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日産・NEC、車用リチウムイオン電池の量産前倒し 年20万台規模に (日経新聞)

2008-12-29 07:42:37 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081229AT1D2800228122008.html

『日産自動車とNECは2011年以降、電気自動車やハイブリッド車に使う大容量のリチウムイオン電池を年20万台規模で量産する。増産計画を1年前倒しした上で、日米欧に新工場を建設。総投資額は1000億円を超える見通しだ。』

景気が後退しても、次世代の開発は行うということだろう。もっともこれは当初の計画の前倒しという事だ。今の景気をけん引するのはこのような環境関連技術だと思う。太陽光発電や風力発電など自然エネルギーを使用した設備に投資する必要がある。

アメリカでは政権が代わり、環境面の投資が増える計画である。それに比較して日本ではこの分野への積極的な投資がないように思う。日本も国家プロジェクトとして、次の時代の新エネルギー開発に金を使うべきだ。2兆円をうすくばらまくよりは、新エネルギー開発に使うことが、次の時代の産業育成や、日本のエネルギー政策面からもプラスとなるだろう。

日本は資源のない国と言われているが、実は多くの資源がある。それを有効に使っていない。石油に関しては100%輸入している。食料も多くを輸入している。エネルギーの自給率を高めることは、国家戦略として必要な事だ。太陽光発電にしても、学校や公共施設に太陽光パネルを設置して、それで電気を供給する事はすぐにでも実施してほしい。また風力発電にしても、海洋に大規模発電施設を建設することは簡単にできそうだ。そのために必要な法律の改正を行い、エネルギー自給率の向上を図る必要がある。また日本は地震国家である。それは地熱の利用もできることを意味する。原子力や火力に頼らない電源開発にもっとお金を使うべきだ。

地球温暖化の問題もあるが、化石燃料に頼った生活からの脱却が必要だ。石油の掘削からガソリン自動車が走るまでの燃料効率は約7%と言われている。何と93%はロスとして消えてしまう。このようなもったいない使い方を将来続けたら、私たちの子供たちは資源のない中で暮さなければならない。有限な資源を長く、将来の子供たちに残すことを考えないといけない。何億年もかかってつくられた有限な資源を、私たちはこの短い期間で使い切ってしまうつもりだ。今さえよければではなく、持続可能な開発を行うことが、今を生きる私たちの使命でもある。

今すぐに、そのような技術や社会の仕組みができるわけではないが、今の自分たちにできることをやろう。政治も国民も今だけでなく、もう少し先のことを考えて、今何ができるのか?何が必要なのかを考えよう。

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