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お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

彼岸花とアカマンマを探しに北へ、桃の木川の芋車は健在、原の郷は彼岸花ダラケ…

2009-09-14 21:56:43 | ヒゲクマとキキの日記

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ヒゲクマの家では、ホトトギスとハギが盛りを迎えています。

秋の花は好きです。

そうだ、彼岸花とアカマンマを探しに行こう。

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<発想が単純過ぎやしませんか…>

「Simpl is best!」

<何言ってんだろうね>、キキはあきれていました。

  

家を出ると、広瀬川沿いを北上することにしました。

Dscf3349 第一彼岸花発見は、岩神町三丁目、古書店「大閑堂」さん近くの広瀬川の岸です。川岸の植え込みの中にありました。

Dscf3350 北へ500m、岩神町四丁目、広瀬川の上に作られた遊歩道の植え込みの中で二つ目を発見、結構いっぱいありました。

Dscf3351_3 また北へ500m、今度は小出発電所の水槽の東側、上小出町2丁目の菜園の彼岸花です。

更に北に、上小出町3丁目の東京電力前橋発電所の近くまで来ました。

Dscf3352 ありました、ありました、アカマンマです。でも、このアカマンマ、小さいときに遊んだのと違います。これはオオケタデ、帰化植物ですよね。

Dscf3353 私が遊んだアカマンマはイヌタデ、こんなに大きくないし、こんなに鮮やかなピンクをしていません。赤飯ほどの赤さです。でも、アカマンマ第一号です。

Dscf3355 東電前橋発電所裏、水産試験場の裏藪前の菜園にも彼岸花が咲いていました。

Dscf3359 この菜園にはさつま芋が植わっていました。葉っぱを一枚いただいていもの葉のペンダント作ったのですが、かけてあげる人がいません。愛車のサドルにかけました。

ここからしばらく彼岸花もアカマンマも見つからず、約2km上流、関根町の関根発電所まで来てしまいました。

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ここで、4匹の若い猫に会いました。

明らかに、捨てられた猫たちです。

哀しいことです、身勝手な人間は、この時何をしているのでしょうか…

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関根発電所の水槽の縁には、カワウとカルガモがくつろいでいました。

  

Dscf3395 更に1km北上、田口町の桃の木川の最上流部に来ました。きれいな小川です。大好きな場所です。

Dscf3374 見っけました、アカマンマ、イヌタデです。でも、赤みは僅かで、ほとんど白色です。イヌタデには、ときどき白い奴もいるんですが、ここのは白いのばかりです。

Dscf3382 芋車の上に咲いているのも、白いアカマンマです。変だよね、白いアカマンマって言い方。でも、そうなんだ。

Dscf3383 カワトンボがたくさん飛んでいました。たぶん、アオハダトンボっていうのだと思います。以前、隣に鯉池があったときは、ヒゲクマの家にもたくさん遊びにきていました。

Dscf3394 コチラは、イナゴです。今時は珍しい存在です。昔は、たくさん獲って佃煮に煮ていたのですが…

Dscf3386 ジュズかな、ハトムギかな、花をつけていました。彼岸花とアカマンマといってきたけど、ここに来るとあれもこれもになってしまいました。

  

Dscf3397 更に上流、桃の木川が三面コンクリートの水路になってしまったところで、彼岸花に会いました。

Dscf3398 その上の、桜の木の根方にもたくさんの彼岸花が咲き始めていました。

Dscf3400 彼岸花を一つ摘んで、ネックレスを作りました。首にかけてくれる人はいませんから、桜の枝にかけました。

   

こんなことして遊んでいたら、「館長さんじゃねえんかい?」って声かけられちゃいました。

近くの菜園で畑仕事をしている眼鏡のおじさんです。

「ええ、県の文学館の館長していた佐藤ですが、どちらでお会いしましたっけ?」

「やっぱり館長さんかい、ほら、バスの中…」

そう、通勤に使っていた関越交通バスの運転手さんでした。

しばし、四方山話、嬉しいんですよね、こういう再会って。

「こっち来たらよんないね…」、お別れの言葉です。

  

