新大陸からトマト持ってきて、イタリア南部も支配していた時代があったはずなのに、
スパゲティが一般的に普及したのはなんと70年代なのだ。

今でこそカルボナーラ、バジルなど一般家庭でも作るようになったが、
麺は給食のソフト麺レベルで、アルデンテに作ると「きみ~茹でが甘いよ~」などと苦笑される(怒)

今でこそ本格イタリアンレストランが増え、イタリア直輸入食材が手軽に入るようになったが、
「そんなもんはイタリア野郎に食わせときゃいいんだ!こっちのコシード(スペイン風ポトフ)やレンズマメの
煮込みの方がよーっぽど身になる!」などとほたえるおっさんとかの世代層が、まだ厚かったりする。

…そんな声をよそにパスタ消費量はぐんぐんあがる。
パスタ、ピザの洗礼を幼少時に受けた世代がもうずっと前から主流なのだ。
インスタントパスタなる、“パスタも含む、袋の中身を湯を沸かしたフライパンにぶち込んで終了”なものまででてる。
これだ↓


口の中バッサバサ!
久々に「みっ水…!」って小さく叫んだ。味はなんか知らんがすごい。でもさっきのトマトスパより
味がある。先日のミートボールと同じく、“何の調味料だろう…”と言ってるうちに完食するコース。
(でもチーズ味より小まし。あれは調理中の匂いだけで、同居人から苦情がでた)

そして近年、この地のインスタントパスタ界に大ヒットを飛ばした新星…ラーメン!
日本製のアニメ、ゲームで育った世代から人気が始まった。



もうスーパーにその棚ができるレベル。
売れてるね~

これは日清提携で現地パスタメーカー、ガジョが出したカップ焼きそば。
味は日本のそれに比べたら劣るけど、さすが日清。売れてます。

日清の社員まで出てきてその日本製品ホンモノ感をだしてます。

これに対抗するのがガジーナ・ブランカの“ヤテコモ”(食べちゃうぞ!の意)
…個人的に怒っていいレベルの味

ネーミングといい、このオリエンタル感だしときゃいいんだろう、のCMといい
だめねぇ~…もう開発会議の主導権を老害上司が仕切ったのが目に見えるようだわ!

(注-この記事アップより2年後、この製品は爆発的ヒットを飛ばし、新CMに
なるほど“なんちゃってオリエンタル”風味が消えていきました…)


なんとなく私の中のダメパスタの歴史書いてしまいましたが。
ひどく遅ればせながらも進むスペインのパスタ史、グローバルな方向に広がりつつあります。




街の本屋さんは移り行く~新しい本屋さん情報

2016-08-25 21:08:04 | サラマンカ・観光まめちしき

本年3月末、この街のセルバンテス書店が惜しまれつつ、その約80年の歴史を閉じた。

これは現地の人々に、想像以上にショックを与えたことだった。
中世の佇まいを残すこの街の、新陳代謝はことのほか、ゆ~るゆる。
親子三代続く商店などざらで、市民は「いつもの」場所に集い、「いつもの」風景に慣れきっているのだ。

それが…時代の流れに伴い、商売の仕方も変わってきた。そして長引く経済不況。
その昔ながらの店達は、ふとシャッターを閉めたかと思いきや、携帯ショップや100円ショップ、
チェーンのミニスーパーやファーストフード店に様変わりしてしまった。

そして…あのセルバンテス書店までもが!
「セルバンテスに無かったら、もう探すな。それは存在しないはずだから」といわれ、脅威の
在庫冊数を誇っていた。そのため他地方からの問合せも多く、サラマンカの文化の象徴と誇られていた。

後継者なし、経営者高齢に伴い廃業-というニュースの後、閉店を惜しむ客が
ひっきりなしだった。あの薄暗い、本屋独自の匂いの充満する店内、無愛想なのか親切
なのかわからんツンデレな店員、子供の頃から慣れ親しんだ雰囲気に浸って、写真を撮る人までいた。

…さてその後…

実は新しい書店のオープンがいくつか続いて、ちょっとしたブームになってる。

1つ目はLETRAS CORSARIAS




小さな広場に面した小ぶりな作り。
居心地良いソファー、コーヒーマシーンも備えられ、たっぷりと日の入る窓辺で
いつまででも読書していられる居心地さ。

蔵書はずばり「本好きによる、本好きのためのセレクトショップ」。
ベストセラーの山積みなし、著者名ごとの陳列(←これ重要)、
独自の好みで選んでるっぽい。児童書コーナーはかわいらしい。

