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ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ

2012年06月27日 | Workshop

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ
https://www.amazon.co.jp/dp/4862760171/

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ

「対話とはプロセスである」という考え方。他者を理解するためには、対話が必要であることを強調している。
しかし、作者のボームとアインシュタインが全く対話の出来ない関係にまでなっていることを考えると、とりあえず対話できただけでも、何らか成功というパターンがあるのかも、と思いました。

以下、抜粋■
〇対話
人間的な経験という並外れて広い範囲を探るプロセス
参加者全員の間に存在する、自由な意味の流れ
意識それ自体の理解を目的としたもの
話し手のどちらも自分が知っているアイデアや情報を共有しようとはしない。むしろ、二人の人間が何かを協力して作るものである
対話で新しいものが創造できるのは、人々が偏見をもたず、互いに影響を与えようとすることもなく、また相手の話に自由に耳を傾けられる場合に限られる。話し手の双方が、真実と一貫性のあること「コヒーレンス」に関心をもつことが大事だ
ともに参加する以上の意味があり、人々は互いに戦うのではなく、「ともに」戦っている。つまり誰もが勝者となる
輪になって座るような幾何学的な並び方だと、誰かを有利にすることはない
物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない、自分の意見を目の前に掲げて、それを見る、様々な人の意見に耳を傾け、それを掲げて、どんな意味なのかをよく見ること。自分たちの意見の意味がすべて分かれば、、完全な同意には達しなくても、共通の内容を分かち合うようになる

〇対話グループ
どんなことに対しても決定を下したりしない。これが重要。参加者に義務感がない。参加者は、オープンで空なスペースを持っていて、どんなものでも入ってこられるようにしておく必要がある。
様々な人が、それぞれ違う考え方をするのが有益。
大切なのは、永遠に存続する、不変の対話グループを築くことではなく、変化を生み出せるまで続くグループを作ること
対話を継続することが非常に重要、必要なのは意味の共有

〇意見
「想定」でもある。人々は、参加する以前から様々な種類の想定を持っている

〇進行役
初期の段階では役に立つが、できるだけ早く、その役割から離れ、グループ自らに計画を立てさせるように仕向けることが大事。

〇参加型思考
個々の境界は通り抜けられるものとして感じられ、事物は互いに潜在的な関係を持ち、目に見える世界の動きはきわめて重要な本質に参加している感覚を与えるもの
「具体的な」知覚ではたいてい手が届かない、人間関係の積み重ねを理解する能力がある。
すべてのものがあらゆることに参加しているとみなす。参加者自身が地球を分かち合っている、個人という概念はない。

〇「参加」とは
「分かち合う」:源泉を分かち合う
「参加する」:人を何かに加わらせること

〇具体的思考
実践的な結果思考の考え方。ありのままに、そして明確な状態で個別に形作ること

〇思考
鋭敏な暗黙のプロセスを指す。考えることのプロセスは非常に鋭敏なものである。基本的に、その意味は言葉で表されることはない
個人的なものではない、文化全体の中で生まれ人に影響を与えているもの

〇認識の基本
鋭敏さとは、何かが起きていることを感じ取る能力。自分の反応の仕方や他人の反応の仕方や他人の反応の仕方を察知し、ごくわずなか相違点や類似点に気付くこと。こうした点をすべて感じ取ること

〇暗黙知
言葉に表すことはできないが、確かに存在する知識のこと



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