Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

今更だけれどBC回顧

2006-11-07 23:21:13 | 海外競馬(アメリカ)

 例の早稲田祭の企画はおかげさまで盛況?の内に終了いたしました。会場にお越しになってくださった方、手伝ってくださった方、本当にありがとうございました。私個人はあまり話は聞けなかったのですが…(´・;:.::;.:...


 世間はメルボルンC、エリザベス女王杯と競馬の世界では目まぐるしく話題が移り変わるのが常というものですが、な~んにもBCについて書かないのも気持ち悪いので軽く回顧でもしておこう。

BCジュヴェナイルフィリーズ
Dreaming of Annaタンが一番人気で快勝ですか・・・。個人的にはCash Includedの方が人気になるかな~と思っていただけに意外な感。この日のダートはご存知の通りクラシックを除き1枠1番の馬が勝ち続けるという奇想天外な事が起こっていたためにその恩恵もあったんかな。ただ、内に勝つ要因の高い馬が集まっていただけのようにも感じられなくもないが。噂のT.Pletcher厩舎は2着、3着。

BCジュヴェナイル
う~ん、煮え切らない競馬を続けていたStreet Senceね…。Circular Quayなんかは脚質上こういう馬場での競馬では前走のAWコースで行われたフューチュリティSで差し損ねているだけにキツイ面もあるのだがね。当日の競馬を見てみてもダートにおいてあの位置から外回して飛んできた馬は皆無なだけに評価は落とせないか。ある意味同じ父を持つPoint Givenと同じような道を歩んでおる。勝ったStreet Senceにしても煮え切らない競馬を続けていた感があったがトラックバイアスを味方にして圧勝。よくあるパターンの競馬。1~2番人気を出走させていたT.Pletcherは2、4、8着。

BCフィリー&メアターフ
何だかんだ言ってOuija Boardが格上だったということか。思えばこの馬が勝った2004年は今年よりも骨っぽいメンバーが揃っていたといえるし、その時よりも力が衰えていないどころかさらに強くなっているとまで言えるのだから。Wait a Whileなんかがもう少し抵抗してくれるのではないかと期待したもんだが、結果的に例年BCではOuijaタンの後に入線するFilm Makerが2着になるということはまだ3歳ということなのであろう。OuijaはJCに来るらしいが、2000向きにシフトされている今はどうなんだろう。昨年の競馬で時計勝負も問題無いと分かっているがさてさて。T.Pletcherは3、4、9着。

BCスプリント
Henny Hughesカワイソス。もともと先行馬にしてはスタートが抜群に早いわけではなく、それよりもスタート後の2の脚の早さで先行していると言う印象。今回もあまりスタート事態は褒められたものではなく2の脚で前に取り付こうとする時に締められてしまったと(しかも2回)。これで引退っていうのも惜しい逸材。勝ったThor's Echoはアンシェントタイトルのレース振りが上々だったので結構穴人気していた模様だが、まさか勝つとは・・・というか他の馬が案外だった感も。Dubai Escapad、Silver Trainなんかがいればもう少しおもろかったかな。T.Pletcherは2着www。この辺から雲行き怪し。

BCマイル
う~ん、Miesque's Approvalとは・・・。Silent Nameが引っ張ったペースは平均よりも速かったとはいえAragornが差し負けるとはね。ArrafaなんかはMiesque's Approvalと似たような位置にいたのに一方は伸びてもう一方は伸び悩む。米馬が1着、3着ということは高速馬場の適正にせよ小回り適正の差ということかね。その馬場に合わせるために前哨戦も使ったオブライエン勢も微妙だったが。しっかし、Super Floricの頑張りには(といっても12着だが)感動し、Echo of Lightの惨敗は軽くショックだ。。T.Pletcher厩舎の出走はなし。軽い休憩といったところか。