Dscf3403 田口町から東へ上ると、そこは富士見町(旧富士見村)原之郷です。大正用水が流れています。

Dscf3404_2 赤城山も鍋割がやたらとでかく見えています。近づいてしまったんです。

  

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原之郷の農地に出たら、彼岸花は探す必要がなくなりました。あっちにもこっちにも、そこにもここにも彼岸花なんです。

Dscf3410 彼岸花越しに、ふもとの前橋のまちのビルが見えていました。でかいのは県庁だっけ。

Dscf3412シロバナマンジュシャゲも見つかりました。これ、園芸種が野生化したんだと思いますけれど…

  

Dscf3411 こんなにいっぱいの彼岸花見ていたら、彼岸花探しは原之郷で打ち切ることになりました。

でも、きれいだよね、いろいろ言われる花だけど、きれいだと思うんだな。

  

それで彼岸花止めて、下ってきて、桃の木川の川岸の道に出ました。

Dscf3416 やっと見つけました、これぞアカマンマ、イヌタデ、でもチンコイやつでした。もう秋なのだから、もう少ししっかりしたのがいいなと思っていたら…

Dscf3418 あった、あった、桃の木川の川の中、立派なアカマンマの群落です。こういうの見たかったんです。

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こっちでは、イヌタデとオオケタデが一緒の群落をつくっていました。

そばに寄ってみることのできない場所に、アカマンマはいっぱいいました。

  

お昼には、まちに戻って、いつもの暮らしに戻りました。

   

9月23日は『前橋子ども芸能座』ですのウェブページを新設しました。ご覧ください。   

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200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は9月26日、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。

 


パテと紅玉ジャムとサンマのサラダ、4丁目の敬老会、お手伝いすんで…

2009-09-13 17:10:39 | ヒゲクマとキキの日記

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焙煎館の昼食会用の召し上がり物です。

ブロッコリー、カボチャ、サケ、豚肉の4種類のパテ、それと紅玉のジャムです。

パンは、焙煎館で用意してもらって、皆さんでパテやジャムで楽しんでもらおうというわけです。

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コチラはサンマの酢漬けのサラダです。

同じ形になったかどうかは分かりませんが、材料はお届けしました。

多分、美味しく召し上がっていただけたと思います。

  

Dscf3293 城東町の朝の路地、猫がのんびりゴロンしてます。

Dscf3295 こんな猫です。

猫を横目で見ながら、町内の敬老祝賀会のお手伝いに出かけました。

  

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城東町4丁目、今年の敬老者(75歳以上の方)は203名です。

このうち、60人以上の方が公民館に集まってくださいました。

賑やかで、楽しい集まりでした。

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公民館の花壇には、オオスカシバが遊びに来ていました。

いつ見ても、綺麗な虫です。

  

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敬老祝賀会のお手伝いがすんで、焙煎館の昼食会のようすを聞いて一安心、あとは散歩です。

今日も赤城山がきれい、幸塚町の桃の木川の土手で見ていました。

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川の中ではカルガモが逆立ちして、川底の水草を食べていました。

尾を立てて、足で場バチャバチャ水を蹴上げて、面白い姿です。

  

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帰り道、佐久間川の石垣に大きな野ブドウの塊りを見つけました。

でも、塊りのそこここに、紫の花が見えるんです。

変だと思ってよく見たら、野ブドウと、紫の花を咲かせる植物が、一緒に大きな塊りになってました。

なんとなく、得した気分になりました。

  

さあ、今日はたくさんご用事したから、これから「きさく」に飲みに行きます。

いっぱい飲んで、酔っ払うかもしれません。

  

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イソカツ(海苔入りミルフィーユカツ) 「ヒゲおじさん厨房に入る」9月12日

