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聞く力―心をひらく35のヒント

2012年12月30日 | Usability UX

聞く力―心をひらく35のヒント 聞く力―心をひらく35のヒント

 

 

 

 

AIITの人間中心デザインプログラム ユーザ調査技法の講義でおススメされていた本。
2012年に100万部売れたベストセラーです。

質問力
http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/510f2c9ff2fbebaf1732b60535fcf9dc
が日本語の理論からインタビューについて分析し理論的に書かれているのに対し、より「場」の雰囲気を大切にするものとなっています。読み物としてはさっくり読めるし、面白いですが、手法として手元で繰り返し読むという感じではないかもしれません。

以下、抜粋■

P13:同じ話も新しい話も感動的な話も、人に話を聞くことで、自分の心をときめかせたい

P32:相手が「この人に語りたい」と思うような聞き手になればいいのではないか?こんなに自分の話を面白そうに聞いてくれるなら、もっと話しちゃおうかな、あの話もしようかな。そういう聞き手になろう。

P33:インタビューは質疑応答。もっと日常的な言葉を使えば「会話」

P46:「慣れる」ということはない。「慣れたな」と思ったとたん、落とし穴にはまります。だからゲストと会うときは初心者気分。

P53:質問をする。答えが返ってくる。その答えのなかの何かに疑問を持って、次の質問をする。また答えが返ってくる。その答えを聞いて次の質問をする。まさにチェーンのようなやりとりを続けてインタビューを進めていくことが大事。

P57:質問の内容はさておき、「あなたの話をしっかり聞いていますよ」という態度で臨み、きちんと誠意を示すことが、まずはインタビューの基本

P59:自分で「あれっ?」と思ったことを率直に相手にぶつけると、それだけ相手の仕事に注視しているのが伝わって、思わぬ話につながることがある

P62:事前の準備はほどほどに。相手に最低限、失礼のない知識は入れておくにしても、相手についてすべて知ってしまったかのような木本にならないよう、未知の部分を残しておくことが大事

P74:どんなに真面目な話をするつもりでも、人間同士、とりあえず相手の気持ちを思いやる余裕は残しておきたい。そういう気持ちを伝え、様子を測りつつ、こちらの聞きたいことをぶつけていかなければ、相手は聞き手に心を開きにくいだろうと思います。

P77:自分と同じであることを「正しい」とか「当然だ」と思わないようにさえすれば、目の前の人が、「私」とどう違うのか?、どのくらい近いのか遠いのかが、そのスケールをもとに質問を広げていくことは、有効な手立ての一つとなる。

P98:聞き手のさりげない反応によって、何かを触発されることもある。聞き手は語り手の、そんな脳みその捜索旅行に同行し、添いつつ、離れつつ、手助けをすればいい。その結果、意外な掘り出し物を探し当てるという楽しみも、聞き手の醍醐味となるでしょう。

P110:少しでも「面白いな」と思ったら、それを表情や態度でちょこっと話手に伝えてみてください。聞き手のそういう反応だけで、話しの内容はずいぶんちがってくると思います。

P121:いったいこの話題は世間に広く知られていることなのか、それともまだほとんどの人が知らない話なのか。それを確認するためにも、過去のインタビュー記事やご本人の著作をチェックしておく必要がある

P141:人は皆、360度の球体で、それぞれの角度に異なる性格を持っていて、相手によってどの都度、向ける角度を調節しているのではないか?

P149:ただ聞くこと。それが相手の心を開く鍵なのです。

P159:オウム返しの次につながる答えは、その言葉をさらにかみ砕いた話になることが多い

P184:相手の話を聞く時は、できるだけ視線をそらさないように気をつける。じっと見つめ過ぎて、友情以上の気持ちが相手に生まれても先方にご迷惑でしょうから、そういうときは目だけではなく、顔全体を少し移動させるとか、ときどき下を向くとか、視線の休憩時間を挟んで、でも決して落ち着かない目つきだけはしないように心掛けている

P191:相手の話を聞きながら、「ああ、わかるわかる」と思うときは確かにありますが、その瞬間、本当に分かっているのか、君は?」と問いかける作業も、同時にするように心がけています。

P216:「これは聞き流してはいかんだろう」というポイントは、得てして、ほんの小さな言葉の端に隠れているもの。さりげなくつけ加えた形容詞や、言葉の最後に挟み込んだ普通名詞や、ちょっとした小さな言葉、そういう謙虚な宝物を見過ごしてはいけません。

P222:じっと待っていると、相手の心や脳みそがその人なりのペースで動いていると感じられることがあります。決して故意に黙っているわけではない。今、相手はゆっくり考えているのだ。そのペースを崩すより、静かに控えて、新たな言葉が出てくるのを待とう。その結果、思いもかけない貴重なことばを得たことが今までもある。

P244:服装選びに「場」を考慮することは大事

 

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