コゴメスゲ〈小米菅/別名コゴメナキリスゲ〉(カヤツリグサ科 スゲ属)
花期は8~10月。
小穂が稲の穂に似ているので、小さな果胞を小米に見立てたもの。
海岸近くに生える高さ40~80cmの多年草。茎は3稜形で、上部はざらつく。
葉は黄緑色~鮮緑色でややかたく、幅2~3mmの線形。茎の上部から長い柄を
出し、小穂を多数つける。ナキリスゲに似ているが、小穂は幅2~3mmと細い。
果胞は鱗片より大きく、長さ約2.5mmの扁平な楕円形で刺状の毛が多く、
しばしば濃褐色の斑点がある。
【ナキリスゲの穂を手にして、比べて見つけたコゴメスゲです】
06年9月11日撮影
昨年秋の真崎博先生の観察会に同行した時、コゴメスゲを知りましたが、
今年自分で見つけるまで、ナキリスゲとの区別が分からないままでした。
【上の株の小穂を】
06年9月11日撮影
【コゴメスゲを確認後、並べて撮りました】
06年9月11日撮影
下がコゴメスゲ、上がナキリスゲです。
【上の画像を拡大しました】
06年9月11日撮影
【10月29日、真崎先生にコゴメスゲと確認していただいた小穂】
06年10月30日撮影
この時、先生が「秋吉台にセンダイスゲがあれば、その可能性も」と。
「大株状態でしたから、センダイスゲではありません」と、私。
* * * * *
コゴメスゲを確認して以来2ヶ月以上になりますが、スゲが目に入るたびに
全体の見た感じと果胞の感じで「これはナキリスゲ」「これはコゴメスゲ」と、
数だけはたくさん見てきましたが、はっきりした決め手が分かりません。
来年のコゴメスゲの同定も、ナキリスゲを持って歩かないと無理でしょうね。
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