オーシャン東九フェリー 「おーしゃんうえすと」内 フードスクエア

2010-04-02 18:19:55 | 船めし

 昼メシを終えると、あとはただひたすらのんびりゆったり過ごすだけ。長距離フェリーでも、真っ昼間を船上で過ごすというのは北海道・沖縄航路を除けばこの航路ぐらいですので、貴重な経験です。

 当初の予定では晩メシまでひたすらのんべんだらりんと本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすつもりだったのですが、なかなかそうは行きませんでした。

 紀伊水道を抜けて熊野灘に出たあたりから、実にイヤ~な揺れ方をし始めたからです。ローリングはそれほどでもなかったのですが(ゆえにクオカードには縁なし)、ピッチングがかなりキツく、ゆるやかなローリングとキツめのピッチングが組み合わさったなんとも不愉快な揺れ方だったのです。

    

 この写真はちょうど潮岬沖あたりで撮影したもの。球状船首が完全に露出していますね……。

    

 船首の部分を拡大してみました。よく見るとオッサンが一人、作業をしています。大丈夫かいな、この人???

 そんなわけで、いまいち落ち着かない数時間を過ごしたわけですが、軽い眩暈を覚えながらも、あたりが暗くなりだすとハラだけは一丁前に減るのですからおかしなものです。次にこの航路に乗れるのがいつになるのかわからないので、なるべく色んなものを食っておきたいと思い、晩メシは次のようなラインナップとなりました。

    
 「カゴメ 押し麦ごはんでホットチリライス(¥200)」。安い!

 これまた冷凍食品。日清食品のカップ麺とこのカゴメの自販機の分だけ、なぜかかつてのオーシャン同様サービス価格で提供されています。

    

 箱の中身はこんな感じ。冷凍の麦メシとレトルトのソースが入っています。

    

 押し麦だらけですね。

    

 レトルトのソースをかけて、レンジで2分!

    

 押し麦といい、ひよこ豆といい、レンズ豆といい、食感の悪いものばかりなので、あんまりおいしいものでもありません。まあ、健康食品だと思ってガマンしながら食うというのが正しい向き合い方かと。食物繊維が異様に豊富なので、お通じの乱れがちな長い船旅(フル区間だと2泊)にはいいのかも知れませんね。

    

 なんとも言えない食感の悪さを派手めの味付けのソース(そんなにピリ辛でもなかった)でごまかしつつ食うべし!

    
 「かけうどん(¥200)」。良心的!

 やはり、このうどんはハズせませんね。

    
 「ナポリタン(¥400)」。

 メインの冷凍食品自販機からも何か食べておこうと思い、迷った末ナポリタンにしました。親子丼がアレだったため、ごはんものはちょっとね……。

    

 味の方ですが、結論から申しますと、

親子丼よりは遙かにマシ

でした。っちゅうか、フツーにウマい。まあ、けっこう昔からパスタものは冷凍食品の定番(ハ○ス食品とか、よく深夜にCMやってたよな。富田靖子とか使ってさ……)だったので、技術面で洗練されているんでしょうね。

 ただ、このナポリタン、自販機には自信満々に

野菜たっぷりのナポリタン

て書いてあるんですけど、

(゜Д゜ )ハァ? どこが???




 ……「もうええっちゅうねん!」という声も聞こえてきそうですが、「フードスクエア」篇、まだまだ続きますよw

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4 コメント

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Unknown (toshi@maru)
2010-04-02 20:45:27
東京への足にフェリーをご利用いただきありがとうございます。

喫食事情は鉄道さながらかなりの合理化が図られこのような対応となってしまっています。

しかし他の輸送モードと異なりちゃんとしたスペースで暖かい食事がとれることでよしとしていただきたいと思います。

しかし、ジャンボフェリー~オーシャントランスは目から鱗でした、阪神の方に東京への船旅は南海電車~南海フェリー~オーシャントランスを勧めていました!(爆♪

遅ればせながらコメントレスありがとうございました。
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toshi@maru さん、コメントありがとうございます。 (チン☆テクラ)
2010-04-02 21:44:43
>ジャンボフェリー~オーシャントランスは目から鱗

 過分なるお言葉、ありがとうございます。しかし! 実は、もう1日休みが取れていれば、

・神戸→阪九フェリー→新門司
・新門司→オーシャン東九フェリー→東京

というルートを考えていました。いつかは上記のルートにさらに

・大洗→商船三井フェリー→苫小牧西
・苫小牧東→新日本海フェリー→敦賀

を加え、「本州ほぼ一周」フェリー旅をしてみたいと思っています。九越フェリーが生きていたら「本州一周」フェリー旅ができたのに……。

>ちゃんとしたスペースで暖かい食事

 広々としたスペースがあるというだけで大満足です。たぶん、寝台列車も、寝台を蚕棚のようにして省スペース化し、浮いた分を公室(サロンカーのような車輌を2輌ぐらい連結する)にして”寝るのは寝台、くつろぐのは公室”というふうにした上で料金を適正な水準に見直せば飛行機とも十分競合できると思うんですけどね……(大阪-大分間が開放B寝台利用で片道一人\20,000強、しかも深夜発、昼前着じゃあ誰も積極的に利用なんてせんわなあ……)。

 まあ、JRの場合は「遠くへ行くほど割高感が募る料金体系」を前提に全ての料金が設定されているので、寝台列車だけ別系統の料金を設定すると他の優等列車との料金の整合性がとれなくなる、という事情もあるのでしょうね。

 長距離鉄道に対しては、個人的には「寝台なんて窮屈でもいいから、ゆったり足を伸ばしてくつろげるスペースを確保してくれ!」と思いますね。BTが全滅し、寝台特急が庶民にとっては完全に高嶺の花となった今となってはむなしい叫びですが。
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Unknown (naitya2000)
2010-04-03 00:54:39
去年、サウスに乗船した時、レトルトリゾット+とれたてキッチンの組み合わせで食べたのを思い出しました・・・。
レトルトの販売は今もあるんですね!
ほっとしました^^;。
冷凍食品の価格アップは仕方ないにしても、割安だと思います
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naitya2000 さん、コメントありがとうございます。 (チン☆テクラ)
2010-04-03 23:42:13
>冷凍食品の価格アップは仕方ないにしても、割安

 せめてもう¥100安かったらなあ……、と思います。スタンダードの方はうどんがあるので2泊3日のフル乗船でもどうにかなりそうです。

 カジュアルの方は、うどんがない上に「ほまれ寿司」まで姿を消した(←ホントなんですかね?)とあっては魅力半減以下ですね……。
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