花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

京都はちょっとお休み 「ETERNAL CHIKAMATSU」

2016-03-17 | 日記




昨夜は深津絵里さん・中村七之助さんダブル主演の「ETERNAL CHIKAMATSU」(エターナル チカマツ)を観てきました。

略して「エタチカ」だそうです。 略さなくてもいい気がしますが。


七之助くんの女方が好きでねぇ。

というより、本人が、じゃなくて演ずる女方の役の「女性」がね。

彼の演ずる役にかぎらずあれは別の生き物、と思えます。





=チカマツ / 近松門左衛門の代表作「心中天網島」をベースに、”究極の愛”を描いた『ETERNAL CHIKAMATSU』=

勘三郎さんが演出のデヴィッド・ルヴォー氏に近松の作品を歌舞伎で演出してほしいという話をしていたことから出来上がった舞台だそうです。七之助くんの出演は運命的なものですね。




娼婦と遊女、同じような境遇の二人、現代と過去、現代劇と歌舞伎が交錯する美しく感動的な舞台でした。
(HARUと小春)

もうねー、泣きました。。。ポロポロ涙が自然に落ちて。

今でも劇中流れた歌やシーンが頭をよぎると泣けてしまいます。



深津絵里さんきれいだったなぁ。
中嶋しゅうさん、貫禄の演技ですね。

でもやっぱり七之助くん♡


歌舞伎とは衣装もメイクもちょっと違うけど女方の佇まい。


なんでしょうね、セリフのない部分でも内面から思いがあふれ出て言葉以上に物語る感じがありました。

好きなシーンだらけだけど、やっぱり歌舞伎の海老反りはお見事で、思わず拍手をしたいとこでした。

早変わりもお手の物とわかっていつつ驚き。



もう1回観れるもん♪
2度目はもっと泣きそうなので大判ハンカチ忘れないように。



あと5回くらい見たい。。。



しかしまぁ、コクーンシアターの中2階バルコニー席、S席扱いには納得いかないわー。
席はしっかり舞台を向いてないし、安全上しょうがないとはいえ手すりで見づらいし。ぶつぶつ

京都を歩く(3)建仁寺 キヤノンとの縁

2016-03-16 | 花・風景・旅・他





へ~!!!

と、帰ってきてから知ることも多い


それを知って見ていたらもっと違った感動があったかもしれない

先入観なしに見るのと知識を持って見るのと

観光や美術鑑賞の場合どちらがいいのでしょう?



そんな思いを今抱いているのがこの「建仁寺」

このお寺と私も愛用するカメラ=キヤノンは深い縁があるのです。







多くの神社仏閣が撮影禁止となっているなか、ここは方丈・法堂の撮影OK!!

撮影はしませんでしたが俵屋宗達の風神雷神の複製画もありました
(いかんせん超広角とマクロレンズしか持ってなかったので普通の写真になってません)





















昭和初期の台風により建仁寺方丈が倒壊したとき、障壁画はたまたま外されていて無事でしたが、現在は消失を避けるため掛軸として京都国立博物館に保管されているそうで公開されているものはキヤノンによる高精細複製品です。




キヤノンは「綴プロジェクト」(文化財未来継承プロジェクト)として、京都文化協会と共同で日本の文化財の高精細複製品を制作し、オリジナルの保存と、日本の歴史・芸術・文化を伝える生きた教材としての高精細複製品の有効活用に取り組んでいて、その複製品は京都のみならず所蔵者・海外に渡る前に所有していた寺社、地方自治体に寄贈されています。(キヤノン公式HPより抜粋)


綴プロジェクト(文化財未來継承プロジェクト)


これだけでも十分興味深いお話なのですが、帰ってきてからさらに驚いたことは ―



キヤノンの由来はご存じの方も多いですね。

キヤノンの前身、精機光学研究所の最初のカメラ試作機「KWANON(カンノン)」の名は観音様の御慈悲にあやかり世界で最高のカメラを創る夢を実現したい、との願いを込めたもので、その後カメラの本格的な発売開始に向けて世界で通用するブランド名として「キヤノン」(Canon)を商標登録した、とのことです。 


