サイヨウシャジン〈細腰沙参〉(キキョウ科ツリガネニンジン属) 花期は6~11月。
花の美しさを柳腰の美人に例え、根が沙参に似ているのでこの名がある。
中国地方と九州の山地の草原に生える高さ40~100㎝の多年草。
茎葉は3~4枚が輪生、まれに対生または互生し、細いもの、やや広いもの、
有毛、無毛など変異が多い。
茎頂に円錐形の花序を出し、淡紫色または白色の花が1~数個、輪生してつく。
秋吉台でサイヨウシャジンは、梅雨のころから晩秋まで、長い間咲き続けます。
【ほかの草の中で、こんな風に】
06年8月24日 撮影
全体をカメラに収めるのは一苦労です。
【平均的に見られる花序は】
06年8月24日 撮影
【上の画像を拡大しました】
06年8月24日 撮影
「花冠の先がわずかにくびれてつぼ形となり、
花柱が、ツリガネニンジンよりもっと長く突き出すので区別される」
11月6日追記: 「ツリガネニンジンには萼片にギザギザの鋸歯がある」
(永田芳男著『秋の野草』)
【こんな花もあります】
06年8月22日 撮影
【上の画像を拡大しました】
06年8月22日 撮影
【参考までに―四国カルストのツリガネニンジン】
04年8月25日 撮影
花冠から出た花柱の長さ・花冠の先のくびれに注目。
サイヨウシャジンと比べて、
花柱の出方がわずかに短く、花冠の先がしぼんでいない?
【こんなに幅広い葉も多いし・・・】
06年8月24日 撮影
「葉の形に広狭色々あることは、ツリガネニンジンと全く同じである」
【こんなに細い葉もよく見かけます】
06年8月24日 撮影
* * * * *
依頼され、秋吉台から遠く離れた森での植物の講師を受けてしまいました。
秋吉台で自分で同定した植物は、特徴をつかんでいるのですが、
サイヨウシャジン・サワヒヨドリ・カセンソウなど、
「秋吉台のはこれ」と、頭に入った植物はよく理解していないのです。
この際勉強をして、1つ1つの特徴をしっかりとつかむことにしました。
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