熱血通信

日々の出来事を思いのままに…

医師不足

2008-01-24 22:53:16 | Weblog
救急車を呼びながら、受け入れ病院が確保できず、90歳を
超えた女性がお亡くなりになってしまったという、報道が
ありました。

この様な話は、ここ数年随分と聞かれ、医師不足が叫ばれ
ているのは皆さんもご承知の事でしょう。

病床数の低下により、いわゆる医局の影響力がなくなり、
僻地勤務より条件のいい勤務を探す医師や、比較的時間
にゆとりのある開業医になる医師が多くなり、それがまた、
救急病院等の医師への労働時間負担を招き、医師不足を
加速させてしまったのだと思います。

診療科別に見ると、出産という生命誕生という輝かしい瞬間
に立ち会う『産婦人科』と、体調変化の著しい子どもたちと
向き合う『小児科』の医師不足が顕著であり、時間にいとま
のない勤務体制が問題視されています。
少子化をスットプするためにも、子どもの母親となる女性の
安心を得るために、産婦人科も小児科も大切な診療科であり、
なんとか不足を食い止めなければならないと真剣に思います。

群馬県もご他聞にもれず、事態は深刻で、医局による医師引
き上げ、医大卒業後に県内に留まる医師の減少、地域医療の
核となる現場の診療科閉鎖などなど『医療崩壊』に瀕してい
ると言っても過言ではありません。

一刻の猶予もない状況下、私も県議会議員という立場で、医
療崩壊を食い止めることが出来るように、群馬大学を中心と
する全医療機関や医師会、行政機関と対策を講じていきたい
と考えています。

そういえば、先日、家内が時間外に掛かった病院も地域の核
となるところでしたが、家内のように自家用車で来ている人
もかなりいましたが、待っている10分間で、4台もの救急車が
来たのには正直ビックリしました。