この「KWANON(カンノン)」が、当時は八王子にある臨済宗南禅寺派広園寺の師家で建仁寺の元管長・中村老師(昭和29年没)の命名なのだそうです。 



プロジェクトによる寄贈と命名との関係の有無はともかく、縁を感じますね。






染色作家/鳥羽美花さんが奉納された襖絵









舟出








法堂には2002年に建仁寺創建800年を記念して描かれた小泉淳作画伯の双龍図



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ネット上でその鮮やかなブルーで描かれた襖絵「舟出」を見た時には驚きと違和感すら覚えたのですが、これが実際その場で見て見ると圧倒されながらも実際の風景が広がるようで魅了されるものでした。




開山堂の「龍虎図」「松鶴波図」「白梅群禽図」の期間特別公開は撮影禁止です。











【建仁寺】
建仁2年(1202年)将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師(ヨウサイ)を開山として宋国百丈山を模して建立




つづく

京都を歩く(2)六波羅蜜寺

2016-03-15 | 花・風景・旅・他


これは筋肉痛になるな。。。と思うほどいくつものお寺の階段を上ったり下ったり


その通り、昨日の朝はほのかに痛かった足と腕の筋肉

夕方になったらもっと痛かった!



老化現象ですかねぇ。
これじゃ明日はもっと痛い?

と思ったら、疲労回復!!


カメラの重さで腕と肩はまだ痛いです。



さて、続きです。

今回の相棒はデジタル一眼レフに超広角レンズ・マクロレンズ だけ。

あ、もちろんダーリンも



昨日の記事、説明を追記しました。

























西国十七番礼所-六波羅蜜寺 

「六波羅蜜」とは、この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための六つの修行のこと
(公式HPより)

空也上人が開創した西光寺が後に改名
周辺は平氏の邸宅が並ぶ京の中枢となりました

963年建立、1183年に本堂を除き焼失
現本堂は1363年の修営後、1969年に開創1000年を記念して解体修理されたものですが朱も鮮やかにきれいで新しく見えます



1枚目
一願石

石板に刻まれた文字の中に一つだけ金色の文字
金の文字を願いを込めて3回まわすと願いが叶うという

お願いごとは一つ、だそうです
 

3枚目
解体修復の際境内から出土したというたくさんのお地蔵さん


4枚目
カエルの彫られた石
「無事かえる」



次は建仁寺へ

京都を歩く(1)

2016-03-14 | 花・風景・旅・他















1枚目
五条通
別名茶わん坂
清水焼のお店が並びます

歩道に設置された陶板




2枚目
観光客の歩かない静かな通り
古い作りのお家がまだまだたくさん残っています




3枚目
六波羅蜜寺の大香炉(上部だけ)


たまには「週末ごはん」とどうでもいいかもしれない話

2016-02-29 | 週末ごはん・お酒
先日、TVで「なぜウインナーに切れ目を入れるか?」という問題で

「日本はお箸の文化なので箸で(すべらないよう)取りやすくするため」

が正解とされていたんですが・・・ なんか納得いかないなー
と勝手に心の中でいちゃもんつけておりました。


ケチつけた割にはその後すっかりそんなもんは忘れていたんですけど

これまたTVで海外の食レポの番組を見ていまして急に思い出し、

ああもしかしてこれ!?と。


それは欧州でウインナー(ソーセージ)を網で炭火焼にしている光景


炭火焼(あみ焼き)にするとウインナー(ソーセージ)の皮に焼き目がついて
さらにはその部分が切れ目を入れたように皮がはじけている様子がなんともおいしそう


こういった光景を料理家の方か料理本でも出版される方が現地で、もしくは写真で見て
「こういうもの」もしくは「こうするとおいしそう」「こう見えると本格的」
と広まったのではないかしら?

