とことん青春!

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コードギアス 反逆のルルーシュ 8話感想 『黒の騎士団』

2006-11-25 17:49:45 | コードギアス 反逆のルルーシュ
ルルーシュって今時珍しい独裁型主人公だね。
ダーティヒロイズムだな、と。

◆感情
コーネリアがユーフェミアを溺愛しているという感情を利用したルルーシュ。
この演出はルルーシュがナナリーを溺愛しているという感情を利用される事になる伏線なのではないかと妄想する次第。
現に今までの彼は理より情で動いていますからね。

◆日本解放戦線
こいつらがルルーシュの駒になるかと思っていたが、ハズレだった様で。
ただ、草壁以外の連中は駒として利用される可能性アリです。
無論、これはブリタニア側にも言える事でしょうけど。
ゆえに、日本側とブリタニア側でルルーシュに共感する人間が黒の騎士団に参加する事になるんだろうな。

◆正義の味方
ルルーシュは「弱者」の為に戦うという大義名分を掲げた。
それが果たして正義と言えるのか?と真の正義を問い正そうとする制作者側の意図を汲み取れますね。
彼のこの行動の裏に大義名分を掲げて戦う事によって己のアイデンティティを見出そうとしている「偽り無き素の自分」が見え隠れするのが皮肉ですな。

彼はそれだけブリタニアから「弱者」として切り捨てられた事に激しい憎悪を抱いているのでしょう。
ゆえに、「弱者」の為に戦う「強者」として君臨する事が自身のアイデンティティを見出す最大の動機付けになりますよ、と。

しかし、ルルーシュの考えには共感できないな。
力は使い方によっては善にも悪にもなるのに【強者=悪】と頭ごなしに決めつけ、平等を押し付けている様に思えるぞ。
そのくせ、自分は力を持っている。
彼が自身の矛盾を理解する日は来るのだろうか。

次回は総集編?過去編?楽しみですな。
以上。