お散歩猫のキキとヒゲおじさんの日常

ヒゲおじさんは元遊園地の園長で家庭料理人、今は新聞の料理コラムニスト、猫のキキと前橋な毎日と家庭料理をお届けします。

マコモタケ、この世の秋のあわれさを、桃井橋で、とりごぼ団子の十五夜煮

2010-10-21 00:19:48 | ヒゲクマとキキの日記

Dscf7638 はい、今朝はマコモタケの料理で始まりました。皮むくとこんな姿してるんですよ。とりあえず、1本だけ料理して、残り二本は後回しにしました。

Dscf7639 薄切りにしたマコモタケと赤ピーマンを油で炒めています。マコモタケは中華料理の食材ですから、油によく合うんです。

Dscf7640 出来上がりは油味噌です。ナスでやるでしょ、あれと同じに、炒めて砂糖と味噌と酒で味付けしたんです。

二代目もユキ子さんも、まずいとは言わなかったけれどおいしいとも言わずに、朝ごはんのおかずとして食べちゃいました。

   

残りの二本はどうしたかって、ノブ&ツナさんの真似して味噌漬けにして「ひろ子」に搬入、お客さまに召し上がっていただきました。

    

♪ 嬉しがらせて 泣かせて消えた にくいあの夜の 旅の空

 思い出すさえ ざんざら真菰(まこも) 鳴るなうつろな この胸に

クラさんは、マコモタケ食べて、この歌、一節歌ってくれました。

   

Dscf7645 <今朝、マコモタケ食べたんかい、俺だって昔しゃ歌ったんだぜ…>、日吉町で出会った左耳の先っぽがない白猫の話です。

彼が覚えていたのは、石原裕次郎と浅丘ルリ子が歌った「夕陽の丘」でした。夕陽の丘のふもと行く バスの車掌の襟ぼくろ… という歌です。その三番、裕次郎が歌うんです…

    真菰(まこも)の葦(あし)は 風にゆれ 落葉くるくる 水に舞う 

    この世の秋の あわれさを しみじみ胸に バスは行く

   

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国領町の路地で、よく会う猫に会いました。<あたしも マコモ 知ってるよ>

    

草枕 旅にし居れば 刈薦(かりこも)の 乱れて 妹に 恋ひぬ日はなし

    

<万葉集巻12 防人の歌だよ、「遠く離れていると、おまえのことを思い出さない日は一日たりともないんだよ」 言われてみたいやね…>

今日は城東小学校の寺子屋教室のお手伝いの日です。

学校に行く前に、上毛電鉄の中央前橋駅の近くで猫に会いました。

Dscf7661 <ねえ、踏み切りの脇にある橋に「橋名板」がついたよ、まだ見てないでしょう…>、そう、中央駅のすぐ南、広瀬川に架かる橋には橋の名前が表示されてなかったんです。猫の話では、どうやら名前の表示がついたらしんです。

Dscf7662 教えてくれた猫のすぐ脇に、もう一匹いました、猫が。<早く橋見に行けよ、コチトラにも都合ってもんがあるんだから…>、雄ってのは、自分の都合しか考えていないみたいです、困ったものです。

Dscf7669 この橋なんです。電車が踏み切りに差し掛かっているでしょう、その左手、擬宝珠(ぎぼうし)のついた橋柱が見えるでしょう、これが広瀬川に架かる橋なんです。

Dscf7667 下流から見た橋です。この橋は戦後に架け替えられた橋、戦前の橋の橋柱が二つだけ残されているんです。ヒゲクマが子どものころは、踏み切りの脇の橋なんで、「踏み切り橋」なんて勝手に呼んでました。でも…

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本当の名前は、桃井橋(もものいはし)というのです。それで、新しい橋名板が取り付けられたんです。

実は、ヒゲクマはこの橋の名前について調べるように頼まれていたんです。その顛末は、9月2日の記事「ミョウガ漬けて、桃井橋の由来を調べにゆきました」に書いておきました。

前の日には、天狗岩用水を散歩したんですよね。

   

Dscf7675 今日は十三夜、夕ご飯に、「とりごぼ団子の十五夜煮」を作りました。みみみさんに名前つけてもらった料理なんです。

    

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200806072 次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、10月30日掲載予定で

   

    

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