オールマイティーさはないけど、ふと寄りたくなる雰囲気、
オープンから数年ながら、すでにかなりの固定客を持つ。
個人経営ながらも、生き残るだろうと思われる。

2つめは全国展開チェーン、Re-Read

ブックオフの巨大さには及ばないけど、明朗会計、激安古本屋さん。
どれをとっても1冊3ユーロ、2冊で5ユーロ、5冊で10ユーロという、今まで
現存していた古書店に衝撃が走るレベルのロープライス。

店内にあの古書店独自の古い紙の匂いがない。なぜって
90年代以前の古書は置かない方針だから。
この斬新アイデアの本屋さん、気軽さもあって結構流行るんじゃないかな。

そして最後はSANTOS OCHOA

創業100年の歴史を誇る、ログローニョの書店がチェーン展開。
すでに14店舗程スペイン全国に支店を所有。書籍、文具販売、そしてカフェも併設。

前出の老舗書店セルバンテスの廃業後、30人程からいた従業員は…
ここで皆さん元気に働いていた。あの骨董品のような薄暗いギチギチの店とは打って変わり、
明るさ一杯、スペース一杯のこの店で、新品のお揃いポロシャツを着て忙しくしていた。

黄昏の時代に入ったといわれる書籍業界だけど、
もうとっくに黄昏きってるこの古い街では、その新陳代謝は静かに行われていたんだ。
本好きとしては、しみじみと嬉しかったりするわけで。





しみじみと旨い安ミートボールの午後

2016-08-22 17:09:12 | スペインだめメシ部

それは大抵ぼんやりした日曜のお昼だったりするわけで。

起きたらあちゃー!みたいな恥ずかしい時間。
微妙に二日酔い、だけどお腹空いてる。
冷蔵庫の食品は払底状態。

日本だったら「ちょっとコンビニに行って」となる。
しかしここじゃその選択肢はない。そもそも
外に出て明るい日差しの下、この不健康体をさらしたくない。

出前というかデリバリーを頼むにしても、
「中華・ピザ・ケバブ」内の三択のみ。キッパリ!

非常食備蓄納庫の出動よ!といってみるものの、これも
「冷凍、缶詰、インスタント」のやっぱり三択で、
これらの中からごそごそと選び、ダメメシの準備となる。

私の場合、
なぜかこれ↓の出動回数が多い。

こっちでいうアルボンディガス、ミートボールの缶詰。
1つ1ユーロあたりと、妙に安い。

調理。パッカンとあける→皿に空ける→ラップしてチン。
終了。

なんとなく無駄に多く感じるグリーンピース。
暖める前はゼリー状のもろもろだったのがソースに変身。
挽肉というより「肉の練り物」で作られた団子。

「…何の肉なんだろう…」という最初に突いて出る感想は、
遥か昔、イシイのミートボールを初めて食べた時を思い出す。
この自問は食べ終わるまで脳内リピートされる。

しょっぱくはない。そして妙に後を引く味なのは甘辛さと大量の脂質、
そして化学調味料なんだろうけど。
体に悪いと思いつつ、完食しちゃうんだよな~(はぁぁ)

…今度はちゃんと自分で作ろう、と必ずや食後に自分の怠惰を反省。

アルボンディガス、肉団子の世界史は古く、ヨーロッパではローマ帝国時代の
レシピも見つかっている。(スパイスを練りこんだ挽肉を丸めて湯通ししたものらしい)

スペインでは12-13世紀頃、アラブ文化からそのレシピは持ち込まれた由。
スパイス、にんにくを練りこんだ団子をラードで揚げたものらしく、惣菜やで
テイクアウトが主流だったらしい…などと聞くとダメメシ反省気分がちょっと和らいだりするわけで。へへ。

まあスペイン風ミートボールについては詳しくまた書くとして、最後にレシピ動画など貼っとく。



カルロス・アルギニャーノ氏はテレビの料理番組の進行役として、パイオニア的存在。
彼の番組は、92年よりタイトル、放送局を変えつつも、なんと!現在も続いている、安定の人気長寿番組。
その万人受けの秘密はシンプルでわかりやすく、楽しい、レシピ紹介にあり。

ひじょーに長い前ぶり、歌、小話など交えつつ、うまーくぴったり時間内に
さっくり終わらすとこはプロだな。




あまりにも小盛り上がりだった~ビートルズのスペイン初来訪。(小さくヤァ!ヤァ!ヤァ!)

2016-08-19 10:07:34 | スペインがお題のコラム


本年がビートルズ初来日50周年記念、ということで
かなりの記事、イベントが目に付いた。

1966年の6月29日初来日。
3日間の滞在で5回コンサート、観客動員数5万人。
「ビートルズ現象」として日本文化史に大きく残る出来事だった。

そして…
ここスペインへの初来訪は、その1年前の1965年7月1日。
この年行われたヨーロッパツアーの最終地として選ばれ、
マドリッド、バルセロナ2都市でそれぞれ1度ずつのコンサートが開催。

最初のコンサートはマドリッド、国内最大の闘牛場、ラス・ベンタスにて。
17時40分スタート、収容人数2万3798人を誇るこの場所に来た観客…

たったの5000人!