なんて自説を立ててみたのです。


まあ、どうでもいい話ですけど。






それとはまったく関係なく、お久しぶりの「週末ごはん」






ちょこっと横浜に遊びに行ったお土産は
三浦野菜・春キャベツ

春キャベツは柔らかいし葉の巻きが複雑でロールキャベツには向かない
と思ったんですがダーリンのリクエストにこたえて

キャベツと豚肉のミルフィーユ






びん長まぐろのたたき(炙り)







たっぷりのエクストラバージンオリーブオイルとフォカッチャに乗せて






キャベツと豚のミルフィーユは鰹出汁と醤油・塩・コショウ・ローリエの味付け。

和洋中だしの素(固形や粉末のブイヨンも)を使わなくなって数年
すっかり自然の味に慣れたようです。



sanari (SPINNIN RONIN)

2016-02-18 | 日記







パンフレットをパチリ
とphoto拝借







楽しみにしていた SPINNIN RONIN の舞台『sanari』を観てきました。


いやはや、まったく、今までも観てすごいのはわかっているんだけど

すごいです、この人たち。 この劇団。 

体の動きはもう「精鋭たち」ですね。

そして、舞台セットがないのに限られたわずかな道具だけで情景を
観客に思い描かせる得意技。

演じている人と同じものが見えたかな?


是非観て楽しんで感動してほしいのでさらっとだけ宣伝 。。。

今回は時代物です


目を見張るアクションあり

ほんっとドキドキな場面たくさんです


笑いを誘うコミカルあり

そうくるか!なセンスです


共感するテーマもあり

ジーンとしつつ考えさせられます



2月21日まで両国シアターX(カイ)にて
残すところ
18日(本日夜) 19:30~
19日 XXX   / 19:30~
20日 14:30~ / 19:30~
21日 14:30~ / XXX

詳細は
Corich舞台芸術

当日またはCorichの予約受付終了の場合は直接お問い合わせを

info@spinninronin.jp




ほんとね、すごいのよ♡

漬物いろいろ・母の味は。。。?

2016-02-09 | 週末ごはん・お酒
先日、甥っ子の結婚式&披露宴出席のため、訪問着に合わせて10年ぶりに礼装用のバッグと草履セットを引っ張り出して・・・



足元をふと見ると草履にこすりキズ?と思っていたら、帰ってよくよく見ると張られた皮(おそらく合皮)がところどころ裂けてしまっていました。

所詮セール品(だったと思う)、履かない間にも劣化していたんですね。



うれしいことにこのところ、お友達と着物で歌舞伎、なんて機会も増えてきたので

草履買わなくちゃ!

まあ、他にもあるにはあるんですけどね。




さて、今年も大根1本干して醤油漬け作りました。

しその実・山椒も醤油漬けに

みりんやらお酢やらも入ってます。



そして、今年は初めて白菜漬けも作りました。

日本人なのにキムチは何度も作ったことあるんですが、シンプルな白菜の塩漬けは初です。


ゆず入りです。



あ~、なつかしいなぁ。 

子供のころは母が冬になると大きなポリバケツで白菜つけていたっけ。


漬けて日がたってくると、すっぱくなった葉でアツアツのごはんをくるっと巻いて食べたわね。





と、懐かしみながらちょうどいい漬け具合の自家製白菜漬けを食べるも、なんか実家の味と違う。




なんだろ?

なんだろ?

なんだろ?




しばらく考えて


あ!そうか

子供のころって「うまみ調味料」かけてたんだ!

あの旨み(と感じさせる)の力ってすごいのよねー。




もちろん、うちにはないのでかけません。





大根醤油漬け
山椒としその実の醤油漬け

山椒があとからしびれるしびれる








白菜漬け





寒中お見舞い申し上げます

2016-01-21 | 大道芸
あっという間に年始からもう3週間

新年のご挨拶を失礼させていただいて、皆様には寒中お見舞い申し上げます。



そして間もなく・・・あれから1年

もう1年です。

ああすればよかったんじゃないか。思慮が足りなかったんじゃないか。配慮も足りなかったな。

などなど、なんにしてもいまだ後悔ばかり。

後悔してもどうにもなることでもないので、もう少ししたら、良いことだけ思い出していければ、と願ってます。


この一年、ちっとも喪中らしくなく、まあ親不孝者、不届きものと言われそうなほどあっち行ったりこっち行ったり、あれやったりこれやったり。


実家は浄土真宗なので喪中も忌中もないそうなので気にすることでもないのでしょう、と都合よく解釈。 
世間様に合わせて喪中のハガキは出しましたけど。



ということで、お正月のご挨拶も別段普通にしていいらしいのですが。。。




さて、こちらももう10日も過ぎてしまいましたが、





さいたま新都心に河童出現!!!





