たこさんの秋吉台日記

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4月3日 ウラジロイカリソウ

2007年04月03日 | Weblog

ウラジロイカリソウ〈裏白碇草〉(メギ科 イカリソウ属) 花期は4月。
トキワイカリソウの葉の裏面に微伏毛が多くあるもので、
分布はトキワイカリソウと同様である。

トキワイカリソウ〈常磐碇草〉 山地の木陰に生える多年草。
根出葉が冬にも枯れないで翌年まで残り、
2回3出で小葉は大きく長さ6~12cm、卵状披針形、先は長鋭尖となり、
基部はゆがんだ矢じり形か心形、ふちに刺毛がある。
花は総状花序または複総状花序につき、紅紫色。
花弁は長い距があり、長さ16~22mm。
分布:中国地方・近畿地方の中部と北部・中部地方の北部。

生育している環境だけ教えてもらって長年探し続け、昨年5月7日に、やっと、
咲き終わり寸前の花を見ることができたウラジロイカリソウが開花していました。
昨年咲いたのは5株と聞いていましたが、ざっと数えて20株が咲いていました。

【最初に見た花】


07年4月3日 撮影
「花の咲く頃には新葉が展開しているが、株の根元には昨年の葉がついている」

【近寄ることができた中で一番花数が多かった株】


07年4月3日 撮影
「花の色は圧倒的に白が多いが、福井県以西では紅紫色が目立つ」

【上の花です】


07年4月3日 撮影
きれいな花を撮っていたら、探し続けてきた時のことが色々思い出されました。

【20日前は・・・】


07年3月13日 撮影
今日までに一度様子を見に来た時に撮ったものです。これは新葉でしょうか。
この時、花芽は確認できなかったのに、今日、開花していたのです。
秋吉台でのウラジロイカリソウは、春、目覚めると、
速いスピードで展開していき、花もアッと言う間に終わってしまうのでしょうか。

【これも、20日前に撮った葉】


07年3月13日 撮影
「古い(昨年の)葉は、黒っぽい緑色で光沢がある」
こちらは昨年の葉と思います。

* * * * *
ここは、秋吉台では特殊な冷涼な場所だからウラジロイカリソウが生えているの
で、多くの人に入ってほしくありません。だから、私も教えてもらえなかったのです。
私がここに案内できるのは、一緒に探してくれた友人二人だけです。


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