2009-09-12 09:10:44 | 「ヒゲおじさん厨房に入る」

Dscf3281 いつもの朝と一緒、キキは新聞を読んでます。

Dscf3283 <この挿絵のおばちゃん、知っているよ、元気のいい海苔屋のおばちゃんでしょう>

そうです、鳥山海苔店の三代のおかみさんを野村さんが描いてくれました。

   

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今朝の朝日新聞群馬県版掲載「ヒゲおじさん厨房に入る」です。

クリックして、ポップアップ画面でご覧ください。

テーマは『イソカツ』です。

  

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こんなカツなんです。

それでは、イソカツ復習編です。

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使う肉は、豚のロース肉をしゃぶしゃぶ用に薄く切った肉を使います。

普通の薄切り肉ではダメ、しゃぶしゃぶ用の薄切り肉です。

まな板の上に、6枚から7枚並べて、軽く塩コショウします。

端の一枚を除いて、細かくもみ砕いた海苔を2枚分振り掛けます。

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のりをのせた薄切り肉を重ねていって、一番上に海苔をのせてない一枚を乗せます。

これで、薄切り肉と海苔がミルフィーユ状に重ねられました。

  

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全体に薄力粉をまぶしながら、形を整えてあげます。

このときに、ぎゅっと押して固めてしまわないよう、優しく扱いましょう。

  

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溶き卵をくぐして、パン粉をつけます。

細めパン粉のほうが、歯の悪い人やお年寄りには向いてますよ。

  

160度から170度(いわゆる中温)の油でで、4分から5分、途中裏返しながら揚げます。

揚がったら、幅1.5cmほどに切って盛り付けましょう。

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ソースで食べても美味しいのですが、ポン酢であっさりと頂いてもいけます。

柔らかなイソカツ(海苔入りミルフィーユカツ)です。

  

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もみ海苔のほかに、大葉と新ショウガを試してみました。

カツ1枚あたり、大葉は20枚、新ショウガは40gを細かい千切りにしてはさみこみました。

たっぷりはさみこんだ方が、柔らかくなりますし、はさんだ素材が生きますよ。

どちらも海苔に負けない美味しさでした。

   

間もなく敬老の日です。

歯で悩んでいるお年寄りにピッタシのカツです。

是非お試しを。

  

  

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朝から呑龍、新ショウガの酢漬け、西に向って萩探し、初物の紅玉…

2009-09-11 22:39:14 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf3221_6<キキ、このおばちゃんに会ったことあるよ>

「一緒に行ったよ、ききょうのママだね」

<呑龍っていいとこ?>

「いいとこだよ、こないだもヤギカフェでカレー食べたよ」

   

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群馬県産の新ショウガが出てきました。

これで、1.7㎏、梅酢を加えた甘酢に漬けました。

漬け液の基本は、水1、食酢1、砂糖1、(容積比)に、梅酢を適量加えます。

ヒゲクマは、砂糖はちょいと控えめ、梅酢は食酢の3割ほどにしています。

これが、本来の紅生姜なんです。

  

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玄関の挿花が萩と雄花になりました。

うたかた亭の萩もしっかり開花しています。

そうだ、萩を探しに行こう、ヒゲクマがあることを知っているところには行かないで、行き当たりばったり萩を探そう。

西に向って、そう、西に向って、萩を探しに行こう、ということになりました。

  

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住吉町から昭和町、猫には会うけど萩には会わずです。

昭和町は、昔は萩町、このまちで萩見つけねばなんになる…

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あった、あったよ、萩町の白萩見っけたよ!