さいたま新都心にて開催された「さいたま新都心大道芸フェスティバル」の1シーンです





セクシーDAVINCI

多くの人を惹きつけるセクシーっぷり
(ピンボケでごめんね)












ダメじゃん小出






サンキュー手塚






フィナーレ







もちろんこの人もいました

加納さんを探せ。。。






観客に面をかぶせやらせておいて眺めている青いジャージ

加納真実さん




たくさんたくさん笑わせてもらいました


加納さんの「洗濯」見たいなぁ。。。(わかる人にしかわからない話ですみません)





こんなお気楽ものですが、今年もご贔屓によろしく御願い奉ります。




クリスマスイヴの予定/週末ごはん

2015-12-21 | 週末ごはん・お酒
先週、お仕事から帰ったダーリンがいきなり「ごめん!」「ごめんなさい!」と理由も
言わずに何度も何度も謝るので(その割にはあまり悪そうじゃなく半分笑ってたような。。。)

なに?

怒らないから言ってみなさいよ、と喉まででかかって、いや、ことによっては怒るよね
とにかく

そんなに謝るっていったいなんなのよ?



と聞くと

「クリスマスイブに飲み会になっちゃった」ですと。




クリスマスイブは私、今年最後のヘアサロン行っていいよね?って
先月から確認して了解もらってたはずなんだけど。

クリスマスは25日だし。
だいたいクリスチャンじゃないし。
って。

そう、先に予定入れちゃったの私。


「えー?そんなこと言ってた?俺聞いてた?」



まーた人の話聞いてないんだから!


どちらにしても怒られるダーリンなのでした。




さ、「週末ごはん」

ちょっと前ですが





カーボロネロ(黒キャベツ=結球しない)のロールキャベツ
ナスも一緒にトマト煮
煮詰めすぎてソースがなくなった!

お魚(なんだったか忘れた)
炙り刺し
オリーブオイルソテー

すだち塩チキン(胸肉)



クロアチアから搾りたてオリーブオイル と「週末ごはん」

2015-12-15 | 週末ごはん・お酒
クロアチアに行ってきました!!

といっても、北千住 ^_^;

北千住ルミネで期間限定で展示販売中のクロアチア産オリーブオイルをはじめとする品々。


お気に入りのエクストラバージンオリーブオイル2015搾りたてが入るというので勇んで
行ってまいりました。





クロアチア産エクストラバージンオリーブオイル オレウムヴィリデ
(ブジャ・フラントイオ)
ビオいちぢくジャム
オリーブ入りのパン
おばあちゃんが作ってくれるような滋味深いクッキー







さっそくイタリアでいうところのフェットゥンタに♪
塩とお好みでニンニクをすりつけ軽く焼いたパンに新油をたっぷりと






さて、お久しぶりの「週末ごはん」




メジナ(グレ)のお刺身・カルパッチョ
メジナのグリルフレッシュトマト・ピーマンソース

メジナは冬時期はおいしいそうです

ナスのパルミジャーナ風
カーボロネロ(黒キャベツ)のトマト煮





フラントイオはイタリアでもおなじみのオリーブ品種
ブジャはクロアチアの固有品種

エチケットがとってもオシャレ
ブジャはお気に入りのオリーブオイルです




==北千住ルミネ1Fにて1月4日まで==




オリーブオイル
トリュフオイル
トリュフソース
トリュフ塩

ジャム
蜂蜜

パン・クッキーは週末限定だとか