観客席、スッカスカ~!

なんで?!
(ちなみに同年8月、ニューヨークコンサートでは、動員数5万6000人である)

ここに当時の様子を伝える貴重な報道映画ニュースがある。

まずは当時、スペインは39年から始まり、1975年までつづくフランコ独裁政権下にあったから。
清き正しいカトリック教徒によってつくられたスペイン!
…というのはすでに建前になりつつも存在し、政府による文化思想統制は厳しく、軍部警察は
確固とした力を未だ誇っていた。

そんな清き国民の心を乱す文化…おっぱいペロン映画禁止!(フランスに国境越えてポルノ映画を
観に行くツアー、というのが実在した)、反政府、宗教音楽文学みんな禁止!集団5人以上、路上で
固まってたら、警察は職務質問目的でしょっぴく権利を持ってた。

はっきりいって、スペインはヨーロッパの孤島状態。取り残されまくり。

SMSも携帯もない…そんな中当時のワカモノがしがみついてた情報源、
それはラジオだった。

当時のDJは神的存在。国内では販売してないビートルズの新盤を、ロンドンまで
わざわざ買いに行ってかけまくる。「何かしんないけど、すげーいい!」という視聴者の
波が自然発生的に盛り上がったらしい。

まあ、そんな国情の中にビートルズ呼んでこようとするプロモーターもどうかと思うが、
なんだかんだいって実現させたから凄い。

最初ビートルズ側は「イギリス本国で最新版90万部売れてるのにスペインで売れてるの
たった3500枚。行く価値ないでしょ?!」とけんもほろろ。

「わが国スペインでですね、今年売れたレコードプレーヤーは1500台なんです。
ということは3500枚のうち2000枚は、聴けるかどうかアテもなくて、それでも買った熱狂的ファンが
作った数なんですよ」…と口説き落としたらしいとのこと。

上記に貼ったビデオは当時の国営放送製作。それだけにアナウンサーの、
なんというか嘲笑気味のしゃべりが気に障る。
会場にも俺なんでここにいるの?的おじいちゃんとかがきょろきょろしてる。

コンサートチケットの価格は75~400ペセタ。
当時の最低賃金日当が83ペセタ。
とんでもない高額。

健全なる良家の子女が聴くレベルの音楽ではない!と聴くことさえ厳しく
両親から禁じられたという話も聞く。(ビデオ中、顔を隠す女の子が大勢いた)

メンバーらは、取り囲む大勢のレポーターがやたら髪の毛のこと聞くのにうんざりしたという。
曰く「どんなお手入れを?」「専属美容師?」「髪に保険かけてますか?」等。
“だらしない長髪の、汚いドラッグ野郎”が来るとの噂。しかし実際はこざっぱりした
黒スーツの、長髪とはいえない違う髪形の彼らに戸惑ったらしい。

そしてこの時期、“スペイン国産ピートルズ”なるグループが登場、人気を博した。
ロス・ブリンコスの方々↓

…なんとなくビーチボーイズ?
ワカモノの好きなビートルズの髪の毛切って、毒気を抜いて、国産にした、みたいな…
まあ本人らには罪はないけど。

未だに、この国の自分のおっさん、おばさん世代と音楽の話してて、10年位の時代ズレを感じる。
それだからこそ、あのコンサートビデオに写ってガンガンに盛り上がってた人達、
勇気あったんだな!あの情熱?やらずにはいられなーい!みたいなエネルギー。
それがいろんなものを壊して、作り上げる勇気なんだろうな。

…そしてあの人達、どこにいっちゃったんだろう…

 

 


夏だ!スペインの定番(とほほ)サマーソング集!

2016-08-14 22:44:20 | スペインがお題のコラム

…夏が来た。

この「情熱の国スペインw」にも。

この国の人はバケーションには借金してでも行く。仕事がなくても行く。
そういうことになってるんだ。何が悪い?