BCディスタフ
現役でもLemons Forever並に好きだったPine Islandは本当に残念。Fleet Indianは無事そうなので何よりですが。Round Pondにしても強い馬には変わりないのだが、何分レース自体Asi Siempreの降着などもあって盛り上げることも出来ず。例年結構好きなレースだけに非常に残念。T.Pletcherは8、9、中止。悲壮感ここに極まる。

BCターフ
もはやHurricane Runは父親であるMontjeuの生まれ変わりではないかと思うくらい戦跡も成長度も、晩年は下降線を辿っていくという似なくてもいいところまで似ておる。まあ、カーボンコピーならまだ良いが、劣化コピーとか評価受けてしまうから困ったところ。どうしても、父親が戦ってきた相手やら何やらと比較されてしまうのは仕方が無いところだが、親父はエルコンのこともあってか過剰評価気味の印象もあるんだよな~(好きな馬10頭挙げろと言われれば必ず入れる馬ですが)。Hurricane Run自体もハーツの夢を打ち砕くなど(しかも同斤量で)もっと評価されてもおかしくはない戦績であると思うし(凱旋門→キングジョージは親父以来の快挙だし)、力自体ももっと評価されてもええのに・・・と思ってしまう。まあ、あのズブさは小回りでは致命的なのに出した陣営の姿勢に疑問視でしたが。とりあえず、Hurricaneはこの勢いで父親の種牡馬成績もコピーしちゃえwww
勝ったRed Rocksについて全く触れんかったが、このレベルの馬が勝てるということに結局は米芝競馬のレベルがあるという結論でいいのかな。去年勝ったShiroccoの時もそんな意見があったのでRed Rocksが来年活躍するということに期待か。まだ3歳だし。しかし、結構な血統構成ですこと。某先輩の意見を聞きたいところ。T.Pletcherは3、7、11着。最後の砦English Channelも終了…。

BCクラシック
やっぱり、Bernardiniはここで躓いちゃったか。結果論になってしまうが、カステラーノはもう少し積極的に乗っても良かった希ガス(ある意味ディープ@凱旋門賞とは反対の意見なのだが)。Invasorなんかはジョッキー金杯前の一頓挫で3強と目された争いから脱落した印象だったがここで来るとは・・・やっぱり南米か!。ハラは完全にBernardini一頭にマークを絞っていた感じですかな。Lava Manは予想通りダメポ。Bernardiniが早めに外から被せてきた分もあるけれど・・・。Bernardiniの正式な引退が発表されたけれど来年は猫とInvasorで殿下は安泰か。T.Pletcherは9、11着。最後はいい晒し者になって終了ー。

おまけ
メルボルンC
大学サボればよかったOrzzzzzz。Efficientが出ていればオージー流石だよ!とか言っていたところだったのだが回避したことにより一方では安心し、もう一方では残念という気持ち。コーフィールドCの内容からまともに走れば勝ち負けとも思っていたが、何分昨年のアイポッパーの惨敗(馬場操作された感もあるが)から保守的になるのも無理はなかった。デルタブルースの競馬振りは菊花賞と同じような競馬であり、先行したYeatsを早めに捉えて(菊ではバルクでしたな)そのままスタミナに任せて粘りこむ。斤量分も含めてもこのメンバーでは圧倒的に格上だったという結論でよろしいか。ボスが天皇賞でストラタジェムに乗って3着に負けた時に、「ディープならメルボルンCも勝てるよ!」とか言っていたがある意味正しかったのかなと。今年は〝ドバイWCやらキングジョージやら凱旋門賞やら世界の大レースのうち日本馬がどれか一つくらいは持っていくだろう〟的な考えを持っていたのだがまさかメルボルンCになるとは想像すらしていなかったwww。なにはともあれ、この遠征を決行した陣営の目の付け所に感謝をし、愛馬の能力を最大限引き出す騎乗をした岩田の騎乗振りにGJと。日本ではペースから中々自分の競馬をさせてもらえないが、少しペースが緩んで自分のペースで走らせてもらえるとこうも走るか。来年は長期の欧州遠征なんかしたら面白いと思う。