数日前の上州屋さんの投稿、「前橋公園八景」に「東照宮夜雨」ってのがあったいなって思いながら眺めていました。
午前中は、国領町の野口組へ社長さんに会いに行きました。お昼には、弁天ワッセで水野真由美さんに会って、夕方は、司法書士の深田さんにアドバイスをもらいに出かけました。東照宮に立ち寄ったのはそのときなんです。
コチラは、山村慕鳥が通った聖マッテア教会です。
何年前のことになるでしょうか。
ぐんま天文台ができて間もなくのころだったと思います。
宮沢賢治学会の皆さんが、天文台と北毛青年の家を使ってセミナーを開いてくれました。
そのとき、古在由秀さんが珍しく奥様を伴ってこられました。
そして、弁護士の後藤昌次郎さんご夫妻もいらっしゃいました。
後藤さんは、岩波新書の「冤罪」の著者、松川事件を初めとするこの国の不思議な事件の弁護人を勤めてこられた方です。
今は、「神戸少年事件」の真相解明に取り組んでおられるはずです。
お会いするのは、その時が初めてでした。
今は閉鎖された群馬県女性会館の館長席の窓から見えていたカエデが、今年も色づいていました。見る人はいなくなってしまいましたが…
後藤昌次郎さんは、宮沢賢治と同じ岩手県のご出身、賢治の詩曲を上手に草笛で奏でておられました。
そう、弁護士で草笛奏者なんです。
奥様は、とっても静かな方でした。
後藤さんが、大声でお話をされ、草笛を吹かれるのに、じっと耳を傾けておられました。
前橋城跡の土塁の上の大きな山茶花は、花をいっぱいいっぱいにつけていました。 ここに来るのは、ずいぶん久しぶりです。
古在先生ご夫妻と後藤昌次郎さんご夫妻のために、ヒゲクマは夜食と朝ごはんをご用意させてもらいました。
夜食は、ご一緒された天文学の関係者と遅い時間に酒盛りするための肴でした。
「このローストビーフ、本当に上手に焼けていますね」
古在夫人が、ヒゲクマの焼いたローストビーフをとってもほめてくださいました。
深田さんの事務所に寄った後の夕暮れ近い本町交差点、雨の中、人影がとっても少なかったです。
ローストビーフをほめられた翌朝、両ご夫妻の朝食をお世話させていただきました。
子持山で採れた天然なめこの味噌汁、おかずは、ヒジキの煮物、炒りおから、季節の漬物、これだけだったと思います。
「簡単でいいよ」って古在さんが言ってくれたので、でも、もう一品あったかな…
雨の本町交差点、振り返るとサーパス県庁通り、穴吹工務店が会社更生法の適用申請をしたけど、売り切れていないこのマンションどうなるのかな…
古在さんご夫妻も、後藤さんご夫妻も、質素な朝食をとっても喜んでくれました。
「ねえ、さとうさん、お願いがあるのですが…」、後藤夫人が初めて私に声をかけてくださいました。
「さとうさん、昨日の夜、残り物を捨てたでしょ、今朝は捨てないでね…」、昨夜の酒盛りの後始末をご覧になっていたんですね。
「今朝のご飯の残りは、みんな私にください。後藤と二人のお昼にいただきますから…」。
古在夫人が、叱られているヒゲクマを見て、楽しそうに笑っておられました。
中央通商店街も閑散としてました。パーラーモモヤに寄ってビールを飲みました。
朝食で残ったご飯とおかずで、古在ご夫妻と後藤ご夫妻に、小さな小さなお弁当を作らせていただきました。
遠くなった思い出、でも、ヒゲクマにとって忘れられない思い出なんです。
「ひろ子」の前まで来たら、とうに日が暮れていました。笛吹き童子とお酒を飲みました。
だから、古在由秀さんが文化功労者になったお祝いは、ヒゲクマの料理でやらせてもらうことにしたんです。
今日は、一日、雨の前橋ほっつき歩いて、記憶の糸を引きずり回していたんです。
お~い、天文台のひげさんよ~!
こういうとこ借りちゃったよ、馬場川通りの天元ビルの二階、前橋商工会議所がやっている「町の駅」、「すまいる」だよ。
地図は、クリックして前橋商工会議所のHPで、「商工前橋」選択して、11月号の「TOPICS」をクリックすると出ているよ。
細かいことは、これから打ち合わせするから、よろしく!
公共施設は安全第一、無事故大切、危険排除、仕方ないですよ。
ヒゲクマは、以前中央公民館に利用拒否された経験を持っていますから、お呼びがかかったとき以外は近寄らないようにしています。
「スマイル」は、お酒を飲むよと説明したのですが、内諾をくれました。でも利用上の「条件」はありますから、9日に商工会議所と詳細を打ち合わせます。
市民であれば、会合や講習などに貸してもらえるようです。良かったです。
まりなママさん
昨日は、夕方からしばらく「ひろ子」で飲んでましたよ。
見えましたか、見えそうで見えないのがあのお店の中なんですよ。
「前橋○○景」を思い出していただいて、ありがとうございます。さっそく、佳作が拝見できてうれしい限りです。雨天の写真は案外撮りにくいものです。
東照宮の灯りは、通りかかって見たことがあります。この種の灯りは、最近ハヤリものになっている「ライトアップ」とは異次元の世界を現出している。日本人の情緒に根ざしているのか、心の中に訴えるものがある。こういうライティングを考える人はいないものか。
おっしゃるとおりで、灯篭やちょうちんの灯りって良いものですね。
夜は、あまりカメラを持ち歩かないのですが、これからは心してみます。
けっこういろいろな場所で、暖かい灯りが見られそうな気がします。