ということで、各地観光地は客で溢れかえり、特に海辺のレストランバルは
一番の稼ぎ時、ディスコクラブには何か知らんけど浮かれきった老若男女に沸く。
そこで、いやどこにいっても、似たような音楽が垂れ流しされる。

「憶えやすいリズム、繰り返しの多い歌詞」
「すぐに踊れるステップダンス」
「夏が終わるまで脳内リピートが半端なく、狂いそうになる」
…私が憎んで“夏のアホ歌”と呼ぶ、期間限定サマーソングだ。

いろんな諸説があるが、私はそもそもこの夏のアホ歌を始めた諸悪の根源は
ジョージ・ダン氏にあると見る。(どうでもいいが彼のHP。開けるといきなり音楽始まるので注意)

もともとフランス出身の彼が最初にヒットを飛ばしたのは1969年。
その頃より、なんとすでに70を過ぎた今でも、コンスタントに夏歌を出すことを
ライフワークにするという、恐ろしいことをしているのだ。

彼の代表曲「ラ・バルバコア」(バーベキューの意)

ね?私の言うことがわかるでしょ?すでにあなたはPC前で“らっばーるばこあっ!”と口ずさんでるはず。
実際スペイン人がバーベキューをする際、まったく無意識に口を突いて出る歌なのだ。

他にキング・アフリカとかいう、実際はアルゼンチン出身の夏のアホ歌歌手もいた。
これは90年代随分流行った。


出だしの「ぼ~んばぁ!」てのを不意に意味なく叫ぶ、というのが夏の定番だった。
個人的にキレまくった夏だった(遠い目)。

…といいながらも、これらのサマーソングのメガヒットは、すでに衰退の途にあるという。
音楽を聞くスタイルが変わり、この系の曲専門にやってたプロダクションの消滅、など理由はあるが。
(アホ歌といえども、短期間にブレイクを起こすのは超難技、もう宝くじ的なもんらしい)

だが!!
しぶとく消えてないのだよ、夏アホ歌は。
存在自体をパロディ化し、フリーク風味を加えて残ってる…いや結構流行るんだこれが(涙)。

以下2つ2016年、今年のヤツを貼っとく。


これはなんとなく許せる。サマーソングとして歌う“夏のあるある”コメディ曲ということで。


何なのこの視聴後のムカムカ感w
そもそもこの歌ってるレティシア・サバテルがだめでしょ?
昔から子供向けTV番組の司会者とかやってたの憶えてるけど、当時からその怖そうなビジュアルで、
でも本人の“私いけてる”感満載で、よくやってけるなと思ってたが、ここに来てこの始末かい?!

夏の短期留学で来た学生が、渡航して最初に聴く曲がこれでないことを切に願う。

いやまじで。





そもそもなんでサラマンカ?という方に

2016-08-12 23:26:24 | サラマンカ・観光まめちしき


スペイン語習得者には「スペイン語留学のメッカ」として有名なのにもかかわらず、

ふつー日本ではまったくと言っていいほど知名度のないこの街、サラマンカ。



ちなみに私の実家をはじめ、日本の友人にはいまだに「結局どこだっけ?」
「さまーなんとか?」などと言われる始末の私、現地滞在20年越え(涙)。

フラメンコも、ガウディも、エルブジも、有名なサッカーチームも無い!
…なんかごめんね…(誰に謝る?自分)

こんだけ日本では地味な街、なのにシーズンになると世界各地からの
観光客、留学生で溢れかえる…なぜ?!
ここにとりあず書いてみるわ。

①世界最古の3大学のうちの1つがここにある。



1218年創立。といえば日本で言えば鎌倉中期、北条政子の時代となる。

フランスのソルボンヌ大学、イタリアのボローニャ大学と並んでローマ教皇に
認められた、現存する世界最古の大学の一つ。

16世紀には内外より1万人近くの学生が集まり、“ヨーロッパの知の集結地”
と言わしめた。

②スペインで最も美しいといわれるマヨール広場がここにある。



江戸時代中期に作られた、街のヘソとなる場所。正統バロック様式。
この国あちこちのマヨール広場を見た後にここを訪れ、皆納得。
特にライトアップされた姿は、ハッとするほど美しい。

③という感じで、中世の雰囲気をそっくり残した旧市街はユネスコ世界遺産。


歴史ある大学を中心に、古い街並が広がる様子は正に「スペインの京都」。
教会、修道院がやたら多いのも似てるかも。

④スペイン生ハム三大名産地がここ。



スペイン生ハム三大名産地とは…
テルウェル(アラゴン)
ハブーゴ(ウエルバ)
そしてサラマンカ!
中心地には生ハムショップ、バル、レストランなど数多し。
産地直送の新鮮な生ハムを心ゆくまで、ちょっとお得価格で味わえる。

番外…学生相手のバル、飲み屋が多く、マドリッドなど他の都市より断然安く飲めるらしい。



てことで週末バカ騒ぎ目的で来る訪問客多し。なんでも「スペインナンパし易い都市トップ5」
に入るとか?

そう、世界遺産の古い街並を散策し、生ハムを堪能、ついでにナイトライフも楽しめる、
首都マドリッドから気軽にこれる観光スポット、という感じなのか。

「期待しないで行ったら意外とよかった!」度の高い場所ともいえるかも。