コバノチョウセンエノキ〈小葉の朝鮮榎/別名サキシマエノキ〉(ニレ科 エノキ属)
花期は5月。
山地・石灰岩地にも生える高さ15mほどになる落葉小高木。雌雄同株。
葉は互生。葉身は長さ3~7cmの倒卵形。先端は尾状に長く伸び、
基部は広いくさび形で、左右不相称。葉身の上半部に鋸歯がある。
主脈と2本の支脈が目立ち、支脈が主脈に沿うように伸びるのが特徴。
葉の展開と同時に開花する。雄花と雌花がある。
今春、幼木を見つけ、秋になって本格的に探し続けたコバノチョウセンエノキの
来春花が咲く成木を、12月8日、やっと見つけることができました。
【葉がほとんど落ちて、タイムリミットぎりぎりでした】
06年12月10日撮影
【上の画像の中央の葉です】
06年12月10日撮影
この葉の姿を求めて、目に入るエノキを片っ端から調べ続けました。
【別の枝の葉】
06年12月10日撮影
【エノキの葉の展開時】
06年4月13日撮影
この時は、エノキの葉先も尾状にとがっているように見えます。
【エノキの葉の展開時 ― 上の画像とは別株】
06年4月13日撮影
この株の葉も、その後エノキでした。
樹木医の藤原俊廣先生に、「コバノチョウセンエノキの花を見るには、葉で見つけておかないと駄目ですか?」と伺ったら、「それが一番ですね」でした。
葉があるうちに見つけなければ、来年も花を確認できないところでした。
「山口県産高等植物目録」には、
エゾエノキ・クワノハエノキも同様に「やや稀」とあります。
来春コバノチョウセンエノキの花を見ることができたら、
残り2つのエノキも執念深く探して、是非見つけたいと、意欲が出てきました。
* * * * *
【おまけ ― きょうの秋吉台(午後3時50分)】
06年12月10日撮影
ササがきれいに黄葉してきましたが、きょうは日が差したり陰ったりで、しばら
く待っても太陽は黒い雲に隠れたまま、実際に見たのとはほど遠い写りです。
* * * * *
きょうは、10:00~14:45、徳地の「森の案内人養成講座」を受講しました。
終了後、6日以来のスッキリとした晴天に誘われて、秋吉台に来てしまいました。
実は、昨9日(土)は、急に襲ってきた下痢と吐き気の風邪に苦しみ、ろくに
水分もとっていなかったのに、「体力がある人は1日で、ない人は3~4日で
回復します」と、お医者の言ったとおり、1日で治まり、無事受講できました。
入院中の母が1週間前にかかって4日後に治り、伝染力がすごいと聞いて
いたので注意していたつもりですが、うがいと手洗いでは防げませんでした。
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