たこさんの秋吉台日記

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5月8日 ウラジロイカリソウ

2006年05月08日 | Weblog

ウラジロイカリソウ〈裏白碇草〉(メギ科 イカリソウ属) 花期は4~5月。
トキワイカリソウの葉の裏面に微伏毛が多くあるもので、
分布はトキワイカリソウと同様である。

トキワイカリソウ〈常磐碇草〉 山地の木陰に生える多年草。
根出葉が冬にも枯れないで翌年まで残り、
2回3出で小葉は大きく長さ6~12cm、卵状披針形、先は長鋭尖となり、
基部はゆがんだ矢じり形か心形、ふちに刺毛がある。
花は総状花序または複総状花序につき、紅紫色。
花弁は長い距があり、長さ16~22mm。
分布:中国地方・近畿地方の中部と北部・中部地方の北部。

秋吉台のウラジロイカリソウについてもらっていた情報は、
・ 台上の岩場に生え、そばにサツマイナモリが咲いている。
・ 今年は、5株に花がついたが、4月下旬に咲き終わった。
・花が終わったのを確認した日、 サツマイナモリは咲いていた。

花は終わっても、花後に葉が大きくなるので見つけやすいと思い、
昨日も、時々小雨の夕方、諦めずに歩いた甲斐がありました。 


06年5月7日 撮影
葉はびっくりするほど大きく、ていねいに1株ずつ葉の中を探してみたら、
1株に花が残っていました。
気を静め、薄暗いので、カメラの感度を800まで上げて撮りました。

【今日も霧雨で薄暗く】

06年5月8日 撮影
花は1個落ちて2個になっていました。間一髪で花に間に合ったのです。


06年5月8日 撮影

トキワイカリソウは、そう珍しい植物ではなく、
我が家の庭にも、阿東町の知人の山からもらってきた株があります。
ウラジロイカリソウが秋吉台で自生できるのは、限られた場所ということで、
人が多く入ると、なくなってしまうのは目に見えていますから、
一緒に探してくれた友人とだけ、来年、花を見に来たいと思います。

ここを知っているのは、限られた2~3人だけと思っていましたが、
踏み跡をたどってきたら見えたということは・・・?


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