見事に満開でした。

萩町の大黒屋、おはぎの専門店だったんだけど、今はありません。

  

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そして、更に西に、利根川渡って、上越線越えて、総社山王町の五千石用水にたどり着くまで、萩を見つけることはできませんでした。

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山王廃寺辺りで、すごく良い香がします。

どこからだって探したら、生垣の向こうからでした。

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銀木犀が満開でした。

でも、目的は萩、木犀ではありません。

  

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やっと見つけたのは、関越自動車道路を潜り抜けて高崎市(旧群馬町)に入ってからでした。

国分の薬師堂の入り口の萩です。

よかった、萩に会えた…

  

そして更に西へ、  

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国分小学校近く、茶道教室を開いているお家の門の脇から、白萩がこぼれていました。

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すぐ隣は、前橋の遊園地坂下にあるパン屋さん、すずめ堂の工場でした。

へえ~、こんなところに工場があるんだ、初めて知りました。

   

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Uターンして、国分寺跡まできたら、猫に会いました。

<何してるの?>

「萩を探しているの」

<萩なら、ソコにたくさん咲いてるよ>

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宮城の萩と白萩の混ざった大きな萩の塊りが、五つも並んでいました。

コレガハギナンデス、コレガハギナンデス

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「ありがとう、教えてくれて」

<向こうで、彼岸花も咲き始めているから見てくといいよ…>  

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咲き始めの彼岸花がちゃんとありました。

   

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帰り道、胡麻を干している農家がありました。

よく干して、脱穀して、洗って、また干して…

  

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高崎市の国分からも赤城山がよく見えていました。

白い雲が、勢いよく流れていました。

  

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家に戻ったら、この秋、初物の紅玉が届いていました。

皮を入れてジャムに煮ると、素敵な色の秋のジャムになります。

  

子どもたちのためのふれあい体験教室「日本舞踊」が始まりました』のウェブページを新設しました。ご覧ください。   

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200806072 今度の「ヒゲおじさん厨房に入る」は9月12日、朝日新聞群馬県版に掲載予定です。

   

 


秋の赤城山、13日の焙煎館ランチ、降り注ぐ銀杏…

2009-09-10 22:37:34 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf3199 朝、東片貝町まで用足しに行きました。

北西の風が吹いていて、赤城山がしっかり姿を見せてくれていました。

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ブロックの塀の穴に、猫のお尻がありました。

そのまま、穴の中に入ってしまうのかと思ったら…

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穴の中でくるっと向きを変えて、穴から出ると、道をスタスタ渡って行きました。

猫のやることはよく分かりません。

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空は、秋の雲、風に乗って勢いよく流れていました。

   

まちに戻ると、焙煎館に行きました。

13日に焙煎館でランチをするって言う酔狂な皆さんがいるというのです。

それで、ヒゲクマが料理を作ることになりました。

その打ち合わせだったのですが、グループ10人のほかにカップル2人、計12人分ということになりました。

カップル2人は全くの想定外、もう増やさないでってお願いしてきました。

ご予約いただいた皆さんに限って、喫茶店の楽しいランチタイムメニューをお届けします。

同じ日に、城東町4丁目の敬老会がありますので、申し訳ないのですが、ご接待は出来ません。

  

Dscf3208 家に戻ると、キキは猫マンションの屋上でまん丸になってお昼寝してました。

この格好は、秋からのお昼寝スタイルなんです。

   

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午後、笛吹きさんを訪ねたとき、少し遠回りしました。

ヒゲクマの一番古い記憶のなかにある小さな水路を見に行きました。

記憶の中の水路はコンクリートの水路ではありません。

フナやドジョウやギュッタが泳ぐ水路でした。

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近くのゲートボール・コートの脇のイチョウの木から銀杏が降り落ちてきていました。

風に枝が揺すられるたびに、実が落ちてきます。

降ってくる銀杏を見ていたら、お向かいの家から箒を持った老人が出てきて、道路上に落ちた銀杏をゲートボール・コートに掃き込みました。

「拾って召し上がらないのですか…」

「めんどうくせえがね…」

   

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ユキ子さんがUさんから長野のワインをいただきました。

ワインを飲むというので、洋食を作りました。

ビーフストロガノフ、キャベツのサラダ、バジル風味のピラフです。

ワイン、美味しかったです。

  

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