これは、昨夜の作業です。
群馬名産、国分白菜、6個を四つ割りして、濃度4%の塩水につけます。
1時間ほど漬けておくと、少ししんなりしてきます。
塩水から揚げて、葉の間をめくって、白いところに食塩をふりかけてゆきます。
葉の間に塩を振った白菜は、再び塩水に漬けもどして、重石をします。
明日まで、こうしておくのです。
何が始まったのかって、300回記念、キムチの漬け込みです。
今日の最初の仕事は、糊作り、濃い目の煮干の出汁に白玉粉を溶かし込んで煮ます。
おかゆでも良いのですが、この方が時間がかかりません。
冷めるのに時間がかかるので、最初にやります。
昨夜から塩水に漬けておいた白菜を、流水で洗い、塩分を取り除きます。
塩分を流し取ったら、籠に入れて、水を切っておきます。
ここで、キムチの漬け液、「キムチヤンニョム」の材料を紹介します。
いろんな人に、教えてもらったのですが、みんな、それぞれ違いがあります。
紹介するのは、今日の、ヒゲクマの「キムチヤンニョム」です。
白菜1個当りの必要量です。
① 糊 濃い目の煮干出汁 150cc、白玉粉 大サジ1杯
水溶きした白玉粉を出汁に溶かし込み糊状になるまで煮て、冷まします。
② 調味料 ヘテ唐辛子 大サジ4杯、アミの塩辛 大サジ4杯
砂糖 大サジ2杯、ハチミツ 大サジ2杯
③ 野菜 大根 1/3本 千本に切る、タマネギ 1/2個 薄切りにする
ネギ 1/3本 みじんに切る、ニラ 1束 5cmに切る
リンゴ 1/2個 すりおろす、ニンンク 1/2個 すりおろす
ショウガ ニンニクの1/3量 すりおろす
このほかに、韓国産の「イワシのエキス」か魚醤「ナンプラー」や、イカの塩辛、生牡蠣、生エビなんかも入れます。
今日のヒゲクマの「キムチヤンニョム」は、質素かつシンプルだと思います。
これが、漬け液の材料です。
唐辛子は、韓国産の「ヘテ唐辛子」を使ってください。
アミの塩辛は、なべに入れ、ひたひたまで水を加え、一煮立ちさせて、冷ましておきます。
なぜ? 「そうしたほうが良い」って教えられて、そうしたほうが良い加減だと思っているからです。
切ったり、すったりがすみました。
ヒゲクマも、こういうときの大根はスライサーを使って千本に切ります。
ココまで、1時間半ほどの作業、休憩します。
キキは、朝ごはん食べると、さっさとお昼寝してます。
キムチの漬け込みには、全くの無関心、見に来もしません。
休憩がすむと、しっかりゴム手袋をして、作業再開です。
洗い桶をきれいにして、その中にヤンニョムの材料を入れて混ぜてゆきます。
唐辛子は、手が荒れますから、ゴム手袋が必要なんです。
ヤンニョムが出来上がりました。
糊を入れてあるので、ねっとりした感じになっています。
漬物桶に、漬物用のポリ袋をセットして用意します。
漬物用のポリ袋を使うのは、ちゃんと乳酸発酵させるために大事な準備です。
白菜の葉の間を拡げて、ヤンニョムを葉にすり込んでゆきます。
すべての葉の間にすりこんだら、根元の方から丸めて、外の葉でくるんで丸く整えます。
丸くしたのを、桶の底からキッチリと詰めて並べてゆきます。
全部詰め終わったら、残ったヤンニョムを全部上からかけてあげましょう。
ココからが、肝心なところです。
ポリ袋の口をすぼめて、中の空気を追い出します。
体重をかけて、袋の上から押してやると、空気が出てきます。
しっかり空気を出し切って、ポリ袋の中にできるだけ空気が残ってないようにして、口をしっかりヒモでしばります。
この上から、押し蓋をして、重石を乗せておきます。
これは、乳酸菌を増殖させ、雑菌を増殖させずに乳酸発酵させるために、空気は邪魔者なのです。
空気の好きな雑菌を増やさずに、乳酸菌さんの世界を作るために空気を遮断します。
これで、涼しいところに2~3日置いておきます。
11時には、作業を終了しました。
この先の作業は、2,3日後を見てください。
お昼を済ませて、別な一仕事をこなしてまちに出ました。
重兵衛湯の煙突が、冬の青空に突き立っていました。
諏訪橋の東詰めのクリーニング屋さん。
ガラス戸の中で、5匹の猫さんが日光浴をしてました。
前橋文学館の前で、クリーニング屋さんの猫の1匹に良く似た猫さんに会いました。
後をついていったら、文学館裏の狭い隙間、灰皿がぽつんとありました。
これって、文学館の職員の喫煙場所?
用事を済ませて、家に戻って、フキ味噌で一杯飲みました。
このフキ味噌は、田舎味噌と刻んだフキノトウを混ぜて、アルミ箔に薄く塗りつけて、レンジで軽く焦げ目がつくまで焼いたものです。
良い酒の肴です。
「ねえ、キムチ作りをブログに載せちゃって、ちゃんとできてなかったらどうするの?」
帰ってきたユキコさんの質問です。
<そんときゃ、ゴメンナサイすればいいんだよね…>
キキが、代わりに答えてくれました。
前橋SNS、「続・のんべえのほうづえ」 は、前橋のお店を紹介しています。
猫本の紹介もしています。こちらもよろしく。
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」は、2月14日に掲載予定です。